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終わった?
誰が誰のために
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「さて、そろそろ帰ろうか。」
ぶらぶら歩いていた梓と智寧。
「梓ちゃん?」
「今日も白斗が夕飯を作って待ってるみたい。早めに行って手伝わないとね。」
「そうだね。食べてばかりじゃダメだよね。うん!行こう。梓ちゃん。」
スカートをふわっと揺らして梓の前に立つ。ニコッと笑う。
「智寧・・・」
「お邪魔します」
直也の家に入る。
「おかえり。2人とも。楽しめた?」
「はい、とても楽しめました」
智寧が嬉しそうにいう。
「白斗、何か手伝うことある?」
話の間に入り、話の話題を変える。
「疲れたでしょ。リビングでゆっくりしてて。もう少しで終わるから。」
「でも、」
「いいから、いいから。」
リビングに行くとスマホをいじってる直也。自分の頬を触って顔を赤らめている委御。聞いていない委御になぜか怒鳴っている弘人と言うちょっとおかしな状況ができていた。
「直也。もう怒ってない?」
白斗がソファの近くに行き直也の顔を覗き込む。
「行動自体に怒ってはない。だが白斗の体に傷がついたのが許せない。」
近くに来た白斗の肩を触る。
「もう痛くないよ。ごめんね。」
「はぁ。弘人。もういいよ。」
直也がスマホの電源を落として怒鳴っていた弘人を見る。
「ね、どういう状況なの?」
智寧が弘人を見て聞く。
「ちょっとトラブルというか」
白斗が濁す。
「お前はなぁ、自分が言ってたことと真逆なことをしてるんだぞ!って聞けよ!」
「はぁぁ。白白・・。」
「カオスだろ・・」
直也が呟く。その言葉に白斗が苦笑いをする。
「なんなのよ。」
「私がいない時に委御がないかしたの?白斗。」
梓が悲しそうな顔で白斗を見る。
「えっーと・・」
チラッと直也の方を見る。直也が見られていることに気がつきため息をまたつく。
「委御が白斗を床に押し倒して首筋に噛み跡をつけたんだ。それだけじゃなくてキスもね。」
「う、うん。」
「それもそうだが、こいつ俺とか直也がリビング入ってきてもまだ続けていたんだからな。引き剥がそうとしても引き剥がれねぇし。」
「え、そんなことが・・ちなみにどうやって離れてくれたの?」
「僕がまた今度ねって言ったら離れてくれた・・・・ごめん。直也。」
「もう大丈夫だ。白斗」
白斗の頭を直也は撫でた。
「ね、やっぱりこいつ追い出した方がいいんじゃないか?」
「・・そうしたいのは山々なんだけど・・」
「何か問題があるのか?」
「約束しちゃって」
「約束?」
「白白は私と1日1回会わないといけないっていう約束をしたの!」
嬉しそうに話に入ってきた委御。
「は?だって俺をリビングから追い出すのが約束だったんじゃないのか?」
「委御が外に追い出してないから無効ねって」
「都瀬お前っ優しすぎるんじゃねのか?」
「これが欠点であり白斗の良いところだから」
直也が呆れつつも愛おしそうに言う。
「白白。だいいすき!」
「す、すおー。」
委御は白斗を抱きしめる。
「辞めなさい」
「あっいて」
梓が委御の頭を殴る。
「基本平日の朝は私がこの家にいるので白斗の体は私が守ります」
梓が委御の首根っこ、猫のように服を待ちそう宣言をする。
梓が白斗のために
ぶらぶら歩いていた梓と智寧。
「梓ちゃん?」
「今日も白斗が夕飯を作って待ってるみたい。早めに行って手伝わないとね。」
「そうだね。食べてばかりじゃダメだよね。うん!行こう。梓ちゃん。」
スカートをふわっと揺らして梓の前に立つ。ニコッと笑う。
「智寧・・・」
「お邪魔します」
直也の家に入る。
「おかえり。2人とも。楽しめた?」
「はい、とても楽しめました」
智寧が嬉しそうにいう。
「白斗、何か手伝うことある?」
話の間に入り、話の話題を変える。
「疲れたでしょ。リビングでゆっくりしてて。もう少しで終わるから。」
「でも、」
「いいから、いいから。」
リビングに行くとスマホをいじってる直也。自分の頬を触って顔を赤らめている委御。聞いていない委御になぜか怒鳴っている弘人と言うちょっとおかしな状況ができていた。
「直也。もう怒ってない?」
白斗がソファの近くに行き直也の顔を覗き込む。
「行動自体に怒ってはない。だが白斗の体に傷がついたのが許せない。」
近くに来た白斗の肩を触る。
「もう痛くないよ。ごめんね。」
「はぁ。弘人。もういいよ。」
直也がスマホの電源を落として怒鳴っていた弘人を見る。
「ね、どういう状況なの?」
智寧が弘人を見て聞く。
「ちょっとトラブルというか」
白斗が濁す。
「お前はなぁ、自分が言ってたことと真逆なことをしてるんだぞ!って聞けよ!」
「はぁぁ。白白・・。」
「カオスだろ・・」
直也が呟く。その言葉に白斗が苦笑いをする。
「なんなのよ。」
「私がいない時に委御がないかしたの?白斗。」
梓が悲しそうな顔で白斗を見る。
「えっーと・・」
チラッと直也の方を見る。直也が見られていることに気がつきため息をまたつく。
「委御が白斗を床に押し倒して首筋に噛み跡をつけたんだ。それだけじゃなくてキスもね。」
「う、うん。」
「それもそうだが、こいつ俺とか直也がリビング入ってきてもまだ続けていたんだからな。引き剥がそうとしても引き剥がれねぇし。」
「え、そんなことが・・ちなみにどうやって離れてくれたの?」
「僕がまた今度ねって言ったら離れてくれた・・・・ごめん。直也。」
「もう大丈夫だ。白斗」
白斗の頭を直也は撫でた。
「ね、やっぱりこいつ追い出した方がいいんじゃないか?」
「・・そうしたいのは山々なんだけど・・」
「何か問題があるのか?」
「約束しちゃって」
「約束?」
「白白は私と1日1回会わないといけないっていう約束をしたの!」
嬉しそうに話に入ってきた委御。
「は?だって俺をリビングから追い出すのが約束だったんじゃないのか?」
「委御が外に追い出してないから無効ねって」
「都瀬お前っ優しすぎるんじゃねのか?」
「これが欠点であり白斗の良いところだから」
直也が呆れつつも愛おしそうに言う。
「白白。だいいすき!」
「す、すおー。」
委御は白斗を抱きしめる。
「辞めなさい」
「あっいて」
梓が委御の頭を殴る。
「基本平日の朝は私がこの家にいるので白斗の体は私が守ります」
梓が委御の首根っこ、猫のように服を待ちそう宣言をする。
梓が白斗のために
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