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やっぱりこの学校は
今、この時間
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後ろから委御の声が聞こえる。「かっこいいよー」と。
「都瀬君。」
隣に来た七宮君が「どこに向かってるんだ?」と聞いてくる。
「・・・すぐわかる。」
その言葉を発した後、知った顔が目の前に現れた。
「百合姫・・。」
「お待ちしていました。都瀬白斗様・・それとっ。七番様。」
「七番?」
「いえ。七宮弘人様。それから・・白鳥様はどうしてここに?あとは・・あぁ。女高に相応しくなかった智寧様まで。白斗様。どう言う理由があってこんなことを?」
「こんなこととは?」
「白斗様がこの3人の言わば脱獄を手伝っているのですか?」
「脱獄・・違う。」
「では、何故一緒にいるのでしょうか。」
「・・くどい。僕はボスに用があってきた。ここで百合姫と話してる暇はない。」
「では、3人をここに置いて行ってください。3人は花盛様の所有物です。」
「・・・はぁ。委御。百合姫を説得して。」
「はーいはーい!」
前に出てきた委御が百合姫と対峙する。
「百合姫・・百合姫・・清楚ちゃんかな?ねぇ、清楚ちゃん。清楚ちゃんが白白の邪魔をする資格ないよ。」
「貴方は確か・・案内係の荻さんですね・・。案内係が案内を放棄して良いのでしょうか?」
「時と場合による。今は案内係じゃなくて白白の下っ端だから。私は、白白のためならなんだってする。もちろん暴力でも言葉でもね。清楚ちゃん。今、この時間。この3人は白白の所有物になったんだよ。それが分からない?清楚ちゃんって頭が悪いのかな。」
「・・退学になった以上、女高に入学してきた以上、その人は大ボスの所有物です。」
委御は言葉で攻める。
「同じことを何回も言わないでよ。清楚ちゃん。この建物での優劣って誰かわかる?」
「勿論です。」
「じゃあ言ってみて。」
百合姫は花盛と答える。次に篠秋と。そして僕だと。その答えに対して委御は大笑いをした。「間違ってやんの」と言いながら。百合姫との眉がピクッと跳ねる。
「では、荻さんの答えを教えてもらっても良いですか?」
イラついても百合姫は冷静に言葉を言う。
「今、この時間・・この建物で1番偉いのは白白だよ。」
委御は体全体で凄さをアピールする。
「それで、2番が大ボスで3番が中ボス。」
それ以外はつまらなさそうな答える。
「これは決定事項。ね?清楚ちゃん。」
委御の目は百合姫を見ていない。
「都瀬君。」
隣に来た七宮君が「どこに向かってるんだ?」と聞いてくる。
「・・・すぐわかる。」
その言葉を発した後、知った顔が目の前に現れた。
「百合姫・・。」
「お待ちしていました。都瀬白斗様・・それとっ。七番様。」
「七番?」
「いえ。七宮弘人様。それから・・白鳥様はどうしてここに?あとは・・あぁ。女高に相応しくなかった智寧様まで。白斗様。どう言う理由があってこんなことを?」
「こんなこととは?」
「白斗様がこの3人の言わば脱獄を手伝っているのですか?」
「脱獄・・違う。」
「では、何故一緒にいるのでしょうか。」
「・・くどい。僕はボスに用があってきた。ここで百合姫と話してる暇はない。」
「では、3人をここに置いて行ってください。3人は花盛様の所有物です。」
「・・・はぁ。委御。百合姫を説得して。」
「はーいはーい!」
前に出てきた委御が百合姫と対峙する。
「百合姫・・百合姫・・清楚ちゃんかな?ねぇ、清楚ちゃん。清楚ちゃんが白白の邪魔をする資格ないよ。」
「貴方は確か・・案内係の荻さんですね・・。案内係が案内を放棄して良いのでしょうか?」
「時と場合による。今は案内係じゃなくて白白の下っ端だから。私は、白白のためならなんだってする。もちろん暴力でも言葉でもね。清楚ちゃん。今、この時間。この3人は白白の所有物になったんだよ。それが分からない?清楚ちゃんって頭が悪いのかな。」
「・・退学になった以上、女高に入学してきた以上、その人は大ボスの所有物です。」
委御は言葉で攻める。
「同じことを何回も言わないでよ。清楚ちゃん。この建物での優劣って誰かわかる?」
「勿論です。」
「じゃあ言ってみて。」
百合姫は花盛と答える。次に篠秋と。そして僕だと。その答えに対して委御は大笑いをした。「間違ってやんの」と言いながら。百合姫との眉がピクッと跳ねる。
「では、荻さんの答えを教えてもらっても良いですか?」
イラついても百合姫は冷静に言葉を言う。
「今、この時間・・この建物で1番偉いのは白白だよ。」
委御は体全体で凄さをアピールする。
「それで、2番が大ボスで3番が中ボス。」
それ以外はつまらなさそうな答える。
「これは決定事項。ね?清楚ちゃん。」
委御の目は百合姫を見ていない。
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