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【2】私
(24)青春のいたずら
しおりを挟む『ぼ、僕と!!付き合ってください!』
放課後校舎裏に呼び出された。
その人とはほとんど話したこともなかったが友達の話ではよく聞く。
サッカー部でモテモテだそうだ。
きっとこの話をしたその子も気があるのだろう。
ごめんなさい。—————
学園生活に恋愛はつきもので、失恋もつきもの。
勇気を振り絞って告白してくれたのは嬉しいし、特別好きな人もいないからもしかしたら。
と、考えることもできるけど
きっと私とその人が付き合ったら友達の女の子は逆上するだろう。
学園生活にはイジメもつきもの。
うまく立ち回らなければ標的は私になり
少しいいと感じ始めたこの生活もきっと終わる。
今仲良くしてくれているクラスの友達達もきっと顔色を変えて挨拶すら返してくれなくなるのだろう。
きっとみんな。
みんな。——————
私が考えた皆んなの中に彼も含んでいるけれど、実際もしも
私が
靴を隠され
水を掛けられ
無視をされ
ゴミの掃き溜めに閉じ込められるような時が来たとしたら。
彼はみんなと一緒に私をイジメる?
それとも—————
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