今から君を守るのに理由が必要ですか・・?(仮)

綾瑪 東暢

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やっぱりこの学校は

捕まえよう

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 ボスが腕時計を確認した。
 「・・・台本通り行こうか。白斗はくとあずさ。いいね?」
 『『はい!』』

 通信機から2人の声が合わさって聞こえる。

 『白斗。決して無理をするな。それと、全生徒に今から起こることテレビで流すからな。大丈夫だ。男高限定の番組だ。白斗を知らない生徒はただの生徒だと思う。安心しろ。』
 その言葉をイヤホン越しに白斗は聞く。
 「はい」
 「白斗様。」
 今の梓は白斗のメイドで執事で召使いだ。
 「大丈夫ですか?白斗様には絶対に怪我をさせません。だから、私を信じてください。」
 「・・・白鳥しらとり。僕はいつだって白鳥のこと信じてるよ。だって白鳥は僕のお姉ちゃんなんだから。」
 「!」
 梓は白斗を抱きしめた。
 「絶対に怪我をしないで。ちゃんとまた、抱きしめさせて。白斗。」
 「うん。」
 今の梓は姉だ。白斗の唯一無二の姉だ。

 『それでは、開始』
 そのボスの言葉と共に白斗は侵入者の近くまで歩いて行く。緊張はしていない。でも、上のカメラが気になってしまう。白斗は唇を軽く噛む。


 「あ、え?えっちょっと・・た、助けて・・」
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