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進学
私だけを
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「物槨令さ・・・雫さん。今日は何を書いに来たんですか?」
「服を見に来ました。」
「服ですね!私、ショッピングモール初めてで教えてくれませんか?」
「はい!」
嬉しそうに頷く。それと同時にやっぱり疑問に思ってしまうことがある。
志綾ちゃんは男ではないのか
と。
その考えを一旦忘れようと頭を振る。
「どこから行きましょうか」
「おすすめの服屋があるからそこから行っても良いですか?」
「もちろん。雫さんが行きたいところいましょう。荼泉様と雪都さんも異論ないですか?」
「俺は人混みが嫌だ」「大丈夫~」
「荼泉様は頑張ってください。」
雫に「行きましょう」と諭し三階にエレベーターで向かった。
最初に入ったのは『桜花』と言う名前の服屋だった。
「どうして花屋を連想させる店名なんでしょうか?」
「あ、それはここにある服が全部花を染色とした服を取り扱ってるからなんです。」
「なるほど・・・入ってみましょう。」
桜花のお店に足を踏み入れた。
「いらっしゃいませ」
「うわぁ可愛いし綺麗なお店ですね。」
「喜んでもらえて嬉しいです。」
「志綾も何か買えば?」
「そうですね・・・見て回りますね」
「志綾ちゃん、見てください」
雫に見せられたのは水色のワンピースだった。
「色合いが素敵です。これを買いますか?」
「うんん、今日は水色じゃなくて白色を探しに来たの。」
「白色ですか?う~ん。私はあまり美的センスがある方ではないので・・・」
周りを見渡しながら言う。
「あ、雫さん、あの服はどうですか?白色で雫さんに合いそうです。」
「可愛い」
「試着してみますか?」
突然店員さんに声をかけられた。志綾はビクッとなった。胸に手を置いて一呼吸ついた。
「雫さん、試着してみましょう?ちなみにこれは私も持っていますのでお揃いですね」
志綾が言うと目を輝かせて「しても良いですか」と店員さんに雫が言う。「どうぞ」と案内されて試着室に行った。
数分後「着替え終わりました」と恐る恐るカーテンを開ける雫を見た志綾は「似合っています。うわぁ可愛い~。雫さん、可愛いです。」
志綾のテンションと敬語が所々外れているのに疑問を持っていると「物槨令」と荼泉の声がした。
「志綾が敬語を取る時は無意識で本心だと思う。だから志綾は物槨令のことを本当に可愛いと思ってるよ。」
「・・・要君は志綾ちゃんのことたくさん知っているね。」
「まぁ、昔からの付き合いだから。」
「昔から・・・」
「物槨令?」
「あ、そういえば雪都さん?どうしたんですか?いないみたいですが・・・」
「あいつは子供の遊び場に行った。」
「子供の遊び場?」
「あいつは年齢と精神年齢がズレていて・・・取り敢えず、あいつを馬鹿にはするな。」
説明がめんどくさいのかそう言い放つ。
「雫さん!買ってきました!」
荼泉様と話していると袋を持って駆け足で走ってきた。
「え、どうしてですか?良いのに・・・」
「私からのお礼的なものかな?」
「お礼?」
「うん!貰って、」
「ありがとうございます」
桜花を後にした後。色んなところを見て回った。
私は・・・
物槨令 雫は思う。
私は・・・もう一人になりたくない。
もう、知らないおじさんじゃなくて友達と言う志綾ちゃんと一緒にいたい。
・・・
物槨令 雫の愛情は体というものを頼るしか貰えなかった。だが志綾は体じゃなくて本当に友達の愛情?友情をくれた。だから雫は志綾への友情が変になっていた。
友達でいたい、たくさん話したい。
一緒にいたい、ずっと一緒がいい。
・・・見ていたい、監視したい。
・・・捕まえたい、監禁したい。
・・・一緒に死んで欲しい。
志綾への想いが強くなり、おじさんとの買い物も全てが苦しくなり、連絡が来ても返事をしなくなった。
仕事と吹っ切れないでいた。
志綾に買ってもらった服着れないでいた。
「私の体は汚い。志綾ちゃんが買ってくれた服を来たら志綾ちゃんも汚れてしまう。」
ねぇ、私だけを見て、私だけを
「服を見に来ました。」
「服ですね!私、ショッピングモール初めてで教えてくれませんか?」
「はい!」
嬉しそうに頷く。それと同時にやっぱり疑問に思ってしまうことがある。
志綾ちゃんは男ではないのか
と。
その考えを一旦忘れようと頭を振る。
「どこから行きましょうか」
「おすすめの服屋があるからそこから行っても良いですか?」
「もちろん。雫さんが行きたいところいましょう。荼泉様と雪都さんも異論ないですか?」
「俺は人混みが嫌だ」「大丈夫~」
「荼泉様は頑張ってください。」
雫に「行きましょう」と諭し三階にエレベーターで向かった。
最初に入ったのは『桜花』と言う名前の服屋だった。
「どうして花屋を連想させる店名なんでしょうか?」
「あ、それはここにある服が全部花を染色とした服を取り扱ってるからなんです。」
「なるほど・・・入ってみましょう。」
桜花のお店に足を踏み入れた。
「いらっしゃいませ」
「うわぁ可愛いし綺麗なお店ですね。」
「喜んでもらえて嬉しいです。」
「志綾も何か買えば?」
「そうですね・・・見て回りますね」
「志綾ちゃん、見てください」
雫に見せられたのは水色のワンピースだった。
「色合いが素敵です。これを買いますか?」
「うんん、今日は水色じゃなくて白色を探しに来たの。」
「白色ですか?う~ん。私はあまり美的センスがある方ではないので・・・」
周りを見渡しながら言う。
「あ、雫さん、あの服はどうですか?白色で雫さんに合いそうです。」
「可愛い」
「試着してみますか?」
突然店員さんに声をかけられた。志綾はビクッとなった。胸に手を置いて一呼吸ついた。
「雫さん、試着してみましょう?ちなみにこれは私も持っていますのでお揃いですね」
志綾が言うと目を輝かせて「しても良いですか」と店員さんに雫が言う。「どうぞ」と案内されて試着室に行った。
数分後「着替え終わりました」と恐る恐るカーテンを開ける雫を見た志綾は「似合っています。うわぁ可愛い~。雫さん、可愛いです。」
志綾のテンションと敬語が所々外れているのに疑問を持っていると「物槨令」と荼泉の声がした。
「志綾が敬語を取る時は無意識で本心だと思う。だから志綾は物槨令のことを本当に可愛いと思ってるよ。」
「・・・要君は志綾ちゃんのことたくさん知っているね。」
「まぁ、昔からの付き合いだから。」
「昔から・・・」
「物槨令?」
「あ、そういえば雪都さん?どうしたんですか?いないみたいですが・・・」
「あいつは子供の遊び場に行った。」
「子供の遊び場?」
「あいつは年齢と精神年齢がズレていて・・・取り敢えず、あいつを馬鹿にはするな。」
説明がめんどくさいのかそう言い放つ。
「雫さん!買ってきました!」
荼泉様と話していると袋を持って駆け足で走ってきた。
「え、どうしてですか?良いのに・・・」
「私からのお礼的なものかな?」
「お礼?」
「うん!貰って、」
「ありがとうございます」
桜花を後にした後。色んなところを見て回った。
私は・・・
物槨令 雫は思う。
私は・・・もう一人になりたくない。
もう、知らないおじさんじゃなくて友達と言う志綾ちゃんと一緒にいたい。
・・・
物槨令 雫の愛情は体というものを頼るしか貰えなかった。だが志綾は体じゃなくて本当に友達の愛情?友情をくれた。だから雫は志綾への友情が変になっていた。
友達でいたい、たくさん話したい。
一緒にいたい、ずっと一緒がいい。
・・・見ていたい、監視したい。
・・・捕まえたい、監禁したい。
・・・一緒に死んで欲しい。
志綾への想いが強くなり、おじさんとの買い物も全てが苦しくなり、連絡が来ても返事をしなくなった。
仕事と吹っ切れないでいた。
志綾に買ってもらった服着れないでいた。
「私の体は汚い。志綾ちゃんが買ってくれた服を来たら志綾ちゃんも汚れてしまう。」
ねぇ、私だけを見て、私だけを
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