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やっぱりこの学校は
日常に戻った
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「お母さん」「葉さん」
直也と白斗が家の中に入って来た葉に駆け寄る。
「大丈夫?」
「うん。ごめんね。急に飛び出しちゃって。」
「それよりお父さんに追いつけたの?」
「うん。忘れ物渡して来た。」
直木のことは触れなかった。また泣いちゃいそうだから。
「白斗君、直也のことよろしくね」
「どうしたの?改まって」
「言いたくなったの。直也を任せられるのは白斗君しかいないから。よろしくね。」
「うん。」
「じゃあ。私帰るね。」
「俺も葉さん送って帰るよ。」
「2人とも、ありがとう。」
「直也。これからが本番だよ。」
「ああ。」
葉と真斗はそのまま家を出た。
「なんか今日長く感じる。直也。文化祭戻らなくていいの?」
「いいよ。ちょっと電話してくる。待ってて」
「分かった。夕飯作ってるよ。」
直也は自分の部屋に入る。スマホをつけて二番目に登録されている連絡先に電話をかけた。
「・・・・もしもし?」
『直也?』
「うん。」
『少しだけっ!ちょ、ちょっと待って!会長。退いてください。電話。電話。や、会長・・錦さん!手を、手を止めてください。な、直也。また掛け直す・・あっ』
一方的に切られてしまった。
「まったく、盛んな。」
頭を掻いて部屋を出た。
「電話終わったの?早かったね。」
キッチンの方から声がする。その声を聞いて何だか体が熱って来てしまった。
「爽のせいだ。明日まで考えるな。考えるな。俺は無、俺は無。」
「直也?」
「ごめん。トイレ行ってくる。」
「え、あ、うん。報連相?トイレ行くまで伝えなくていいのに」
トイレに入った直也は白斗の笑い声を聞いていた。
「はずっ、情けないな。」
トイレのドアがノックされた。
「直也。机にご飯置いておいたから食べてね。僕、部屋に行ってる。」
直也と白斗が家の中に入って来た葉に駆け寄る。
「大丈夫?」
「うん。ごめんね。急に飛び出しちゃって。」
「それよりお父さんに追いつけたの?」
「うん。忘れ物渡して来た。」
直木のことは触れなかった。また泣いちゃいそうだから。
「白斗君、直也のことよろしくね」
「どうしたの?改まって」
「言いたくなったの。直也を任せられるのは白斗君しかいないから。よろしくね。」
「うん。」
「じゃあ。私帰るね。」
「俺も葉さん送って帰るよ。」
「2人とも、ありがとう。」
「直也。これからが本番だよ。」
「ああ。」
葉と真斗はそのまま家を出た。
「なんか今日長く感じる。直也。文化祭戻らなくていいの?」
「いいよ。ちょっと電話してくる。待ってて」
「分かった。夕飯作ってるよ。」
直也は自分の部屋に入る。スマホをつけて二番目に登録されている連絡先に電話をかけた。
「・・・・もしもし?」
『直也?』
「うん。」
『少しだけっ!ちょ、ちょっと待って!会長。退いてください。電話。電話。や、会長・・錦さん!手を、手を止めてください。な、直也。また掛け直す・・あっ』
一方的に切られてしまった。
「まったく、盛んな。」
頭を掻いて部屋を出た。
「電話終わったの?早かったね。」
キッチンの方から声がする。その声を聞いて何だか体が熱って来てしまった。
「爽のせいだ。明日まで考えるな。考えるな。俺は無、俺は無。」
「直也?」
「ごめん。トイレ行ってくる。」
「え、あ、うん。報連相?トイレ行くまで伝えなくていいのに」
トイレに入った直也は白斗の笑い声を聞いていた。
「はずっ、情けないな。」
トイレのドアがノックされた。
「直也。机にご飯置いておいたから食べてね。僕、部屋に行ってる。」
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