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そのななじゅうなな
パフェとナンパとガン飛ばし
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いつものようにリシェに纏わりついているラスを眺めながら、スティレンは面白く無さそうに「そんなにリシェが好きな訳?」と呆れていた。
学校内でもべたべた、寮に戻ってもべたべた。
今現在、街に繰り出してもべたべたと、まるで強度の粘着テープのようにリシェにくっついてくる。リシェはほとんど諦めているのか、無言のままお茶をストローで啜っていた。
ラスは心底幸せそうな笑顔で「大好き♡」と言い放つ。
「あっそ…」
聞くだけ無駄なのだ。
少し値段の張る紅茶を嗜みながら、スティレンは今目の前に居る幸せいっぱいのラスと彼に完全に懐かれ過ぎて耐性を付けたリシェを見ていた。
たまには学校から出てお茶とかしたいんです!と半ば強引にラスはリシェを引っ張り出すのを見て、スティレンは二人っきりにさせるものかと無理矢理くっついて来たのだ。
暇があれば先輩、先輩とじゃれるラスに、スティレンは何故彼はそんなにリシェを気に入ってるのだろうと不思議に思う。
「ねえ、ラス」
「んー?」
人気カフェのテラスにある丸く洒落たテーブルに向かい合う形で座っていたスティレンは、退屈そうに肘を付きながらラスに問う。ラスはラスで、注文していたパフェをひたすら凝視するリシェの頭を優しく撫でながら返事をした。
リシェはパフェを凝視してしまう癖を持っている。
「そいつの何がいいのさ?」
「そりゃあ全部だよ。先輩を見るととにかく甘やかしてあげたくて堪らないんだよね…」
そう言いながらパフェを見てフリーズするリシェの頭を撫でた。
「先輩、写真を撮ったらどうです?」
ラスの言葉を受け、リシェはハッと我に返る。
「そ、そうだった」
慌てて写真を撮り始めるリシェ。
「はあ、先輩は可愛いなぁ…」
外見のチャラさに似合わないうっとりした顔に、スティレンは気持ち悪いねと吐き捨てた。
「…って言うか、あんたがリシェを先輩呼びする事自体意味不明だからね。理由を聞いたって電波な事しか言わないしさ。リシェなんて根暗な隠キャなのに何がそんなにいいのか」
ラスは「ちゃんと理由はあるんだよ。ただここじゃ理解貰えないから」とパフェを頬張って頰にクリームを付けているリシェをにこやかに眺めると、未使用のおしぼりの封を開けて彼の頬を甲斐甲斐しく拭った。
お母さんかあんたは。
スティレンは言いかけたがぐっと堪えた。
街には様々な人々が行き交っている。賑やかな通りに面したカフェには、他校の制服姿の生徒もいつもの学業から解放されリラックスした様子でお互い喋り合っていた。
「はい、先輩♡」
ラスは自分のスプーンでパフェの中のアイスを掬い、リシェの口元に運ぶ。やけに一心不乱にパフェを食べていた彼は、誘われるまま口を開きぱくりとそれを食べた。
スティレンは「餌付けされてるんじゃないよ!」とよく分からない怒り方をリシェに向ける。
「食いたいなら食いたいって言えばいいじゃないか」
もぐもぐと口を動かしながらリシェは言った。そういう事じゃないんだよとスティレンは舌打ちする。まんまとラスに丸め込まれているじゃないかと。
あまりにも甘過ぎたのか、セルフサービスの水を貰ってくる、とリシェは単独で店内に入って行った。彼の後ろ姿を見送りながら、スティレンははぁっと溜息を吐く。
「本当なら俺があいつのお世話してやるつもりだったのに」
「ふふふふ。俺、こっちの世界では誰よりも先輩に関しては出し抜いてやるって決めてたからね」
何故か得意げなラスは鼻を膨らませながら自分の胸を軽く叩いていた。
「また電波な事を言ってるし…何なのさ、こっちの世界って。あんたの脳内世界の事なんだろうけど、現実と一緒にしないでよ」
付き合ってらんないよ、と冷めかけの紅茶を口にすると、遠くからリシェの呑気な声が聞こえてきた。
「何か変なのくっついてきた…」
水を持っていたリシェが知らない他校の生徒達を引き連れて戻ってくる。しかも系統がラスのように見た目の派手な少年達。少し柄が悪いタイプだ。
スティレンはそれを見るなり「うわっ」と声と表情をあからさまに変化させ、ラスも目が点になっていた。何で?と言わんばかりに。
連れが居た事を理解したのか、そのチャラい少年達はラスとスティレンを見ると「へぇ」と品定めするような様子でニヤニヤする。
「お友達も一緒だったんだぁ」
「大人しそうなタイプだねえ」
好き勝手に言い出す相手側に、ラスも妙にムッとする。
「だから言っただろう。あっちへ行け」
無表情のリシェは彼らを撒こうとしていたようだが、彼の人目を引く華やかさに相当興味を持ったようでなかなか離れてくれない。
スティレンは従兄弟の無意味に変なものを引っ張ってくる運の悪さにうんざりしながら「お前がぼーっとしてるから!」と怒り出す。
「俺のせいじゃない」
決してぼーっとしている訳ではないのだ。ただ無表情なだけで。
「俺達と一緒に遊ぼうって声かけたんだよ。そしたら連れがいるからって言われてさぁ」
「そうそう。何なら俺らと一緒に遊ぼうかぁ?君らの奢りなら大歓迎だよ」
悪い奴だなぁと彼らは若干意地悪そうに笑った。
スティレンはフン、と相手を馬鹿にしたように笑う。
「誰に物を言ってるのさ?…リシェ、こっちにさっさと座りな」
大人しく席に着いたリシェは、またパフェをじっと凝視する。
ラスもふふっと笑いながら「別にあんたらと遊びたいなんて一言も言ってないし」と穏やかに反論すると、スティレンと同じように椅子に座ったまま彼らを見上げる。
同時に相手に向けて眉を寄せ、敵意を剥き出しにして睨むと、二人は低い声で突っぱねた。
「「邪魔だ、すっこんでろ」」
ぱっと見大人しそうな相手から凄まじい顔で凄まれ、その少年達は思考が停止する。ガンを飛ばしている二人の奥では、ナンパしようとした相手が「美味い」と平然とした顔でもぐもぐとパフェを食べていた。
何だこいつら…と動揺し、戻るぞと一人が声かけるとそのまま舌打ちしつつそそくさと帰って行く。スティレンは鼻で笑い飛ばしながら「舐めんじゃないよ」と彼らに向かって毒付いた。
ラスもそこからまた普段のにこやかな表情に戻ると、リシェに向き直って「先輩♡」と微笑みかける。
「先輩にひっついてきた虫は俺が全部払ってあげますからね!」
この変わりっぷり。
「あんたのさっきのヤクザの舎弟みたいな顔、リシェに見て貰えば良かったのに」
表現がおかしいが、それしか言いようがなかった。
あまりにも変化が激し過ぎる。スティレンはこいつはああいう表情するのかと、ちょっと意外さを感じる。大好きな相手のピンチのせいかもしれないが、むしろこれが地なのではないだろうか。
ラスは幸せそうな顔のまま、「何がー?」とすっとぼけていた。
学校内でもべたべた、寮に戻ってもべたべた。
今現在、街に繰り出してもべたべたと、まるで強度の粘着テープのようにリシェにくっついてくる。リシェはほとんど諦めているのか、無言のままお茶をストローで啜っていた。
ラスは心底幸せそうな笑顔で「大好き♡」と言い放つ。
「あっそ…」
聞くだけ無駄なのだ。
少し値段の張る紅茶を嗜みながら、スティレンは今目の前に居る幸せいっぱいのラスと彼に完全に懐かれ過ぎて耐性を付けたリシェを見ていた。
たまには学校から出てお茶とかしたいんです!と半ば強引にラスはリシェを引っ張り出すのを見て、スティレンは二人っきりにさせるものかと無理矢理くっついて来たのだ。
暇があれば先輩、先輩とじゃれるラスに、スティレンは何故彼はそんなにリシェを気に入ってるのだろうと不思議に思う。
「ねえ、ラス」
「んー?」
人気カフェのテラスにある丸く洒落たテーブルに向かい合う形で座っていたスティレンは、退屈そうに肘を付きながらラスに問う。ラスはラスで、注文していたパフェをひたすら凝視するリシェの頭を優しく撫でながら返事をした。
リシェはパフェを凝視してしまう癖を持っている。
「そいつの何がいいのさ?」
「そりゃあ全部だよ。先輩を見るととにかく甘やかしてあげたくて堪らないんだよね…」
そう言いながらパフェを見てフリーズするリシェの頭を撫でた。
「先輩、写真を撮ったらどうです?」
ラスの言葉を受け、リシェはハッと我に返る。
「そ、そうだった」
慌てて写真を撮り始めるリシェ。
「はあ、先輩は可愛いなぁ…」
外見のチャラさに似合わないうっとりした顔に、スティレンは気持ち悪いねと吐き捨てた。
「…って言うか、あんたがリシェを先輩呼びする事自体意味不明だからね。理由を聞いたって電波な事しか言わないしさ。リシェなんて根暗な隠キャなのに何がそんなにいいのか」
ラスは「ちゃんと理由はあるんだよ。ただここじゃ理解貰えないから」とパフェを頬張って頰にクリームを付けているリシェをにこやかに眺めると、未使用のおしぼりの封を開けて彼の頬を甲斐甲斐しく拭った。
お母さんかあんたは。
スティレンは言いかけたがぐっと堪えた。
街には様々な人々が行き交っている。賑やかな通りに面したカフェには、他校の制服姿の生徒もいつもの学業から解放されリラックスした様子でお互い喋り合っていた。
「はい、先輩♡」
ラスは自分のスプーンでパフェの中のアイスを掬い、リシェの口元に運ぶ。やけに一心不乱にパフェを食べていた彼は、誘われるまま口を開きぱくりとそれを食べた。
スティレンは「餌付けされてるんじゃないよ!」とよく分からない怒り方をリシェに向ける。
「食いたいなら食いたいって言えばいいじゃないか」
もぐもぐと口を動かしながらリシェは言った。そういう事じゃないんだよとスティレンは舌打ちする。まんまとラスに丸め込まれているじゃないかと。
あまりにも甘過ぎたのか、セルフサービスの水を貰ってくる、とリシェは単独で店内に入って行った。彼の後ろ姿を見送りながら、スティレンははぁっと溜息を吐く。
「本当なら俺があいつのお世話してやるつもりだったのに」
「ふふふふ。俺、こっちの世界では誰よりも先輩に関しては出し抜いてやるって決めてたからね」
何故か得意げなラスは鼻を膨らませながら自分の胸を軽く叩いていた。
「また電波な事を言ってるし…何なのさ、こっちの世界って。あんたの脳内世界の事なんだろうけど、現実と一緒にしないでよ」
付き合ってらんないよ、と冷めかけの紅茶を口にすると、遠くからリシェの呑気な声が聞こえてきた。
「何か変なのくっついてきた…」
水を持っていたリシェが知らない他校の生徒達を引き連れて戻ってくる。しかも系統がラスのように見た目の派手な少年達。少し柄が悪いタイプだ。
スティレンはそれを見るなり「うわっ」と声と表情をあからさまに変化させ、ラスも目が点になっていた。何で?と言わんばかりに。
連れが居た事を理解したのか、そのチャラい少年達はラスとスティレンを見ると「へぇ」と品定めするような様子でニヤニヤする。
「お友達も一緒だったんだぁ」
「大人しそうなタイプだねえ」
好き勝手に言い出す相手側に、ラスも妙にムッとする。
「だから言っただろう。あっちへ行け」
無表情のリシェは彼らを撒こうとしていたようだが、彼の人目を引く華やかさに相当興味を持ったようでなかなか離れてくれない。
スティレンは従兄弟の無意味に変なものを引っ張ってくる運の悪さにうんざりしながら「お前がぼーっとしてるから!」と怒り出す。
「俺のせいじゃない」
決してぼーっとしている訳ではないのだ。ただ無表情なだけで。
「俺達と一緒に遊ぼうって声かけたんだよ。そしたら連れがいるからって言われてさぁ」
「そうそう。何なら俺らと一緒に遊ぼうかぁ?君らの奢りなら大歓迎だよ」
悪い奴だなぁと彼らは若干意地悪そうに笑った。
スティレンはフン、と相手を馬鹿にしたように笑う。
「誰に物を言ってるのさ?…リシェ、こっちにさっさと座りな」
大人しく席に着いたリシェは、またパフェをじっと凝視する。
ラスもふふっと笑いながら「別にあんたらと遊びたいなんて一言も言ってないし」と穏やかに反論すると、スティレンと同じように椅子に座ったまま彼らを見上げる。
同時に相手に向けて眉を寄せ、敵意を剥き出しにして睨むと、二人は低い声で突っぱねた。
「「邪魔だ、すっこんでろ」」
ぱっと見大人しそうな相手から凄まじい顔で凄まれ、その少年達は思考が停止する。ガンを飛ばしている二人の奥では、ナンパしようとした相手が「美味い」と平然とした顔でもぐもぐとパフェを食べていた。
何だこいつら…と動揺し、戻るぞと一人が声かけるとそのまま舌打ちしつつそそくさと帰って行く。スティレンは鼻で笑い飛ばしながら「舐めんじゃないよ」と彼らに向かって毒付いた。
ラスもそこからまた普段のにこやかな表情に戻ると、リシェに向き直って「先輩♡」と微笑みかける。
「先輩にひっついてきた虫は俺が全部払ってあげますからね!」
この変わりっぷり。
「あんたのさっきのヤクザの舎弟みたいな顔、リシェに見て貰えば良かったのに」
表現がおかしいが、それしか言いようがなかった。
あまりにも変化が激し過ぎる。スティレンはこいつはああいう表情するのかと、ちょっと意外さを感じる。大好きな相手のピンチのせいかもしれないが、むしろこれが地なのではないだろうか。
ラスは幸せそうな顔のまま、「何がー?」とすっとぼけていた。
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