今から君を守るのに理由が必要ですか・・?(仮)

綾瑪 東暢

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2人が幸せになるために

再会

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「お姉さま、おやすみなさい。」
「ハイ、おやすみなさい。よい夢を。」
アスベルはそう言って、二つ年下の妹、マナベルを送り出す。

「ふぅ、今日もつまらない一日だったわ。」
アスベルは高い空に輝く月を見上げながら呟く。
王女として何不自由なく育てられたアスベルは、不自由がないゆえに退屈な日々に飽きていた。
「とはいっても、あれから監視の目は厳しくなっちゃたしなぁ。」

数か月前、見張りの目を盗んで森に出かけたことは、アスベルにとってはこの上なく最高の気分だった。

最も、その森で魔物に襲われかけたこと、助かったと思ったら、助けてくれたはずの男に襲われかけたという、嫌なこともあったが、出来れば、またあの開放的な気分を味わいたいと思っていた。

アスベルの中では、男に助けられたことやその男が奴隷になったことなど、些末事であり、思い出すだけの価値もないものだった。
だからだろう。突然目の前に現れた男を見ても、初めて見る顔にしか思えなかった。

「傷つくねぇ。一応アンタの命の恩人なのにさ。そんな顔をされちゃぁねぇ。」
「き、キャ……ンぐっ……。」
「おっと騒がれたら不味い……っと。」
突然現れた男……ユウジはアスベルが悲鳴を上げる前に睡眠の魔法をかける。

睡眠を始めとする状態異常の魔法はイメージがしっかりしていても、相手の抵抗力に左右されるために使い勝手が悪いのだが、こういう奇襲時で素人相手であればそれなりに有効な手段なので、ユウジは必死に練習したのだ。

「ユウジ、どう?」
「みぃか。そっちは……って聞くまでもないな。」
ユウジはみぃがお姫様抱っこで抱えている少女を見て、軽く頷く。
「あっちもうまくいったみたいだし、そろそろ脱出するよ。」
みぃの視線の先を見ると、全裸のサキュバスが王妃を抱えて飛び上がるところだった。

よく見てみると王妃はぐるぐる巻きに縛られ、口を塞がれているが、意識はあるようだ。
「何やってんだ、ルイの奴。眠らせて運んでくる手筈だっただろ?」
ユウジはアスベルを抱えると飛翔魔法を唱えて、ミィの後を追う。

「やぁ、マスター。そっちも上手くいったみたいだね。」
待ち合わせ場所である、上空の塔の先に行くと、先に着いていたルイが笑顔で声をかけてくる。
「あぁ、それより、王妃さんが睨んでいるんだが?」
「うん、動けないから問題ないでしょ?」
「眠らせて攫う手筈だっただろ?何やったんだ?」
「あ、うん、ボクが忍びこんだときね、丁度情事の真っ最中だったんだよ。」
「情事って……この格好でか?」
よくよく見ると、王妃はメイドの格好をしていた。

「うん、あの王様も好きだねぇ。だからね、取り敢えず王妃を動けなくしてから代わりにボクが王様の相手をしてたってわけ。だからね……。」
ルイがそう言って徐に王妃のスカートを捲し上げる。
情事の途中だったというのは本当らしく、スカートの下は何も身に着けていなかった。

「途中だったし、ずっとボクと王様の睦言を見てたから、王妃様も我慢できないんじゃないかなぁ。だから少しだけ待ってね。」
そう言って、ルイは王妃の剥き出しになった下腹部に手を伸ばし愛撫を始める。
「オイオイ、そう言うのは戻ってからにしろ。」
「えぇ~、この状態で放置プレイ?マスターは噂通りゲスいねぇ。」
「時間がないからあとにしろって言ってるんだよ。さっさと行くぞ。」
「はぁ~い。ってことで王妃ちゃん。もう少し我慢してね。」

女三人を抱えた人間の男とサキュバス二人が、闇夜の彼方へと飛び去って行くのを見た者は誰もいなかった。



「さて、これからどうするかなぁ。」
「ん?アスベルちゃんを犯すんじゃないの?」
アスベルとマナベルを愛撫していたみぃがそう言うと、ベッドの上に転がされている二人の少女の身体が強張る。
「それは後だ。そうじゃなくて、国の事だよ。」

セイマ=リア王国は、王妃及び王女が突然行方不明になるという事件が起き、そんなことがあったにも関わらず、国王が毎晩若い女を連れ込んで遊行に浸っているという噂が飛び交った。

その噂通りなのかどうか、真偽の程は分からないが、昼の国王が精彩を欠いているのは事実で、それに業を煮やしたシュトックハウゼン伯爵が兵を起こし王家に反旗を翻した。
それでも精彩を欠いたままの王に率いられた兵では成す術もなく、クーデターが起きて1週間後には国王の交代劇と相成ったのだ。

「後で犯すのね。それはそうと国の事って、予定通りなんでしょ?」
みぃが、強張るアスベルの身体の弱いところを責めると、アスベルの口から小さな声が漏れる。
「そうなんだけどなぁ、王子ってのが予想外にクズでな、こんな事なら、下手な小細工をせず、あの王子を王位につけるだけでよかったんじゃないかと。」

王子はクーデターが起きた時に保護?したのだが、周りに魅力的な美女が一杯と見るや否や、ひたすらえっちぃことに励んでいた。
また、サキュバスたちも、大事な食事なので抗う事もせず、むしろ積極的に事に励んでいるため、今この屋敷の一角は、王子のハーレム状態となっていた。

「ホントだったら、あそこには俺がいる筈なんだよっ!」
「えぇ~、ひょっとして、あのバカ王子に嫉妬してる?器が小さいんだぁ?」
「バカッ、嫉妬じゃねぇよ。」
「ふぅ~ん、最近アスベルちゃんやマナベルちゃんへの責めがねちっこいって思ったら、そういう事だったのね。」
「違うって言ってるだろ?そうじゃなくてだなぁ。この国を乗っ取ったのは、いわばこいつに対する復讐だったわけだ。」
ユウジはそう言いながらアスベルの胸の先を摘まみ上げる。

「ひぃっ。」
アスベルが苦痛の声を漏らすが、みぃが下腹部を責め立てあげると、嬌声に代わる。
「そうだよね、命の恩人を冤罪で奴隷に落としたんだもんね。」
「そういう事だ。ちょうどいいからこいつに自分の立場ってモノをじっくりと教えてやるか。」
「あんまりひどいこと……ってなに、ユウジその手にに持ってるのは何なの?」
「ついでにお前にも教えておいてやろうと思ってな。」
「えっ、ちょっと、ちょっと待って、あっ、いやぁぁぁぁ……。」


「ぐすん。酷いよユウジ。」
「悪かったよ。でもお前もそろそろ食事の時期だっただろ?」
「そうだけど、そうだけどっ!」
「俺としても、いつまでも、不味い不味い言われると傷つくんだよ。」
「うぅ、それは悪かったわよぉ。でも、いきなり……ぐすん。」
「でも、これで、その娘たちに俺の味がついても問題ないだろ?」
「うぅ、そう言う問題じゃ無いよぉ……マナベルちゃんはあげないからね。」
「ハイハイ、今は取り上げないよ。」
「後でもダメ。飽きるまであげないんだからね。」
「ハイハイ、わかりましたよ。……ってことだからみぃに飽きられないように頑張れよ。」
ユウジがマナベルに声をかけると、マナベルは縛られたままコクコクと頷く。

「ユウジどこ行くの?」
立ち上がって出ていこうとするユウジに声をかけるみぃ。
「指令室。お前も飽きたら来いよ。」
「ん、口直しが終わったら行くね。」
そう言ってマナベルに襲い掛かるみぃの気配を背中越しに感じながら、部屋を出ていくユウジ。


「指令室……ってほど御大層なものじゃ無いけどな。」
屋敷の一角にある部屋……要はユウジの部屋なのだが、洒落を込めて指令室と呼んでいるだけの部屋の中で、ユウジは椅子の背もたれに体重をかける。

「さて、マジにどうするか。」
ユウジは地図を机の上に広げると、それを眺めながら考える。
この地図は、市販のものに、王妃や明日ベル達から聞いた情報を書き足し、さらにはユウジが上空から直接みて、詳細を微調整したかなり精巧なものだ。

「マスター、何を唸ってるんだい?」
地図を眺めながら頭を抱えていると、黒髪ショートのボーイッシュなサキュバスが入ってくる。
「ルイか。いや、な、この先どうするかって考えていてな。」
「マスターはどうしたいのさ?マスターが決めたことなら、ボクは黙って従うよ。」

「そうだなぁ。俺としては、人間達と争いたくはない。だけど、魔族だからって迫害するのも違うと思ってる。」
「難しい問題だねぇ。そもそも価値観が違うから分かりあえないんじゃないかな?」
「そうか?むしろ価値観が違うからこそ共存の道があるんじゃないかと考えているんだが?」
「そうなの?」
ルイは怪訝そうな顔で聞いてくる。

「そうだよ、例えばお前達サキュバスだけど、人間の男がいたほうがいいだろ?」
「う~ん、確かにねぇ。別に人間じゃなくても生きていけるけど、人間は極上の美味なんだよね。」
「そうだろ?だけど、搾り過ぎて殺してしまうのは、双方共に都合が悪いのは分かるだろ?」
「ウン、警戒されたり怖がられたりすると、近づくのも大変だし、そうなったら無理やり捉えるしかなくなるもんね。そしてそういう男は味が落ちるのよ。」
「だろ?そして人間の男の大半にとって、美女揃いのサキュバスとヤれるのはご褒美なんだよ。」
「そうなの?」

「あぁ。残念なことに、人間の女は、顔のいい男に群がる習性があるからな、イケメン以外の男は苦汁をなめているんだ。そこに、自分に優しくしてくれる美女が現れたら?しかも、その美女が見返りもなしに自分を求めてくれるなら?かけてもいい、殆どの男が大歓迎するぜ?」
「そういうモンなの?でも見返りがないわけじゃなくて、ボクたちは食事を……。」
「だからご褒美だって言ってるだろ?そんなの奴らにとっては見返りでも何でもなく、全然惜しくもないんだよ……どうせ溜まったら捨ててるものだからな。」
「ほぇぇ……そうなんだ。」

「だから、お前らが死ぬまで搾り取るとかしない限り、差し出してくる奴は後を絶たない、お前たちは毎日摂取し放題ってわけだ。それは、あの街でわかっただろ?」
「ウン、みんな喜んでいるよ。これでもう飢えなくって済むって。他の部族にも話が言ってるから、近いうちに各地の族長がマスターに挨拶に来ることになってるよ。」
「そんな事になってるのか……。まぁいいか。とにかくだ、人間の男にしてみれば危険なしに美女と交わりたい、サキュバスは、人間の男の精が欲しい……共存可能だろ?」
「なる程~、確かに。」

「そういう感じで、種族関係なく共存できる場所があればいいと思っている。ただな、当たり前だけど、魔族や人間の中には、どうしても共存できない種族や個体もいる。場合によっては、そういう奴らから身を守るらなければならない。時には戦う事も必要になってくるだろう。そう考えると、今のままじゃ何もかもが足りないんだよなぁ。」
「うーん、確かにね。ボク達は魔力にはそれなりに長けているけど、攪乱ならともかく、直接戦うのは向いてないしね。」

「そう言う事だな。後は、リア王国の王都の立地も悪いしな。」
「ん?」
「この王都は周りが人間の国の中でも特に大国と呼ばれる国に囲まれているからな、攻め込まれたら一気に瓦解する。そうなった時、一歩間違えれば街にいるサキュバスたちは捕らえられて奴隷にされるかもしれない。……まぁ、見目麗しいから性奴隷として扱われることは間違いないので、飢える事は無いだろうけどな。」
「うーん、そういうのってあまり気分良くないなぁ。」
ルイが嫌悪感をあらわにする。
「だから、話は戻るんだけどな、どうしようかって話なんだよ。」

「そんなこと言ってますけど、もうどうするかは決めてらっしゃるんでしょ?」
そんな事を言いながら部屋に入ってくるサキュバス。
「ミアか。街の様子はどうだ?」
「上々ですよ。お店には毎日沢山の冒険者さんや貴族の方がお見えになっています。」
「そうか、サキュバスって事はバレてないか?」
「その点は大丈夫です。伯爵の方へも、定期的に何人か送っていますが、正体がバレないように気を使って頂いております。」
「まぁ、奴も、魔族と手を組んでいるとバレたら身がヤバいからな。」
「ねぇ、もう決めてるってどういうこと?」
ルイが焦れたように話に割り込んでくる。

「あぁ、そうだな。俺は近いうちにこの屋敷を出る。お前達には一緒に来てもらうつもりだ。」
「えぇ~。この街捨てるの?せっかくいい餌場が出来たと思たのにぃ。」
ルイが不満げに唇を尖らせる。
「捨てるわけじゃない。ここの店を維持するのに最小限の管理者は残すし、入れ替わりになるだろうが、何人かは定期的に訪れてもらう。というより、移動しながら大きい街に、ここにある店のようなサキュバスの拠点を作っていくつもりだ。」
「???どう言う事?」
「簡単に言えば、色んな街に餌場を作るって事。お前達は好きな場所で色々楽しめるって事だ。」
「なるほど。それいいね。」
ルイは計画を聞いて大喜びだが、ミアは逆に表情を曇らせる。

「ユウジさん、それはつまり、他の街でもココと同じように反乱を扇動するっていう事でしょうか?」
ミアは、見た目に似合わず心優しい少女であり、リア王国のクーデターの際も、多くの人間が傷ついたことに心痛めていた。
勿論、普段はそのような素振りも見せないのだが、ユウジと二人っきりの時は、何度も弱音を口にしていたのだ。
「心配するなよ。娼館については、この数か月で理解しただろ?」
「ハイ、あのような施設が人間族の間にあるとは知りませんでした。すでに何人かは経営のノウハウも取得しています。」
「需要があるなら、供給してやればみんな喜ぶだろ?各街で娼館を経営するだけだよ。」
「それならいいですね。」
ミアの顔にも喜びの表情が浮かぶ。
「とは言っても、サキュバスたちにタダ飯を食わせるわけじゃないぞ。娼館で食事をしながら、様々な情報を集めてほしい。」
「情報ですか?」
「あぁ、情報を制する者が勝つ。これは戦においては必須なんだよ。」

いつ、だれが、どこへ、どういう理由で、攻め込もうとしているのか?
それを事前に知るだけでも価値はある。
事前に知ることが出来れば備える事も容易だからだ。
さらに言えば、情報を逆手にとって、こちらの思うように操作することが出来れば、この世界は思うがままに操ることも出来る。

閨という誰もが油断する場所で、美女に蕩かされ、誘惑されて、ついポロっと情報を漏らす。
サキュバスには、天を駆ける機動力と種族間だけに通用する念話能力もある。
この世界において、情報の収集路その伝達速度でサキュバスほど適した種族はいないだろうとユウジは考えていた。

「ところで、どこへ移動されるんですか?先程からの話では、移動した場所で国となる拠点を築くおつもりなのでしょ?」
「あぁ、そのつもりだ。だからお前達サキュバス族だけでなく、俺の考えに賛同してくれる者達を種族問わず集めたいと思っている。その為の拠点は……ここだ。」
ユウジは広げた地図の一点を指し示す。

「俺達は、北へ向かう!」
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