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君のために
嬉しかった
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「白斗君・・・」
下を向いた鵺瀬は手を握り「こんな、別人格嫌ですよね」と呟いた。
「は・・」
グッと何かを飲み込んで葉は言葉を発する。
「鵺瀬君。貴方は白斗君の直也の代わりだったのね。直也の代わりにお礼を言います。白斗君を支えてくれてありがとう。」
お礼を言われるとは思っていなかったのか鵺瀬は顔を上げた。
「・・・」
「俺からも礼を言わないとな。ありがとう。」
すると鵺瀬の目からは涙が流れて来た。
「うっ。夜丘。夜丘にとって、僕は邪魔?な、何言っているの?白斗は僕なんだから邪魔なわけ・・・。夜丘のおかげで、僕は耐えられた。ありがとう夜丘。それと、夜丘が小説を書いてくれたから、僕は稼げるようになった。夜丘の物なのに勝手に、本してごめんね。うんん。僕は、白斗のためにあの小説を書いたんだよ。白斗の好きにして良いんだよ。」
「鵺瀬君。たまには顔を見せて」
葉が優しい声で言う。
「はい、ありがとうございます。」
下を向いた鵺瀬は手を握り「こんな、別人格嫌ですよね」と呟いた。
「は・・」
グッと何かを飲み込んで葉は言葉を発する。
「鵺瀬君。貴方は白斗君の直也の代わりだったのね。直也の代わりにお礼を言います。白斗君を支えてくれてありがとう。」
お礼を言われるとは思っていなかったのか鵺瀬は顔を上げた。
「・・・」
「俺からも礼を言わないとな。ありがとう。」
すると鵺瀬の目からは涙が流れて来た。
「うっ。夜丘。夜丘にとって、僕は邪魔?な、何言っているの?白斗は僕なんだから邪魔なわけ・・・。夜丘のおかげで、僕は耐えられた。ありがとう夜丘。それと、夜丘が小説を書いてくれたから、僕は稼げるようになった。夜丘の物なのに勝手に、本してごめんね。うんん。僕は、白斗のためにあの小説を書いたんだよ。白斗の好きにして良いんだよ。」
「鵺瀬君。たまには顔を見せて」
葉が優しい声で言う。
「はい、ありがとうございます。」
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