今から君を守るのに理由が必要ですか・・?(仮)

綾瑪 東暢

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やっぱりこの学校は

何ボス?

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 「花盛はなざかり校長先生。」
 見かねた百合姫ゆりひめが花盛の背中を触る。
 「触らないで!」
 その手を花盛は払いのける。手が当たったのか鈍い音がした。
 「イッ・・・すみません。」
 百合姫は手の甲を隠して花盛から離れた。
 「・・・改造人?改造人?」

 七宮しちみや達が座っている場所から呪文の如く同じ言葉を繰り返す声が聞こえた。

 「・・・委御すお?」
 聞き覚えのある声に白斗が名前を呼ぶ。
 「・・・・・・・改造人って何?」
 ユラっとフラフラしながら花盛の前にてき委御が怖い顔をする。
 「改造人は改造人よ。」
 「誰のことを言ってんの?」
 「そこの都瀬みやせ白斗はくと様のことよ。年齢が変わらない、薬を飲めば、その薬の効果が持続する。そんな人間、普通の人間だと言えるの?いいえ、言えないわ。本当のことを言って何が悪いの?」
 「白白はくはくは改造人なんかじゃない。」
 「・・委御。」
 「ところで貴方は・・・ああ。男高唯一の荻・・えーっと。忘れてしまったわ。」
 花盛は鼻で笑う。
 「いいよ。白白にだけでも覚えてもらえていたら。でも、大ボスも頭が悪いね。」
 「なっ!わたくしにそんな大口を叩いて良いと思っているの?貴方なんか、いつでもこの学校から追い出すことができるのだから。」
 「頭悪いよ。白白が何回も私のことを名前で呼んでたのにすぐ忘れちゃう。鶏じゃん。」
 ゲラゲラと委御は笑う。

 「はぁ。」
 篠秋しのあきが大きくため息をつく。
 「そこまでだ。」
 花盛と委御の間に手を入れて静止する。
 「荻委御。感謝する。」
 篠秋がそう言った。委御は少し驚いていた。
 「中ボスってお礼言えるんだ・・・」
 ついつい口に出してしまった。
 「俺をなんだと思っているんだ。」
 篠秋は頭を抑える。「それから」と続ける。
 「俺は中ボスじゃない。現に白斗は俺のことボスと読んでいるだろう?」
 「え?じゃあ、何ボス?」
 「面白い質問だな。果たして俺は何ボスなんだろうか?なぁ?花盛。」
 急に花盛に話を振る。
 「・・・知らないわよ。あんたが何ボスなんのか。」
 「そうだろうな。夕姫ゆうひめ。今の偉いボスは誰になった?」
 篠秋は白斗に慰められている夕姫に聞く。少しの時間無視をしていたが、篠秋の方を見て「少し待ってろ」と言った。




















 こちらの操作ミスで二日間時間設定を間違えてしまったので調節のため2話投稿します。1話は7時に投稿したので、是非読んでください。
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