356 / 567
終わった?
誰が誰のために
しおりを挟む
病院を後にする弘人と委御。
「会えて良かったね?」
「あぁ。」
「せっかくだしお店見て行こうよ!」
「えー、家帰ろうぜ。せっかくの休みなんだし」
「弘人君のケチ!」
「知らねえ知らねぇ。」
「女の子には優しくしないとなんだよ!」
「俺は女に興味ねぇから。」
「うわぁ、そんなこと言ったら女の子逃げちゃうよ」
「逃げられるのはいいねぇ。お前も逃げてくれ。」
「私は逃げないヨォ、なんなら追いかけちゃう嫌って言うまでね!それがいっちばん楽しい!」
「性格悪っ」
「性格いい人が飼い主だからねぇー」
「普通はいい人になるのが当たり前じゃないか?」
「違うよ!悪かったら飼い主の欠点を私が無くせるでしょ?飼い主はいいところを私は飼い主の悪いところを補うの。」
「・・そうか。」
弘人はなんだかほっこりしたのか委御の頭を撫でる。
「わっ何?辞めてよ。」
「いやな、なんと無くな。」
弘人はつい委御を犬のように見えてしまった。
「帰ろうぜ。委御。お前、神瀬の家に行くって言ってなかったか?」
「あ!白白に会いに行くんだった!じゃあ早く行こう。」
委御が前に出て弘人の手を握り引っ張る。
「ああ。」
引っ張られながら足を動かす。
「あれ?七宮君?」
委御の流れで直也の家に来てしまった。
「あ、悪い」
「うんん。入って。」
「誰かいるの?」
「誰もいないよ。珍しく梓はお出かけみたいだから。」
「智寧と出かけんだんだよ。」
「智寧さんと・・発展するといいね。」
「本当に。鳥鳥は頑固だよねぇ。」
「そうだね」
白斗が笑う。
「あれ?直也君は?」
「ん?学校だよ。今日平日だし。」
「え?だって弘人君休みだし、直也君の担任?も休みだったし」
「七宮君に関しては普通に休みを取ったんでしょう?」
「あぁ。」
「晃先生はわからないけど・・まぁとにかく今日は平日だから普通に授業あるよ。」
「ふーん」
聞いておいて興味がなさそうにする。
「直也君いないなら、今日は白白を独り占めだ!」
委御は白斗に抱きつく。スンスンと白斗の首らへんを嗅ぐ。
「だ、だめだよ!」
白斗が委御の体を押す。
「えー、なんで~」
「七宮君いるし」
「弘人君。これから飼い主と遊ぶから家に帰ってー」
「・・いいのか?」
「だ、ダメだから助けて」
「だとよ。」
「えっーヤダヤダ、帰ってよ!白白。約束は?結局お願いは破棄したからまだ残ってるでしょ!お願い。」
「・・・・・はぁ。七宮君。玄関にいてくれる?さ、叫んだ助けに来て。そこのお菓子玄関に持ってていいから」
白斗が七宮を見てお願いと言う困った顔をする。
「・・ああ、ちゃ、ちゃんと叫べよ!」
「うん!」
七宮はお菓子の入った皿を持って玄関に行ってくれた。
「これで白白は私のもの」
舌舐めずりをする委御。
「す、すお。これはダメ・・これ」
「白白。大丈夫。直也君を裏切るようなことはしないから。ただこのまま」
委御は白斗を床に押し倒す。そして上に乗ってただ抱きしめるだけ。
「大好きだよ。白白」
首元に委御は跡が残らない程度でキスをする。
「す、お。」
白斗に対する委御の想い
「会えて良かったね?」
「あぁ。」
「せっかくだしお店見て行こうよ!」
「えー、家帰ろうぜ。せっかくの休みなんだし」
「弘人君のケチ!」
「知らねえ知らねぇ。」
「女の子には優しくしないとなんだよ!」
「俺は女に興味ねぇから。」
「うわぁ、そんなこと言ったら女の子逃げちゃうよ」
「逃げられるのはいいねぇ。お前も逃げてくれ。」
「私は逃げないヨォ、なんなら追いかけちゃう嫌って言うまでね!それがいっちばん楽しい!」
「性格悪っ」
「性格いい人が飼い主だからねぇー」
「普通はいい人になるのが当たり前じゃないか?」
「違うよ!悪かったら飼い主の欠点を私が無くせるでしょ?飼い主はいいところを私は飼い主の悪いところを補うの。」
「・・そうか。」
弘人はなんだかほっこりしたのか委御の頭を撫でる。
「わっ何?辞めてよ。」
「いやな、なんと無くな。」
弘人はつい委御を犬のように見えてしまった。
「帰ろうぜ。委御。お前、神瀬の家に行くって言ってなかったか?」
「あ!白白に会いに行くんだった!じゃあ早く行こう。」
委御が前に出て弘人の手を握り引っ張る。
「ああ。」
引っ張られながら足を動かす。
「あれ?七宮君?」
委御の流れで直也の家に来てしまった。
「あ、悪い」
「うんん。入って。」
「誰かいるの?」
「誰もいないよ。珍しく梓はお出かけみたいだから。」
「智寧と出かけんだんだよ。」
「智寧さんと・・発展するといいね。」
「本当に。鳥鳥は頑固だよねぇ。」
「そうだね」
白斗が笑う。
「あれ?直也君は?」
「ん?学校だよ。今日平日だし。」
「え?だって弘人君休みだし、直也君の担任?も休みだったし」
「七宮君に関しては普通に休みを取ったんでしょう?」
「あぁ。」
「晃先生はわからないけど・・まぁとにかく今日は平日だから普通に授業あるよ。」
「ふーん」
聞いておいて興味がなさそうにする。
「直也君いないなら、今日は白白を独り占めだ!」
委御は白斗に抱きつく。スンスンと白斗の首らへんを嗅ぐ。
「だ、だめだよ!」
白斗が委御の体を押す。
「えー、なんで~」
「七宮君いるし」
「弘人君。これから飼い主と遊ぶから家に帰ってー」
「・・いいのか?」
「だ、ダメだから助けて」
「だとよ。」
「えっーヤダヤダ、帰ってよ!白白。約束は?結局お願いは破棄したからまだ残ってるでしょ!お願い。」
「・・・・・はぁ。七宮君。玄関にいてくれる?さ、叫んだ助けに来て。そこのお菓子玄関に持ってていいから」
白斗が七宮を見てお願いと言う困った顔をする。
「・・ああ、ちゃ、ちゃんと叫べよ!」
「うん!」
七宮はお菓子の入った皿を持って玄関に行ってくれた。
「これで白白は私のもの」
舌舐めずりをする委御。
「す、すお。これはダメ・・これ」
「白白。大丈夫。直也君を裏切るようなことはしないから。ただこのまま」
委御は白斗を床に押し倒す。そして上に乗ってただ抱きしめるだけ。
「大好きだよ。白白」
首元に委御は跡が残らない程度でキスをする。
「す、お。」
白斗に対する委御の想い
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

なんで俺の周りはイケメン高身長が多いんだ!!!!
柑橘
BL
王道詰め合わせ。
ジャンルをお確かめの上お進み下さい。
7/7以降、サブストーリー(土谷虹の隣は決まってる!!!!)を公開しました!!読んでいただけると嬉しいです!
※目線が度々変わります。
※登場人物の紹介が途中から増えるかもです。
※火曜日20:00
金曜日19:00
日曜日17:00更新


身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。


男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる