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向き合う時
クラスメイト
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「夏。放課後、俺の家来いよ!遊ぼうぜ」
「何か企んでるな」
教室の端っこの席で夏は友人達と喋っている。
「企んでねぇーよ。夏と遊びたいだけ。」
「こいつが誘うって何かしらあるよなぁー。わかるぜ。夏」
「でも、いいよ。いく、」
「さっすがー夏さん!」
「うわぁ、今、鳥肌が・・・」
「言った俺も鳥肌たった~夏には『さん』はあわねぇー」
たわいもない会話。夏はこんな会話が楽しかった。
小学生以来のクラスメイトの会話。楽しくて・・・志綾を忘れてしまうぐらい・・・
それでも夏はすぐに思い出す。
志綾が言葉を忘れるぐらいの視線を夏に向けるから。
「しーあちゃん。」
「・・・!すみません・・・雫さん。どうかしましたか?」
「どうかしましたか・・じゃないよ!どこ周るか話し合ってる真っ最中!」
「あわわ、ごめんなさい。」
志綾は視線を外して物槨令と班員の方を見る。
「繋さんにも普通の一面があるとは」
「霜野さん。志綾でいいですよ」
班員になった3位の霜野 悠華。
6位の笹原 猫恵
10位の水面 水
3人と物槨令 雫と繋 志綾の班。
「では、志綾さんと呼ぶ。私も悠華でいい。」
「私も悠華さんと呼びますね。」
「わ、私達も志綾ちゃんと呼んでもいい?」
「はい!是非、私も猫恵さんと水さんと呼びますね。」
名前を呼ばれた猫恵と水は抱き合う。
「ムムム」
志綾の横でむすっと膨らませていた。
(・・・志綾ちゃんは私の物なのに後から入ってきたこの人たちは何?嫌だなぁ。あいつらが班員になってくれたら独占できたのに。何やってるの。)
物槨令は茶泉と雪都を探す。
「あ、」
「雫さん?」
「見て、志綾ちゃん。あそこの班」
そう言われて見た班は夏輝斗がいる班だった。そこには茶泉と雪都もいた。志綾はそれを見た瞬間視線を下にした。
「し、雫さん、悠華さん、猫恵さん、水さん。ご、ごめんなさい。すみません・・・」
「うん!志綾さん。心配しなくていい。じゃあね。また明日。雫さん。志綾さんよろしくね。」
「私を誰だと思ってるの?行こう。志綾ちゃん。」
物槨令は志綾の腕を引っ張って副担任のところに行く。
「先生、志綾ちゃん体調が悪そうなので早退します。」
「あ、うん、わかっ・・・は?早退?ああ、待て!物槨令!保健室だろ!」
廊下を駆け足で2人は進む。足は動いているが、ずっと下を向いている。
「そう言うことか」
「何か企んでるな」
教室の端っこの席で夏は友人達と喋っている。
「企んでねぇーよ。夏と遊びたいだけ。」
「こいつが誘うって何かしらあるよなぁー。わかるぜ。夏」
「でも、いいよ。いく、」
「さっすがー夏さん!」
「うわぁ、今、鳥肌が・・・」
「言った俺も鳥肌たった~夏には『さん』はあわねぇー」
たわいもない会話。夏はこんな会話が楽しかった。
小学生以来のクラスメイトの会話。楽しくて・・・志綾を忘れてしまうぐらい・・・
それでも夏はすぐに思い出す。
志綾が言葉を忘れるぐらいの視線を夏に向けるから。
「しーあちゃん。」
「・・・!すみません・・・雫さん。どうかしましたか?」
「どうかしましたか・・じゃないよ!どこ周るか話し合ってる真っ最中!」
「あわわ、ごめんなさい。」
志綾は視線を外して物槨令と班員の方を見る。
「繋さんにも普通の一面があるとは」
「霜野さん。志綾でいいですよ」
班員になった3位の霜野 悠華。
6位の笹原 猫恵
10位の水面 水
3人と物槨令 雫と繋 志綾の班。
「では、志綾さんと呼ぶ。私も悠華でいい。」
「私も悠華さんと呼びますね。」
「わ、私達も志綾ちゃんと呼んでもいい?」
「はい!是非、私も猫恵さんと水さんと呼びますね。」
名前を呼ばれた猫恵と水は抱き合う。
「ムムム」
志綾の横でむすっと膨らませていた。
(・・・志綾ちゃんは私の物なのに後から入ってきたこの人たちは何?嫌だなぁ。あいつらが班員になってくれたら独占できたのに。何やってるの。)
物槨令は茶泉と雪都を探す。
「あ、」
「雫さん?」
「見て、志綾ちゃん。あそこの班」
そう言われて見た班は夏輝斗がいる班だった。そこには茶泉と雪都もいた。志綾はそれを見た瞬間視線を下にした。
「し、雫さん、悠華さん、猫恵さん、水さん。ご、ごめんなさい。すみません・・・」
「うん!志綾さん。心配しなくていい。じゃあね。また明日。雫さん。志綾さんよろしくね。」
「私を誰だと思ってるの?行こう。志綾ちゃん。」
物槨令は志綾の腕を引っ張って副担任のところに行く。
「先生、志綾ちゃん体調が悪そうなので早退します。」
「あ、うん、わかっ・・・は?早退?ああ、待て!物槨令!保健室だろ!」
廊下を駆け足で2人は進む。足は動いているが、ずっと下を向いている。
「そう言うことか」
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