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番外編 (本編とは多分関係ない)

ハロウィンにちなんで

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 このお話は本当に本編に関係ないです。

 「志綾しあ様~」
 家の前から志綾を呼ぶ声が聞こえる。志綾は苦笑しながら家の扉を開ける。
 「trick or treat。お菓子をくれないとイタズラする~」
 「雪都ゆきとさん。おはようございます。」
 「おはよう~志綾様~」
 「お菓子ですか?ごめんなさい。今から作ろうとしていたところでして、学校で渡すのでも良いですか?」
 「わあーい!まってるー」
 「ありがとうございます。」
 
 志綾は家に戻りキッチンに行く。
 「今日はハロウィンですね。かぼちゃを親戚の方に貰ったのでかぼちゃを使っていきたいですね・・・」
 独り言を呟いていると「早いですね」と声が聞こえた。
 「お母様。おはようございます。お菓子を作ろかなと」
 「まぁ、良いですね!では、私は志綾のお手伝いとしてお弁当作りますね。忙しいでしょう?」
 「久しぶりのお母様のお弁当です。楽しみです。ですが・・・あの、出来れば2個作ってもらいますか?」
 「ええ、一個作るついでですからへっちゃらです。」
 茅鶴ちづると一緒にキッチンに並ぶ。

 「ところでなんのお菓子を作るんですか?かぼちゃの皮剥きをしているみたいですけど」
 よくぞきいてくれましたとでも言うように志綾は嬉しそうに「かぼちゃケーキとかぼちゃシフォンケーキです。」と答えた。

 「良いですね。私も楽しみです。」


 最初はかぼちゃシフォンケーキから作り始めた。
 
 「わぁ、久々にこんな綺麗なシフォンが焼けました。早速味見。・・・・あまりかぼちゃの味がしません・・・でも、これこれで美味しい・・・お母様も味見してみてください。」
 「い、いだきます。ふわっふわです・・・ハマりますね・・・確かにかぼちゃの味はしません・・・かぼちゃが苦手な私でも美味しいです。」
 「お母様・・かぼちゃ苦手だったんですか?ごめんなさい。」
 「いいえ、これはとても美味しいですよ。」
 
 次にかぼちゃケーキを作り始めた。

 「チョコのいい匂いがします。砕いたチョコを乗っけたんですね。焼きチョコ、美味しそうです。」
 「味見してみましょう。ふわぁー焼きチョコとかぼちゃが良いですね。」
 「いただきます。・・・えっ、美味しいです。かおる様にも持たせてあげてもいいですか?」
 「余ったらいいですよ。」
 
 二つの熱を取り、7個分お菓子を包んだ。

 丁度、茅鶴の方もお弁当が完成していた。

 「お母様ありがとうございます。」

 「こちこそです。」

 身支度をしてお弁当とお菓子を持った。

 朝ご飯を食べて、筒夏つつなと薫に先に食べさせた。




 学校に着き、茶泉とい物槨令ものかくれなつ、雪都、悠華ゆうか猫目ねこめついにお菓子を渡した。

 みんな嬉しそうに喜んでくれた。志綾はそのみんなの笑顔を見ていると、心が暖かなって、自分の罪を見失いそうになった。






   




 綾瑪東暢あやめとうのです。

 今回志綾が作ったかぼちゃケーキとかぼちゃシフォンケーキは現実で私が友達のために作ったお菓子です。
 とても美味しいと言われたので登場させました。

 これからもよろしくお願いします。
 
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