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【1】私
(1)私の親の事
しおりを挟む母と父は私が中学に上がる前離婚した。
原因は父の浮気でそれを偶然母が発見して問題になったらしい。
母は私が寝静まると毎晩リビングで
泣いていた。
結婚指輪と2人が付き合っていた時の写真を握り締めながら。
父は自分の過ちを悔いていたが、
毎晩母の悲しむ姿をみて耐えられなくなったのか父の方から離婚を告げた。
母は泣いていた。
愛する人の浮気を悲しんで泣いていた。
原因は自分にあるのかと問いかけ泣いていた。
父は何も言わず
ただ黙って母がサインした紙を握りしめいつものように家を出た。
私はそんな2人を見つめていた。
————————————————
声が聞こえる——
「お隣の○○○さん離婚したんですって」
声が聞こえる——
「○○さん。先生には何も出来ないけど、話したいことがあるなら相談にのるからね?」
声が聞こえる——
「○○ちゃん大丈夫?私たちずっと友達だからね、、」
声が聞こえる——
「あいつの父親浮気して家のお金全部もって消えたらしいぜ」
声が聞こえる——
「お前の母親ずっと泣いてるんだってな!気持ち悪い!」
声が聞こえる
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