43 / 550
欲発剤
やっと
しおりを挟む
直也も突然、八重との交流をたった。それと同時に学校中に婚約者がいると知らせた。噂ではないと。
その報告をした時は荒れた。学年問わず何人もの男どもが直也の教室を訪れて、質問が溢れた。一個一個答えたくない直也はおさまるまでの間、教室に行かないで別教室で授業を受けていた。
それから何ヶ月か経ったころ、だんだんとおさまって来たことで教室に戻った。
七宮の謹慎は無期限となり、いつ退学になってもおかしくなかった。
八重は直也から相手にされないと気づき、自ら退学を申し込んだが、学年順位が2位のため、もう少しいることと退学が却下された。
白斗は少しの間だけ昼夜逆転の生活を送るようになってしまった。
11月頃。直也と白斗の元に手紙が届いた。
『拝啓:神瀬 直也様
:都瀬 白斗様。
この度、正式にお二人の婚約、引いては結婚が認められました。
残念なことに白斗様の事情が事情なため、結婚式と言う大きなイベントを行えないことお悔やみ申し上げます。お二人にも重々承知の上、ご理解ご協力お願いします。
また、正式に認められたことにより、直也様と白斗様にはこれから二ヶ月間の間にまずはお一人、子供をお作りになることを決定しました。期限は来年の1月までとしますので、もし出来ないようならばこちらで婚約者、結婚相手を見繕います。
学校側からの意見として、拒否出来ないものとします。
学校研究会会長:篠秋 弥生』
直也はその手紙を握り締めようとした
「直也!待って、読ませて」
「読まなくていい。」
「直也」
直也の目を見て『読ませろ』と目で訴える。ため息をついて「はい」と渡した。
「・・・・そう。」
「は、白斗?」
「ん?何?」
「いやさ。無理はしないでね」
「なにが?」
「一人で考えないでね。勝手に」
直也が言っているのはあの、薬の投与のことだった。
「・・・分かってる。」
「本当に?」
「うん。」
うるさいと軽い返事で流して手紙を直也に返した。
「・・・やっとだね」
「白斗?何か言った?」
「うんん。」
その報告をした時は荒れた。学年問わず何人もの男どもが直也の教室を訪れて、質問が溢れた。一個一個答えたくない直也はおさまるまでの間、教室に行かないで別教室で授業を受けていた。
それから何ヶ月か経ったころ、だんだんとおさまって来たことで教室に戻った。
七宮の謹慎は無期限となり、いつ退学になってもおかしくなかった。
八重は直也から相手にされないと気づき、自ら退学を申し込んだが、学年順位が2位のため、もう少しいることと退学が却下された。
白斗は少しの間だけ昼夜逆転の生活を送るようになってしまった。
11月頃。直也と白斗の元に手紙が届いた。
『拝啓:神瀬 直也様
:都瀬 白斗様。
この度、正式にお二人の婚約、引いては結婚が認められました。
残念なことに白斗様の事情が事情なため、結婚式と言う大きなイベントを行えないことお悔やみ申し上げます。お二人にも重々承知の上、ご理解ご協力お願いします。
また、正式に認められたことにより、直也様と白斗様にはこれから二ヶ月間の間にまずはお一人、子供をお作りになることを決定しました。期限は来年の1月までとしますので、もし出来ないようならばこちらで婚約者、結婚相手を見繕います。
学校側からの意見として、拒否出来ないものとします。
学校研究会会長:篠秋 弥生』
直也はその手紙を握り締めようとした
「直也!待って、読ませて」
「読まなくていい。」
「直也」
直也の目を見て『読ませろ』と目で訴える。ため息をついて「はい」と渡した。
「・・・・そう。」
「は、白斗?」
「ん?何?」
「いやさ。無理はしないでね」
「なにが?」
「一人で考えないでね。勝手に」
直也が言っているのはあの、薬の投与のことだった。
「・・・分かってる。」
「本当に?」
「うん。」
うるさいと軽い返事で流して手紙を直也に返した。
「・・・やっとだね」
「白斗?何か言った?」
「うんん。」
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

なんで俺の周りはイケメン高身長が多いんだ!!!!
柑橘
BL
王道詰め合わせ。
ジャンルをお確かめの上お進み下さい。
7/7以降、サブストーリー(土谷虹の隣は決まってる!!!!)を公開しました!!読んでいただけると嬉しいです!
※目線が度々変わります。
※登場人物の紹介が途中から増えるかもです。
※火曜日20:00
金曜日19:00
日曜日17:00更新

越えられない壁で僕らの幸せは・・・
綾瑪 東暢
BL
繋家に産まれた繋 志飛(つなぎ しと)は男だった。残念なことに繋家に男は不要だった。両親は初めての子供だと言うことで志飛を女として育てることにし繋 志綾(つなぎ しあ)と名前を変えた。
繋家と違って女を不要としている要家。要家とはお隣同士の家であり両家の決まりで必ず繋家と要家の子供同士は結婚しないといけなかった。
それは伝統で昔からやって来ていること。誰も変えることの出来ない伝統。
要家の三男として要 荼泉(かなめ とい)が産まれた。
この流れで行くと荼泉と志綾は結婚することになる。が、どっちらも男。
伝統を守り、性別を隠しながら結婚するのか、伝統を破り、性別を明かして追い出されるか・・・

王道にはしたくないので
八瑠璃
BL
国中殆どの金持ちの子息のみが通う、小中高一貫の超名門マンモス校〈朱鷺学園〉
幼少の頃からそこに通い、能力を高め他を率いてきた生徒会長こと鷹官 仁。前世知識から得た何れ来るとも知れぬ転校生に、平穏な日々と将来を潰されない為に日々努力を怠らず理想の会長となるべく努めてきた仁だったが、少々やり過ぎなせいでいつの間にか大変なことになっていた_____。
これは、やりすぎちまった超絶カリスマ生徒会長とそんな彼の周囲のお話である。



ヤンデレ化していた幼稚園ぶりの友人に食べられました
ミルク珈琲
BL
幼稚園の頃ずっと後ろを着いてきて、泣き虫だった男の子がいた。
「優ちゃんは絶対に僕のものにする♡」
ストーリーを分かりやすくするために少しだけ変更させて頂きましたm(_ _)m
・洸sideも投稿させて頂く予定です

嫌われものの僕について…
相沢京
BL
平穏な学校生活を送っていたはずなのに、ある日突然全てが壊れていった。何が原因なのかわからなくて気がつけば存在しない扱いになっていた。
だか、ある日事態は急変する
主人公が暗いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる