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2人が幸せになるために
otomo
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otomoはネットでは 鵺瀬 夜丘の『ネットの母』と言われていた。
otomoの情報は少ない。otomoのSNSサイトがある。そこにたまにイラストや日常のことなどをotomoが呟いていた。
前に『鵺瀬夜丘のことを知ろう』という番組でotomoのことが話題に上がった。
otomo=鵺瀬夜丘というイメージがついたのだ。
otomoの本名も顔も知ってる人はいない。白斗さえも知らない。otomoの方も白斗達の名前も顔も知らない。鵺瀬夜丘でしか繋がっていないのだ。
『夜丘。起きてる?』
閉じているタブレットがチカチカ光る。そんなタブレットをよそにベットでは寝息を立てていた。
『夜丘!』
夜丘の反応が返ってくるのを期待して、otomoはメッセージを送り続けていた。
『夜丘。また何かの実験?』
『そろそろ、訴えようよ。夜丘本人の証言があれば捜査してくれるでしょ?お願い返事を返して。夜丘。』
梓が急に未読無視した理由は分かってる。梓が無視することは大抵聞かれたくないことだった時。きっと梓は無意識だ。otomoは梓のことが嫌いだった。会ったことはない。それでも夜丘に対するotomoへの態度が嫌いだ。夜丘の事情を聞くために梓の連絡先を入手した。
梓も白斗に近づくotomoが好きにはなれなかった。白斗が小説を書いてることを知ってる。(なら私が読んで訂正する役目をすればいいのに。なんで白斗は私を頼ってくれなかったの)
と、梓は思っていた。
夜丘がotomoと協力し始めたのはまだ梓に会う前だった。売られる前。だから、白斗が梓に頼るという考えはなかったし、白斗と夜丘は別人であると白斗は信じていた。
まだ、まだタブレットがチカチカ光る。通知は20件にも及んでいた。
白斗の部屋にノックの音がする。反応はなく、「失礼します」と小声でいい中に入った。ベットで寝ている白斗を見てどこかホッとした。
机の上のタブレットに目が行く。
「うわっ、すごっ」
通知件数を見て驚く。同じ名前の人から100件のメールが来ていた。寝ている白斗を見て。通知をオフにした。
「おやすみなさい。白斗様。」
そう言って何をしに来たのかわからないが、静かに部屋から出て行った。
otomoの情報は少ない。otomoのSNSサイトがある。そこにたまにイラストや日常のことなどをotomoが呟いていた。
前に『鵺瀬夜丘のことを知ろう』という番組でotomoのことが話題に上がった。
otomo=鵺瀬夜丘というイメージがついたのだ。
otomoの本名も顔も知ってる人はいない。白斗さえも知らない。otomoの方も白斗達の名前も顔も知らない。鵺瀬夜丘でしか繋がっていないのだ。
『夜丘。起きてる?』
閉じているタブレットがチカチカ光る。そんなタブレットをよそにベットでは寝息を立てていた。
『夜丘!』
夜丘の反応が返ってくるのを期待して、otomoはメッセージを送り続けていた。
『夜丘。また何かの実験?』
『そろそろ、訴えようよ。夜丘本人の証言があれば捜査してくれるでしょ?お願い返事を返して。夜丘。』
梓が急に未読無視した理由は分かってる。梓が無視することは大抵聞かれたくないことだった時。きっと梓は無意識だ。otomoは梓のことが嫌いだった。会ったことはない。それでも夜丘に対するotomoへの態度が嫌いだ。夜丘の事情を聞くために梓の連絡先を入手した。
梓も白斗に近づくotomoが好きにはなれなかった。白斗が小説を書いてることを知ってる。(なら私が読んで訂正する役目をすればいいのに。なんで白斗は私を頼ってくれなかったの)
と、梓は思っていた。
夜丘がotomoと協力し始めたのはまだ梓に会う前だった。売られる前。だから、白斗が梓に頼るという考えはなかったし、白斗と夜丘は別人であると白斗は信じていた。
まだ、まだタブレットがチカチカ光る。通知は20件にも及んでいた。
白斗の部屋にノックの音がする。反応はなく、「失礼します」と小声でいい中に入った。ベットで寝ている白斗を見てどこかホッとした。
机の上のタブレットに目が行く。
「うわっ、すごっ」
通知件数を見て驚く。同じ名前の人から100件のメールが来ていた。寝ている白斗を見て。通知をオフにした。
「おやすみなさい。白斗様。」
そう言って何をしに来たのかわからないが、静かに部屋から出て行った。
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