今から君を守るのに理由が必要ですか・・?(仮)

綾瑪 東暢

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欲発剤

いやらしい

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 てん直也なおやには合わずに帰って行った。白斗はくとは数分ぼーっとしてから自分の部屋に向かった。

 「直也。話があるんだけど」

 そう扉を開けずに部屋に向かって声をかける。奥から立ち上がる音がして扉が開いた。
 「白斗・・・。ごめ・・・
 「リビング行こう。立ったままだと疲れるからさ。お昼作るから。お昼食べながら話そう。そしたら学校。行って来て」
 「きょ、今日は休みにしたから・・・」
 そう言った直也を無視してリビングに向かって行ってしまう。慌てて追いかける。
 リビングに向かうとキッチンに立つ白斗が一瞬だけ直也を見た。でもすぐに手元に戻す。
 「は、白斗・・・」
 言葉を間違えないように喋りかける。
 「槇さん。槇さんを読んだのって直也でしょう?」
 「う、うん。」
 「槇さんに言われたんだ。直也には僕が必要なんだ。だから、一緒にいてあげてくれって」
 「白斗はなんて答えたの?」
 「直也がは直也の側を離れません。って答えた。」
 その答えに直也は少しだけ悲しくなった。
 「白斗。僕は卒業しても白斗を離すことはない。・・・・俺は白斗を学校側から買おうと思ってる。」
 「聞いた。槇さんが言ってた。」
 「・・・なら、言わなくてもわかるでしょう?」
直也は白斗に近づいて行く。キッチンでニンジンを切っていた白斗の手が止まる。
 直也は白斗の顎を掴んで無理矢理目を合わせる。白斗の手が直也の腕を掴む。「離せ」という言葉を吐きながら。
 「俺は白斗が好きだ。この世界で誰よりも白斗が大好きなんだ。だから、今から君を守らせて。守らせて欲しい。」
 勢いで直也は白斗の唇に自分の唇を重ねる。そして小さく開いていた口に直也は自分の舌を入れた。白斗は喋れないから直也の背中を叩く。長々と直也は白斗の舌を絡めて絡めていやらしい音をたてる。だんだんと白斗も怒りが増して今度は頭を叩く。それでも直也は辞めない。

 息が続かなくなって直也は物足りない顔をしながらも口を離した。

 「白斗」と声をかけて顔を見ると白斗は顔を真っ赤にしながら睨んでいた。
 「・・・・はぁ。かわいぃ~」
 出てしまった言葉を聞き白斗は余計顔を真っ赤に染めた。
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