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2人が幸せになるために
花盛と元高女2位
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「どうしてここに、ここに貴方がいるんですか?貴方はもう、ここには来ないと・・・」
足音が百合姫に近づく。
「花盛校長!!」
花盛は何も言わず、ただただ笑みを浮かべるだけ。
「花盛校長・・・ひっ!な、何ですか!」
花盛が百合姫の顎を引く。混乱している百合姫の全身を舐めるように見る。
「は、はな・・はなざかり、校長・・・」
花盛を退けようとしたが校長のため、躊躇ってしまった。
「天乃?」
奥から林友奈が出てきた。
「友奈さんっ!」
「ひっ・・校長・・・先生なんで。」
友奈は後ずさる。相変わらず花盛は何も言わない。百合姫の顎を掴んでいるだけ。
「な、何をしているんですか?こ、校長・・」
「友奈さんは奥の部屋にいてください。私は大丈夫ですから。」
百合姫の言葉に花盛と百合姫を交互に見る。
「で、でもっ」
「何かされるってことはないですから。ね?友奈さん。」
大丈夫だと笑顔を向ける。友奈はごめんと何回も呟いて奥に入って行った。
「花盛校長先生。お久しぶりです。噂で聞いていましたよ。ぼーっとするだけで校長の仕事を放棄していたとか。篠秋校長先生に恩があるのだから・・ちゃんとしないとなのはわかっているはずですよ。私がいなくなってもちゃんとしてください。花盛・・校長・・せんせい・・・」
百合姫は花盛の腕に手を添える。
「花盛校長。もう元には戻れませんよ。私は女高の生徒でも高女でもないのですから。登華にはこの役目は伝えていません。私でよければまた相手しますから・・だから今日は帰ってください。」
花盛と百合姫は少し複雑な関係だ。高女2位の役目の一つに校長の補佐というものがある。その補佐の役目の中に性欲発散というものがある。百合姫は花盛の性の管理をしていた。花盛が任免したこともあり百合姫は花盛のお気に入りだった。
「花盛校長っ・・今はやめましょう。」
百合姫の顔を撫でるのをやめない。何も言わずに舌なめずりをしながら百合姫を見るだけ。
「花盛校長!」
叫んでも、何も返事をしてくれない。
「はな・・ざかりせんせい・・・もうやめてください・・校長・・・・」
花盛の手に触れていた百合姫の手が下に落ちた。
足音が百合姫に近づく。
「花盛校長!!」
花盛は何も言わず、ただただ笑みを浮かべるだけ。
「花盛校長・・・ひっ!な、何ですか!」
花盛が百合姫の顎を引く。混乱している百合姫の全身を舐めるように見る。
「は、はな・・はなざかり、校長・・・」
花盛を退けようとしたが校長のため、躊躇ってしまった。
「天乃?」
奥から林友奈が出てきた。
「友奈さんっ!」
「ひっ・・校長・・・先生なんで。」
友奈は後ずさる。相変わらず花盛は何も言わない。百合姫の顎を掴んでいるだけ。
「な、何をしているんですか?こ、校長・・」
「友奈さんは奥の部屋にいてください。私は大丈夫ですから。」
百合姫の言葉に花盛と百合姫を交互に見る。
「で、でもっ」
「何かされるってことはないですから。ね?友奈さん。」
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「花盛校長。もう元には戻れませんよ。私は女高の生徒でも高女でもないのですから。登華にはこの役目は伝えていません。私でよければまた相手しますから・・だから今日は帰ってください。」
花盛と百合姫は少し複雑な関係だ。高女2位の役目の一つに校長の補佐というものがある。その補佐の役目の中に性欲発散というものがある。百合姫は花盛の性の管理をしていた。花盛が任免したこともあり百合姫は花盛のお気に入りだった。
「花盛校長っ・・今はやめましょう。」
百合姫の顔を撫でるのをやめない。何も言わずに舌なめずりをしながら百合姫を見るだけ。
「花盛校長!」
叫んでも、何も返事をしてくれない。
「はな・・ざかりせんせい・・・もうやめてください・・校長・・・・」
花盛の手に触れていた百合姫の手が下に落ちた。
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