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最後の選択
友人
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まだ俺が坂原なんとかだった頃。俺の家は殆ど母親のお金で成り立っていた。父親は稼いだお金をパチンコに使う。男高の教師だから給料は高い。母親よりも稼いでいるはずなのに父親はそれを全部賭け事に使い込む。
男高に入って最初に分かったことは教師だけは自由に男高と外を行き来できることだった。でも、条件があった。
『倍のお金を払うから外に出ても男高でやっていることは他言無用。もし話してしまったら、無期刑に処される。』
というものだった。男高は政府の学校だ。無罪を有罪にする方法はいくつもある。
ことを知った。
そのお金を俺と母親に使っていれば、結構良い生活ができていたのに、母親かパートで稼いでるお金だけで小4まで過ごした。
小5になったばかりの頃、母親が俺を連れて家を出た。ついたところは高そうなマンションだった。
母親が俺に言った。
「これからはたくさん良いものが食べられるからね」
と。
「新しいお父さんになる円堂_____さんだよ。ちゃんと言うこと聞くんだよ良い子だから。」
そう言って母親は仕事に行ってくると言って俺の前から消えた。もう会ってくれない。それから今のお父さんに育ててもらった。
2年後お父さんに男高にはいるよう言われた。まだこの時のお父さんは優しかった。でも、仕事はしていなかった。それでも、高そうなマンションに住んでいた。
男高に入るため、部屋を片付けていた時、お父さんに言われた。
「俺はお前の母親にずっと養ってもらってる。だから、仕送りなんぞ期待するな」
と。このマンションも、お父さんが俺に出してくれるご飯も、全て母親のお金だった。前と変わってない。それでも母親よりお父さんが大好きだった。俺の救いはお父さんだった。俺の唯一の父親。円堂優。
どうしてみんなから真斗って違う名前で呼ばれているのか疑問だった
貴方は円堂ですよね?都瀬なんかじゃないですよね?
違うと言ってください。お父さん。俺はお父さんのために頑張ってきたのに!お父さん!
『お前は俺の息子じゃない』
男高に入って最初に分かったことは教師だけは自由に男高と外を行き来できることだった。でも、条件があった。
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