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向き合う時
導夏輝斗として
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「良かったね。志綾ちゃん」
夏が部屋に戻ったのを見て隠れていた雫が出てきた。
「聞いていたんですね。」
「聞いてなくても嬉しそうな顔してるから。」
「はい、嬉しいです。ずっと夏さんは自分が親から貰った名前を名乗ることが出来ずにいたので・・とっても嬉しいんです。」
「ね、志綾ちゃん。導って苗字は導野郎の母方の方だよね?」
「そうですよ。」
「もしかして志綾ちゃん達と知りたいだったりする?親絡みで」
「そうですよ。もう昔のことですけどね。お父様達のお祖父様の時代に要家と繋家、そして導家が三代名家と言われていたらしいです。」
「なとなく想像はしてた。だって要家は当主だから要なのはわかるし、繋ぐと導くってなんだか似てる気がするから。そうかなって思った。」
「そうですか?」
「うん!要家と繋家は繋がってて、導家は2つを導くみたいな?はは深読みし過ぎかな」
「いいえ。とても大好きです。いいですね。なんだかそうあって欲しいと思ってしまいます。」
「昔はそうだったんじゃない?さて、志綾ちゃん戻ろう。みんな待ってるよ。」
「はい!」
夏が部屋に戻ったのを見て隠れていた雫が出てきた。
「聞いていたんですね。」
「聞いてなくても嬉しそうな顔してるから。」
「はい、嬉しいです。ずっと夏さんは自分が親から貰った名前を名乗ることが出来ずにいたので・・とっても嬉しいんです。」
「ね、志綾ちゃん。導って苗字は導野郎の母方の方だよね?」
「そうですよ。」
「もしかして志綾ちゃん達と知りたいだったりする?親絡みで」
「そうですよ。もう昔のことですけどね。お父様達のお祖父様の時代に要家と繋家、そして導家が三代名家と言われていたらしいです。」
「なとなく想像はしてた。だって要家は当主だから要なのはわかるし、繋ぐと導くってなんだか似てる気がするから。そうかなって思った。」
「そうですか?」
「うん!要家と繋家は繋がってて、導家は2つを導くみたいな?はは深読みし過ぎかな」
「いいえ。とても大好きです。いいですね。なんだかそうあって欲しいと思ってしまいます。」
「昔はそうだったんじゃない?さて、志綾ちゃん戻ろう。みんな待ってるよ。」
「はい!」
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