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決意
志綾、本心
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今日も、志綾は休む。もう一週間は学校に来ていない。
「ねぇ、志綾。何があったのかだけでも教えてください。」
ドアの前で茅鶴が言う。
「ねぇ、志綾。」
「・・・・お母様。入って来てください。」
「良いのですか?」
「はい。」
茅鶴は扉を開ける。
「!志綾。」
志綾の顔はやつれていた。
「お母様。もう、学校行きたくない。私、お母様の約束破ってしまった。ごめんなさい。ごめんなさい。」
「志綾・・・全部。全部。私のせいです。私に貴方が背負っているもの全部押し付けてください。私のせいだと、言ってください。」
「お母様のせいではありません。でも、でも、お母様、聞いてくださいますか?もう溜め込んでおくのは心が苦しいのです。聞いてください。」
「良いですよ。何時間でも聞いてあげます。」
志綾は茅鶴に泣きながら学校で何があったのか喋った。
喋った後、疲れてしまったのか倒れるように眠りに入ってしまった。茅鶴は布団をかけて頭を撫でてから部屋の外に出た。
「大丈夫?茅鶴。」
「大丈夫です。」
「これから行くの?」
「行って来ます。要家に」
「着いていこうか?」
「いいえ、薫様はお仕事に専念してください。」
「分かった。あとで聞かせてね」
「分かっていますよ。」
薫は仕事に出て行き茅鶴は要家に行く準備を始めた。
「よし、」
「当主様。」
「なんだ?」
「茅鶴様が来ました。当主様にお話があるみたいです。」
「通せ、」
「どうぞ、茅鶴様。」
「おはようございます。」
「・・・」
「申し上げたいことがあります。」
「・・・」
「私の娘、繋 志綾に家庭教師を付けさせて、学校を辞めたいと考えています。」
「理由を聞こう。」
「・・・ふぅ、はい。理由は学校の方でいじめに合い。精神的にも病んでしまい。もう一週間も学校を休んでいます。私としても志綾の精神面を直すのに専念したくお願いしています。」
「小学校は義務教育だが?」
「えぇ、知っています。ですが、要家と繋家に国のルールが当てはまると?」
「何が言いたい?」
「ここ数年、当主様はご自身の使いや繋家の使いを使い何人の人を殺めて来ていますか?こんなことが国にバレたらどうするおつもりですか?」
「・・・茅鶴様。他人事と思われているみたいだが、繋家も同じだがな、」
「えぇ、知っていますとも、ですが、一番に罪が重いのは両家の当主である。貴方様ではないですか?」
「・・・」
「話が逸れてしまいました。それで志綾の件考えてくださいますか?国のルールなど私達には通用しないので」
「考える必要などない。好きにすれば良い。だが、中学は通え、そして高校もだ。その辺は俺にも、お前らにも世間の目が厳しくなるからな。」
「ありがとうございます。失礼します。」
「少し待て、」
「当主様?」
「時咲お茶を持ってこい。」
「分かりました。」
そばで聞いていた時咲は出て行った。
「茅鶴様。少しお願いが、」
「何でしょうか?」
「時咲を外に出してくれ、」
「え?」
「時咲はあまり外に出たがらないから気分転換にでも姉である茅鶴様にお願いしているんだ。」
「・・・えぇ、分かりました。ですが意外です。」
「・・・」
「では、これで失礼します。」
「ああ、」
お辞儀をして茅鶴は部屋を出た。キッチンに向かい
「時咲。」
「姉様!」
「次のお休みの日、一緒に出かけませんか?」
「姉様とお出かけですか?行きます。」
「良かったです。では時咲。また、」
「姉様。お茶・・・」
「二人で飲んでください。」
家に帰って来た茅鶴は志綾の部屋に行く。まだ可愛らしい寝息を立てながら寝ていた。よほど疲れていたみたいだ。もしかしたら寝れていなかったのかもしれない。
「貴方を男として産んでしまってごめんなさい。」
志綾の頬に雫が落ちた。
「ねぇ、志綾。何があったのかだけでも教えてください。」
ドアの前で茅鶴が言う。
「ねぇ、志綾。」
「・・・・お母様。入って来てください。」
「良いのですか?」
「はい。」
茅鶴は扉を開ける。
「!志綾。」
志綾の顔はやつれていた。
「お母様。もう、学校行きたくない。私、お母様の約束破ってしまった。ごめんなさい。ごめんなさい。」
「志綾・・・全部。全部。私のせいです。私に貴方が背負っているもの全部押し付けてください。私のせいだと、言ってください。」
「お母様のせいではありません。でも、でも、お母様、聞いてくださいますか?もう溜め込んでおくのは心が苦しいのです。聞いてください。」
「良いですよ。何時間でも聞いてあげます。」
志綾は茅鶴に泣きながら学校で何があったのか喋った。
喋った後、疲れてしまったのか倒れるように眠りに入ってしまった。茅鶴は布団をかけて頭を撫でてから部屋の外に出た。
「大丈夫?茅鶴。」
「大丈夫です。」
「これから行くの?」
「行って来ます。要家に」
「着いていこうか?」
「いいえ、薫様はお仕事に専念してください。」
「分かった。あとで聞かせてね」
「分かっていますよ。」
薫は仕事に出て行き茅鶴は要家に行く準備を始めた。
「よし、」
「当主様。」
「なんだ?」
「茅鶴様が来ました。当主様にお話があるみたいです。」
「通せ、」
「どうぞ、茅鶴様。」
「おはようございます。」
「・・・」
「申し上げたいことがあります。」
「・・・」
「私の娘、繋 志綾に家庭教師を付けさせて、学校を辞めたいと考えています。」
「理由を聞こう。」
「・・・ふぅ、はい。理由は学校の方でいじめに合い。精神的にも病んでしまい。もう一週間も学校を休んでいます。私としても志綾の精神面を直すのに専念したくお願いしています。」
「小学校は義務教育だが?」
「えぇ、知っています。ですが、要家と繋家に国のルールが当てはまると?」
「何が言いたい?」
「ここ数年、当主様はご自身の使いや繋家の使いを使い何人の人を殺めて来ていますか?こんなことが国にバレたらどうするおつもりですか?」
「・・・茅鶴様。他人事と思われているみたいだが、繋家も同じだがな、」
「えぇ、知っていますとも、ですが、一番に罪が重いのは両家の当主である。貴方様ではないですか?」
「・・・」
「話が逸れてしまいました。それで志綾の件考えてくださいますか?国のルールなど私達には通用しないので」
「考える必要などない。好きにすれば良い。だが、中学は通え、そして高校もだ。その辺は俺にも、お前らにも世間の目が厳しくなるからな。」
「ありがとうございます。失礼します。」
「少し待て、」
「当主様?」
「時咲お茶を持ってこい。」
「分かりました。」
そばで聞いていた時咲は出て行った。
「茅鶴様。少しお願いが、」
「何でしょうか?」
「時咲を外に出してくれ、」
「え?」
「時咲はあまり外に出たがらないから気分転換にでも姉である茅鶴様にお願いしているんだ。」
「・・・えぇ、分かりました。ですが意外です。」
「・・・」
「では、これで失礼します。」
「ああ、」
お辞儀をして茅鶴は部屋を出た。キッチンに向かい
「時咲。」
「姉様!」
「次のお休みの日、一緒に出かけませんか?」
「姉様とお出かけですか?行きます。」
「良かったです。では時咲。また、」
「姉様。お茶・・・」
「二人で飲んでください。」
家に帰って来た茅鶴は志綾の部屋に行く。まだ可愛らしい寝息を立てながら寝ていた。よほど疲れていたみたいだ。もしかしたら寝れていなかったのかもしれない。
「貴方を男として産んでしまってごめんなさい。」
志綾の頬に雫が落ちた。
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