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第一章
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私が扉を通ったと思ったあと、気がついたら自分の部屋に戻っていた。
今までの出来事…夢だったのかなと思い、自分のスマホを見てみると見たことの無いアプリがあった。
翼とティアラのようなものがアイコンになっていて、『program W』と書いてある。
これがホロウさんの言っていたプログラムなのかな?
試しにアプリをタップしてみても何も反応がない。
あの不思議な電脳世界に行かないと発動しないのだろうか?
そしてワーツリのフレンド一覧を見てみると『エルフ・ロゼッタ』や『稲荷・雅』が記してあった。
本当にあの有名なプレイヤーとつながっちゃった…。
奈々子に『エルフ・ロゼッタ』のプレイヤーと会ったって知られたらどうなるんだろう?
彼女は嫉妬深い性格じゃないから、きっとうらやましいって言って終わりだと思いたい。
私は有名な人とつながったからと言ってそれを特別自慢したいわけじゃないし。
それにホロウさんは集められて人たちで連絡を取り合うことはいいとしか言ってない。
外部に漏らしちゃいけないことだということもなんとなくわかる。
だから『エルフ・ロゼッタ』とつながっているということはしばらく内緒にしておこう。
奈々子を危険にさらしたくない、大切な親友だから。
あれ…?よく見ると『焔竜』…穂村さんとも相互フレンドになっている。
いつのまに…。
ホロウさんが勝手に登録しちゃったのだろうか?
これに気付いた穂村さん、また機嫌が悪くならないといいけど…いやなってるなきっと…。
そういえばホロウさん、やたら穂村さんのことをいじっていたような…。
ホロウさんの開発者で穂村さんのお友達?の神木刹那さんもそういう性格なのかな?
その神木刹那さんと穂村さんが大切に思っている羽賀雪菜さんもどういった人で、なにをもって今のような状態になったのか…。
そして私が神木刹那さんと羽賀雪菜さんを助ける役目にどうしてえらばれたのか、わからないことだらけだ。
現実での私も、ワーツリでの私も…特筆すべきことはなにも思い当たらない。
こんな私にもできることがあるのかな…?
あの人たちと関わることでなにかが変わるきっかけになるのなら、私も…頑張ってみようかな。
「奏波~?いつまでゲームしてるの?明日も学校あるんだから早く寝なさい!」
階段下から私に寝るようにとお母さんが大きな声で促す。
時計を見ると24時30分をとっくに過ぎていた。
「げっ?!もうこんな時間?!」
早く寝ないと明日の授業に響いちゃう!
居眠りなんかしちゃったら居残り補修を受ける羽目になっちゃう!
私は大急ぎで布団の中に潜り込み、リモコンで部屋の電気を消した。
部屋が暗くなったからか、私は思いのほか早く眠りについた。
今までの出来事…夢だったのかなと思い、自分のスマホを見てみると見たことの無いアプリがあった。
翼とティアラのようなものがアイコンになっていて、『program W』と書いてある。
これがホロウさんの言っていたプログラムなのかな?
試しにアプリをタップしてみても何も反応がない。
あの不思議な電脳世界に行かないと発動しないのだろうか?
そしてワーツリのフレンド一覧を見てみると『エルフ・ロゼッタ』や『稲荷・雅』が記してあった。
本当にあの有名なプレイヤーとつながっちゃった…。
奈々子に『エルフ・ロゼッタ』のプレイヤーと会ったって知られたらどうなるんだろう?
彼女は嫉妬深い性格じゃないから、きっとうらやましいって言って終わりだと思いたい。
私は有名な人とつながったからと言ってそれを特別自慢したいわけじゃないし。
それにホロウさんは集められて人たちで連絡を取り合うことはいいとしか言ってない。
外部に漏らしちゃいけないことだということもなんとなくわかる。
だから『エルフ・ロゼッタ』とつながっているということはしばらく内緒にしておこう。
奈々子を危険にさらしたくない、大切な親友だから。
あれ…?よく見ると『焔竜』…穂村さんとも相互フレンドになっている。
いつのまに…。
ホロウさんが勝手に登録しちゃったのだろうか?
これに気付いた穂村さん、また機嫌が悪くならないといいけど…いやなってるなきっと…。
そういえばホロウさん、やたら穂村さんのことをいじっていたような…。
ホロウさんの開発者で穂村さんのお友達?の神木刹那さんもそういう性格なのかな?
その神木刹那さんと穂村さんが大切に思っている羽賀雪菜さんもどういった人で、なにをもって今のような状態になったのか…。
そして私が神木刹那さんと羽賀雪菜さんを助ける役目にどうしてえらばれたのか、わからないことだらけだ。
現実での私も、ワーツリでの私も…特筆すべきことはなにも思い当たらない。
こんな私にもできることがあるのかな…?
あの人たちと関わることでなにかが変わるきっかけになるのなら、私も…頑張ってみようかな。
「奏波~?いつまでゲームしてるの?明日も学校あるんだから早く寝なさい!」
階段下から私に寝るようにとお母さんが大きな声で促す。
時計を見ると24時30分をとっくに過ぎていた。
「げっ?!もうこんな時間?!」
早く寝ないと明日の授業に響いちゃう!
居眠りなんかしちゃったら居残り補修を受ける羽目になっちゃう!
私は大急ぎで布団の中に潜り込み、リモコンで部屋の電気を消した。
部屋が暗くなったからか、私は思いのほか早く眠りについた。
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