今から君を守るのに理由が必要ですか・・？（仮）

欲発剤

裸の付き合い

　頭、体と直也なおやは白斗はくとを洗う。
　「ねぇ、ほんとに自分で洗うからさ。」
　「それじゃあ一緒に入ってる意味ないでしょ。」
　鼻歌を歌いながら直也は丁寧に洗う。顔を赤らめて恥ずかしそうに洗われている白斗。白斗は鏡越しから直也を見る。いつもなら照れている直也だったが今日は照れている様子もなく楽しそうだった。
　「直也。楽しそうだね。」
　「そりゃね。初めてじゃないかもだけど覚えてられるほど成長した時にこうやって一緒に入るの初めてだから。」
　「だってそれは・・・直也が勝手に遠いところに入学したんだから」
　「ん？それって俺が男高に入ってなかったら家で一緒に風呂に入ってくれたってこと？」
　「あ！・・・ち、ちがう。そう言う意味じゃ」
　「残念、もう遅いよ。」
　笑いながら喋る。
　「白斗。次は前だけど俺にやらせてくれる？」
　「え・・・」
　鏡越しの直也を見るとめちゃくちゃ笑顔が映っていた。
　「いい！良いよ！自分でやる！」
　「えー。もう良いじゃん！見ちゃってるんだから、ねぇ？ねぇ？」
　肩に手をおいて言う。白斗はんんんと唸る。
　「ねぇー？」
　「あぁもう良いよ！好きにして！」
　「わぁあい。白斗。ありがとう！白斗も俺のしてくれる？」
　「背中ぐらいなら」
　チラッと直也のを見てから自分のを見るとため息をつく。そんな白斗を見て、直也は嬉しそうに笑顔になった。