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終わった?
退学する必要
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「白雪。今日から貴方が高女第2位です。1位の代わりに皆さんを引っ張ってくださいね。」
ステージの上で白雪登華は困惑する。マイクを取れば高女第2位を受け入れることになってしまう。登華は3位のままが良かった。みんなを引っ張っていける自信が、天乃みたいなリーダーになれる自信がない。
「天乃、私には無理。」
登華は首を横に振る。
「いいえ、ゆきの・・登華はできますよ。」
その言葉を聞いた登華は唇を噛む。そして、マイクを受け取った。拍手は聞こえない。それでいい。
「花盛校長先生。今、体育館で高女選挙が開催されています。それで百合姫天乃さんが退学する気みたいです。いいんですか?」
「・・・・」
花盛は校長席にただぼーっと座ってるだけ。
「いいんですね・・ずっと貴方の言いなりになってくれた方だったのに。校長先生。これから高女一同貴方の指示は受けません。高女がこの学校を引っ張っていきます。では。」
最後まで何も言わない花盛。校長室を後にする生徒はため息をついて体育館に向かう。
体育館のドアが開く。生徒一同そっちの方を見た。
「あ、・・マナ・・・」
ある生徒が安心したようなら声を出す。
「登華。」
天乃は登華を諭す。
「高女第4位蒼茉奈。ステージに上がってください。」
蒼茉奈。スラックスを入っていて髪はウルフカット。とても男らしい見た目。
茉奈はステージに上がる。
「これより高女取り替え式を終わりにします。改めて、高女第2位白雪登華」
マイクを隣に渡す。
「高女第3位桜姫川千草。」
「高女第4位蒼茉奈。以上を持ちまして、これからの女高を支えていきたいと思います。」
百合姫だけが拍手をする。
終わりかと思ったが、茉奈が「あーあー」と言葉を発する。
「生徒、先生一同。これより先。女高は校長の指示は従わない。女高がこの学校の柱となる。」
ステージの上で白雪登華は困惑する。マイクを取れば高女第2位を受け入れることになってしまう。登華は3位のままが良かった。みんなを引っ張っていける自信が、天乃みたいなリーダーになれる自信がない。
「天乃、私には無理。」
登華は首を横に振る。
「いいえ、ゆきの・・登華はできますよ。」
その言葉を聞いた登華は唇を噛む。そして、マイクを受け取った。拍手は聞こえない。それでいい。
「花盛校長先生。今、体育館で高女選挙が開催されています。それで百合姫天乃さんが退学する気みたいです。いいんですか?」
「・・・・」
花盛は校長席にただぼーっと座ってるだけ。
「いいんですね・・ずっと貴方の言いなりになってくれた方だったのに。校長先生。これから高女一同貴方の指示は受けません。高女がこの学校を引っ張っていきます。では。」
最後まで何も言わない花盛。校長室を後にする生徒はため息をついて体育館に向かう。
体育館のドアが開く。生徒一同そっちの方を見た。
「あ、・・マナ・・・」
ある生徒が安心したようなら声を出す。
「登華。」
天乃は登華を諭す。
「高女第4位蒼茉奈。ステージに上がってください。」
蒼茉奈。スラックスを入っていて髪はウルフカット。とても男らしい見た目。
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「これより高女取り替え式を終わりにします。改めて、高女第2位白雪登華」
マイクを隣に渡す。
「高女第3位桜姫川千草。」
「高女第4位蒼茉奈。以上を持ちまして、これからの女高を支えていきたいと思います。」
百合姫だけが拍手をする。
終わりかと思ったが、茉奈が「あーあー」と言葉を発する。
「生徒、先生一同。これより先。女高は校長の指示は従わない。女高がこの学校の柱となる。」
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