今から君を守るのに理由が必要ですか・・?(仮)

綾瑪 東暢

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君のために

ダメ

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 1人、子供を作った。病室には赤ちゃんの泣き声と嬉し涙を流すはつの声が響く。
 「おめでとうございます。」
 無機質な声で研究者は言う。違う人が生まれたばかりの赤ちゃんを抱いてどこかに行こうとしている。
 「待って!」
 葉が声を上げる。でも、体が辛いのが声だけをあげる。
 「どこに連れて行くの?」
 「施設に。」
 「育てさせてくれないの?」
 「貴方達は高校生です。」
 「それでも!」
 「ダメです。」
 無理矢理、子供と葉を離す。遠くで見ていることしかできないてんは服を握った。
 「じゃあ、名前!名前を付けさせて。僕と槇の子供という証を」
 「はぁ。わかりました。槇様。入ってください。」 
 「葉・・・」
 「大丈夫。名前・・・。」
 「・・・あの、女の子ですか?男の子ですか?」
 「・・・男です。」
 「槇。あの子の名前はーーーー」
 「良いじゃん。」
 



 それからその子とは会っていない。

 高校3年生になった2人はまた手紙が来た。また子供を産めと言う。2人は抵抗がないのか、作り始めた。










 高校3年の冬の時子供が生まれた。

 名前は直也なおや

 が生まれた。
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