今から君を守るのに理由が必要ですか・・?(仮)

綾瑪 東暢

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真実

まだわからないだけ

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 男中で俺が選択したコースは一般コース。副教科がなく数学と英語、科学がさらに増える。男中の生徒は基本的に専門知識を学びたい人が多く一般は他より人数は少なかった。コースは学年で別の授業を受けるが時々、学年合同でする授業もあり、にしきさんがいること自体知っていた。でも話すことは最初なかった。目を合うこともただ同じコースを選択している生徒会長。







 話すきっかけができたのは2年に上がりコースにもなれて来たころ合同授業で4人組の班を作れと言われた時だった。友人となろうと話していたが友人と俺だとあと2人足りない。たまたま錦さんのところも2人だったため目があった瞬間錦さんは逃げるようにして俺のところに来た。
 「ここに私達も入れてほしんです。ダメでしょうか?」
 ここで生徒会長を断る勇気俺と友人にはなく招き入れた。他の生徒がいいなぁとか僕の方がとか聞こえてた声を遮断させた。

 「改めてよろしくお願いします。」

 この時の錦さんは優しいイメージ通りの生徒会長だった。

 それから班を作れというお題は大体生徒会長含めた4人組になることが多くなった。


 少し経った頃錦さんに個人で呼び出させることが多々あった。でも要件はただ課題終わった?とかで少しだけめんどくさくなってる俺がいた。そのため断るのも多くなった。流石に断り過ぎるのもと久しぶりに行くとどこか違和感があった。
 「そうくん。」
 もうこの時には錦さんは俺のことを下の名前で呼んでいた。いつの間に。
 「最近、断られてたから嫌われたんかと思っていたよ。」
 「ごめんなさい。俺にも少し用事あって」
 「それってあの友達とゲームをする用事のことかな?」
 「な、なんで知って・・」
 「爽くん気づいていると思うけど私は爽くんが好き。」

 知らなかった、気がつかなかった。でも今の錦さんはとても怖い。
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