浮気でレベルアップ

鈴木悠大

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日本統一編

7.役割決め

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「具体的にどんな役割があんの?」
こう言う時に幹太みたいに率先して聞いてくれる奴はありがたい。
「皆さんにはパーティーを組んでもらいます。役割はこの紙に。決まったらこちらの紙に記入して持ってきてください。それではごゆっくりお決めください」

パーティー結成にあたる役割
1.リーダー       チームをまとめ上げる
2.サブリーダー     リーダーの補助
3.戦闘員        戦いに専念する
4.戦闘員        戦いに専念する
5.ヒーラー       負傷者を癒す
6.Dr.マシン       知識に長け、機械を直す
7.サーチャー      敵の戦力、策略を知るため潜入
8.デコイアー      囮

「本当に漫画物語だな」
「この感じ的にリーダーは僕かな」
太陽が手を上げる。
「反対する奴はいねぇよ」
「サブリーダーは夕さんやってくれる?」
「え、私?」
「うん、リーダー特権」
わけもわからずサブリーダーにされだいぶ困った顔をした。南の方がいいのではと誰もが思った。
『じゃ、俺が戦闘員』
幹太と櫓が声を合わせて言った。何故かはわからないがこの2人は組ませると危険とみんなが思ったが、それと同時にこの2人が適任だとも感じた。
「私、能力的にヒーラーかな」
南が爪をいじりながら話す。南の能力はネイル。確かにヒーラー向けのような気がする。
「私はDr.マシンがいいです」
「大丈夫?様々な知識とメカニズムが必要っぽいけど」
「それは平気だよ、鳴海は天才だから」
幹太が自慢気に言うと鳴海は少し暗い顔をした。
「じゃ、残った俺がデコイアーか。これで決まりだな」
『ちょいちょい』
丸義以外のみんなが声を上げた
「お前いかにも戦闘って感じなのにこんなザコみたいな役でいいのかよ」
櫓が馬鹿そうな発言をし、それに幹太も頷いた。
「おい、しっかりしてくれよ。ザコ役は最強がやることで最恐役になんだぜ」
全員、心打たれた。よく考えればわかることだが、それを考え発言した丸義はとてもさっき馬鹿にしてきた奴には見えなかった。
「ありがとう、丸。これで役割は決まりだね」
太陽がそう言うと役割を書いた紙を役員の元へ持って行った。
「早いですね、では少し下がっていてください」
「オープン《命令》」
「この紙に書かれたことを遂行せよ」
辺り一面が光る。そして数秒経つと元に戻った。
「これであなた方は紙に記された通りになりました」
太陽は呆気にとられた。
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