245 / 281
番外編 (本編とは多分関係ない)
七夕
しおりを挟む
「志綾。」
茅鶴の呼ぶ声が聞こえる。志綾は部屋から出て居間に向かった。
「どうしました?」
「短冊に願い事を書いて笹に吊るしましょう。」
「あっ!今日は七夕ですか!」
志綾は手を叩いて思い出す。机に置いてある紙に2人は願い事を書き込んでいく。
笹には四つの短冊が飾られてある。志綾は他の人のを見ていく。
『繋家の人達が健康で幸せでありますよに。
導夏』
『志綾様が体を崩さず幸せでありますよに
志綾様の受験が受かりますように
志綾様にゴミがつきませんように
桜川筒夏』
『繋、要家が安泰でありますように
静川樹』
『家族の皆が幸せに、安心して過ごせますように
繋薫』
茅鶴と志綾は一緒に笑う。
「似たようなお願いですね。皆さん。なんだか私だけが自分のことを願っていて恥ずかしいです。」
「志綾。私も自分のことですよ。」
「仲間がいて良かったです」と志綾は笹にくくりつけた。
『出会った人達と今後も仲良くしたい
繋志綾』
『ずっとこの幸せが続きますように
繋茅鶴』
2人は家に入る。短冊のついた笹が風で揺れる。
『志綾が志飛として生活できるようになりますように
————-』
綾瑪東暢です。番外編を書いている途中に寝落ちしてしまって投稿できませんでした。1日遅れですが七夕です。
茅鶴の呼ぶ声が聞こえる。志綾は部屋から出て居間に向かった。
「どうしました?」
「短冊に願い事を書いて笹に吊るしましょう。」
「あっ!今日は七夕ですか!」
志綾は手を叩いて思い出す。机に置いてある紙に2人は願い事を書き込んでいく。
笹には四つの短冊が飾られてある。志綾は他の人のを見ていく。
『繋家の人達が健康で幸せでありますよに。
導夏』
『志綾様が体を崩さず幸せでありますよに
志綾様の受験が受かりますように
志綾様にゴミがつきませんように
桜川筒夏』
『繋、要家が安泰でありますように
静川樹』
『家族の皆が幸せに、安心して過ごせますように
繋薫』
茅鶴と志綾は一緒に笑う。
「似たようなお願いですね。皆さん。なんだか私だけが自分のことを願っていて恥ずかしいです。」
「志綾。私も自分のことですよ。」
「仲間がいて良かったです」と志綾は笹にくくりつけた。
『出会った人達と今後も仲良くしたい
繋志綾』
『ずっとこの幸せが続きますように
繋茅鶴』
2人は家に入る。短冊のついた笹が風で揺れる。
『志綾が志飛として生活できるようになりますように
————-』
綾瑪東暢です。番外編を書いている途中に寝落ちしてしまって投稿できませんでした。1日遅れですが七夕です。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説

僕のために、忘れていて
ことわ子
BL
男子高校生のリュージは事故に遭い、最近の記憶を無くしてしまった。しかし、無くしたのは最近の記憶で家族や友人のことは覚えており、別段困ることは無いと思っていた。ある一点、全く記憶にない人物、黒咲アキが自分の恋人だと訪ねてくるまでは────

そんなの真実じゃない
イヌノカニ
BL
引きこもって四年、生きていてもしょうがないと感じた主人公は身の周りの整理し始める。自分の部屋に溢れる幼馴染との思い出を見て、どんなパソコンやスマホよりも自分の事を知っているのは幼馴染だと気付く。どうにかして彼から自分に関する記憶を消したいと思った主人公は偶然見た広告の人を意のままに操れるというお香を手に幼馴染に会いに行くが———?
彼は本当に俺の知っている彼なのだろうか。
==============
人の証言と記憶の曖昧さをテーマに書いたので、ハッキリとせずに終わります。

目標、それは
mahiro
BL
画面には、大好きな彼が今日も輝いている。それだけで幸せな気分になれるものだ。
今日も今日とて彼が歌っている曲を聴きながら大学に向かえば、友人から彼のライブがあるから一緒に行かないかと誘われ……?

前世が俺の友人で、いまだに俺のことが好きだって本当ですか
Bee
BL
半年前に別れた元恋人だった男の結婚式で、ユウジはそこではじめて二股をかけられていたことを知る。8年も一緒にいた相手に裏切られていたことを知り、ショックを受けたユウジは式場を飛び出してしまう。
無我夢中で車を走らせて、気がつくとユウジは見知らぬ場所にいることに気がつく。そこはまるで天国のようで、そばには7年前に死んだ友人の黒木が。黒木はユウジのことが好きだったと言い出して――
最初は主人公が別れた男の結婚式に参加しているところから始まります。
死んだ友人との再会と、その友人の生まれ変わりと思われる青年との出会いへと話が続きます。
生まれ変わり(?)21歳大学生×きれいめな48歳おっさんの話です。
※軽い性的表現あり
短編から長編に変更しています

もういいや
ちゃんちゃん
BL
急遽、有名で偏差値がバカ高い高校に編入した時雨 薊。兄である柊樹とともに編入したが……
まぁ……巻き込まれるよね!主人公だもん!
しかも男子校かよ………
ーーーーーーーー
亀更新です☆期待しないでください☆
大嫌いだったアイツの子なんか絶対に身籠りません!
みづき(藤吉めぐみ)
BL
国王の妾の子として、宮廷の片隅で母親とひっそりと暮らしていたユズハ。宮廷ではオメガの子だからと『下層の子』と蔑まれ、次期国王の子であるアサギからはしょっちゅういたずらをされていて、ユズハは大嫌いだった。
そんなある日、国王交代のタイミングで宮廷を追い出されたユズハ。娼館のスタッフとして働いていたが、十八歳になり、男娼となる。
初めての夜、客として現れたのは、幼い頃大嫌いだったアサギ、しかも「俺の子を孕め」なんて言ってきて――絶対に嫌! と思うユズハだが……
架空の近未来世界を舞台にした、再会から始まるオメガバースです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる