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【1】僕
(5)手前
しおりを挟む夏休み———-
学生の最大のご褒美とも言えるビックイベントのひとつとして大きな存在感を誇る。
それは学生に等しく提供され誰もが羽目を外してその褒美を堪能する。
1週間前からこの日を楽しみにしており
夜もねれなかったり
事前に準備した荷物を何回も確認したりと我ながら遠足前の小学生のようだった。
そんな夏休み記念すべき1日目。
僕は事前にチケットをネットでとっておいたのでスムーズに東京駅行きの新幹線に乗車。
実のところ新幹線に乗るのは初めてで
その姿を見たときは正直地元の電車と形が違うというだけで感動してしまった。
新幹線の中は思いのほか快適でもう少し長く堪能していたい気持ちもあったが、やはり
メインの大都市東京のワクワクがデカく
僕はさっきまで感動していた
新幹線に乗っていることすらも忘れてしまいそうに興奮していた。
出発前から事前にリサーチしていた渋谷という所は
山手線に乗れば行けるらしい。
人が多く
お店も多く
日本の中心と言えるそこに
今から僕は行ってくる。
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