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番外編 (本編とは多分関係ない)
茅鶴と時咲
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これは『兄弟』と言うタイトルのお話にある茅鶴と時咲のシーンです。
「・・・私は時咲様の手伝いをして来ます。何かありましたらお呼びください」と茅鶴は言い部屋を出ていった。要家のキッチンを覗くとなんのお茶を淹れようか迷っている時咲がいた。
「時咲。」
「!姉様。」
「何を悩んでいるのですか?」
「どのお茶なら喧嘩をしないでくれるか考えていました。」
「あの二人は大丈夫ですよ。」
「姉様は・・・当主の嫁になりたかったですか?」
「・・・いいえ、私は今の暮らしが幸せです。時咲、私は貴方に当主の嫁と言う立場を押し付けてしまった。」
「そんなこと、言わないでください。きっと、これから、私達も幸せになれますから。きっときっとね。」
「きっと・・・ええ、私は貴方が幸せになれることを祈っています。この言葉は姉としての言葉。・・・・・・み、惨めな私達繋家を導いてください。出来損ないに成り果ててしまった私を、姉を要家と言う誇りを持って私達繋家を助けてくださいッ。弱い、私と薫様を。そして、嘘で偽っているあの子の人生を・・・私は、弱くて見てられない。そんな私達を貴方がいつか手を差し出してくれるのを待っています。いつか、いつか、お願いします。」
泣いて、涙を流して言う。
時咲は困ってる。
それでも時咲は私の肩に手を置いて
「喜んで」
と。言った。
だから、大丈夫。
いつになってもいい、時咲が幸せになったら私達を助けてもらう。
これが今の私に出来る精一杯な頼み事。
「・・・私は時咲様の手伝いをして来ます。何かありましたらお呼びください」と茅鶴は言い部屋を出ていった。要家のキッチンを覗くとなんのお茶を淹れようか迷っている時咲がいた。
「時咲。」
「!姉様。」
「何を悩んでいるのですか?」
「どのお茶なら喧嘩をしないでくれるか考えていました。」
「あの二人は大丈夫ですよ。」
「姉様は・・・当主の嫁になりたかったですか?」
「・・・いいえ、私は今の暮らしが幸せです。時咲、私は貴方に当主の嫁と言う立場を押し付けてしまった。」
「そんなこと、言わないでください。きっと、これから、私達も幸せになれますから。きっときっとね。」
「きっと・・・ええ、私は貴方が幸せになれることを祈っています。この言葉は姉としての言葉。・・・・・・み、惨めな私達繋家を導いてください。出来損ないに成り果ててしまった私を、姉を要家と言う誇りを持って私達繋家を助けてくださいッ。弱い、私と薫様を。そして、嘘で偽っているあの子の人生を・・・私は、弱くて見てられない。そんな私達を貴方がいつか手を差し出してくれるのを待っています。いつか、いつか、お願いします。」
泣いて、涙を流して言う。
時咲は困ってる。
それでも時咲は私の肩に手を置いて
「喜んで」
と。言った。
だから、大丈夫。
いつになってもいい、時咲が幸せになったら私達を助けてもらう。
これが今の私に出来る精一杯な頼み事。
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