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欲発剤
未遂のはず
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白斗が目を開けた。
「ここは?」
目を開けて見ると知らない見たことのない部屋の風景だった。肌寒くて腕をさすろうとして気がついた。服を着てない。
「え、ええええ」
恐る恐る隣を確認する。
「ひっ」
唾を飲み込む。隣には寝息を立てている男がいた。
「何もしてないはず・・・」
急いで服を探す。
「な、ない?あれ?どこ?」
探して勢いよく立つとふらっとなった。
「い、いやだ・・・ぼくはして、してない・・・してないよね?なおやっ」
立てなくて顔を手で隠して小さい声で泣く。寝ている隣の人は起きない。
「な、なおやぁ。僕はどうすれば・・・ここがどこか分からんないし・・・あの人もだれかっわかんない、」
壁を支えに立ち上がる。
「うっ気持ち悪いっ」
何かがどろっと出てくる。吐き気がしてトイレを探してトイレに向かう。何も食べてないから苦しいだけ。それでも何かを吐き出したから、吐き気を無くすために咳き込む。
「オエッ、ゲホッゲホ。あ、」
血を吐き出した。
「はぁ、はぁ。直也。ごめん。ごめんなさい。」
トイレで泣く。
「うーん。気持ち良かったぁ」
誰かが起きた。誰かは隣を見た。
「あれ?いない。服は破いちゃったから何もないはず。」
一個一個部屋を見て行き、トイレの扉を開けた。そこには床に座ったまま涙を流してある白斗がいる。
「いたぁ。よく寝れた?熱下がった?」
優しい人のように声をかける。
「僕に、僕に何をしたんですか?」
「それはね?せっ・・・
「起きてる?ひろと!」
勢いよく部屋の扉が開いた。
「ともや。朝からどうした?」
誰かわからない人達が会話をする。ひろとと呼ばれた人は白斗を隠すように扉を閉めた。
「俺のさお風呂壊れちゃってさ。貸してくれない?一生のお願いだから!」
「おい!お前は何回一生のお願いを使うんだ。」
頭を軽く叩いた。
「まぁ良いよ。お風呂だけだからな。」
「はーい!ありがとう」
ともやと呼ばれた人はお風呂場に入って行った。
お風呂に入ったことを確認した後、トイレの扉を開けて白斗を見る。
「直也の婚約者でしょ?」
「知ってるならなぜ!」
「しっーお風呂に入っているとはいえ隣だからさ」
「直也とどう言う関係なんだよ」
「ただのクラスメイトって言いたいところだけど、直也を狙ってる男一人。正式な男はいない。」
「直也を狙ってるならなんで僕なんだ?」
「直也の家に行ったらお前が倒れていて、こいつがあの家にいなかったら直也は俺のものになるかもと考えた。」
「バカじゃないの?」
「でも、君の匂いがいい匂いで衝動を抑えられなかった。俺さ。ネコのつもりなんだけど君見てるとタチになるわ。直也とやってないみたいだし、性欲欲求ってやつになったらまた教えてよ。」
「いい加減に、僕はあんたなんかに頼ることなんかない!早く服返して!ここにいると気持ち悪い。直也のところに帰らないと!」
「ッ!帰さない!」
腕を掴まれて壁に押し付けられる。
「イッ」
「ねぇ?なんの音?」
お風呂に入っていたともやの声がすると舌打ちをして白斗をトイレに隠した。
「大丈夫だ。転びそうになっただけだから~」
「ふーん、お風呂サンキュー。じゃあまた学校でな」
「はーい」
ひろとが白斗をまだトイレから引っ張り出してベットに寝かせる。またがって白斗を見下げる。
「どけよ!」
「嫌だね」
力が入らなくなっていく。叩いている力は弱くなり、叩けなくなってしまった。
涙を流しながらなんとか抵抗しようと頑張っている。
白斗が帰ってこない。
家は出ていないのに学校から帰ってきて家にいなかった。すぐに帰ってくると思った。でも何時間経っても帰ってくることはなかった。
朝起きて、確認してみても白斗の人影が存在しない。
八重に電話をかける。何か知ってるかもと思い
「八重。お前最近家に来ては白斗を困らせているんだな。それで聞きたい。白斗はどこだ?」
『え?知らないよ。何言ってるの?白斗くんなんって家で見ただけで』
「昨日から家にいなくて」
『あ、もしかして!僕のために部屋を開けてくれたんじゃない?白斗くんにここは俺の住む場所だからって言ってたから。きっとそうだよ。』
「バカなこと言ってないで手伝え」
『はーい』
八重はお調子よく返事をする。
「ここは?」
目を開けて見ると知らない見たことのない部屋の風景だった。肌寒くて腕をさすろうとして気がついた。服を着てない。
「え、ええええ」
恐る恐る隣を確認する。
「ひっ」
唾を飲み込む。隣には寝息を立てている男がいた。
「何もしてないはず・・・」
急いで服を探す。
「な、ない?あれ?どこ?」
探して勢いよく立つとふらっとなった。
「い、いやだ・・・ぼくはして、してない・・・してないよね?なおやっ」
立てなくて顔を手で隠して小さい声で泣く。寝ている隣の人は起きない。
「な、なおやぁ。僕はどうすれば・・・ここがどこか分からんないし・・・あの人もだれかっわかんない、」
壁を支えに立ち上がる。
「うっ気持ち悪いっ」
何かがどろっと出てくる。吐き気がしてトイレを探してトイレに向かう。何も食べてないから苦しいだけ。それでも何かを吐き出したから、吐き気を無くすために咳き込む。
「オエッ、ゲホッゲホ。あ、」
血を吐き出した。
「はぁ、はぁ。直也。ごめん。ごめんなさい。」
トイレで泣く。
「うーん。気持ち良かったぁ」
誰かが起きた。誰かは隣を見た。
「あれ?いない。服は破いちゃったから何もないはず。」
一個一個部屋を見て行き、トイレの扉を開けた。そこには床に座ったまま涙を流してある白斗がいる。
「いたぁ。よく寝れた?熱下がった?」
優しい人のように声をかける。
「僕に、僕に何をしたんですか?」
「それはね?せっ・・・
「起きてる?ひろと!」
勢いよく部屋の扉が開いた。
「ともや。朝からどうした?」
誰かわからない人達が会話をする。ひろとと呼ばれた人は白斗を隠すように扉を閉めた。
「俺のさお風呂壊れちゃってさ。貸してくれない?一生のお願いだから!」
「おい!お前は何回一生のお願いを使うんだ。」
頭を軽く叩いた。
「まぁ良いよ。お風呂だけだからな。」
「はーい!ありがとう」
ともやと呼ばれた人はお風呂場に入って行った。
お風呂に入ったことを確認した後、トイレの扉を開けて白斗を見る。
「直也の婚約者でしょ?」
「知ってるならなぜ!」
「しっーお風呂に入っているとはいえ隣だからさ」
「直也とどう言う関係なんだよ」
「ただのクラスメイトって言いたいところだけど、直也を狙ってる男一人。正式な男はいない。」
「直也を狙ってるならなんで僕なんだ?」
「直也の家に行ったらお前が倒れていて、こいつがあの家にいなかったら直也は俺のものになるかもと考えた。」
「バカじゃないの?」
「でも、君の匂いがいい匂いで衝動を抑えられなかった。俺さ。ネコのつもりなんだけど君見てるとタチになるわ。直也とやってないみたいだし、性欲欲求ってやつになったらまた教えてよ。」
「いい加減に、僕はあんたなんかに頼ることなんかない!早く服返して!ここにいると気持ち悪い。直也のところに帰らないと!」
「ッ!帰さない!」
腕を掴まれて壁に押し付けられる。
「イッ」
「ねぇ?なんの音?」
お風呂に入っていたともやの声がすると舌打ちをして白斗をトイレに隠した。
「大丈夫だ。転びそうになっただけだから~」
「ふーん、お風呂サンキュー。じゃあまた学校でな」
「はーい」
ひろとが白斗をまだトイレから引っ張り出してベットに寝かせる。またがって白斗を見下げる。
「どけよ!」
「嫌だね」
力が入らなくなっていく。叩いている力は弱くなり、叩けなくなってしまった。
涙を流しながらなんとか抵抗しようと頑張っている。
白斗が帰ってこない。
家は出ていないのに学校から帰ってきて家にいなかった。すぐに帰ってくると思った。でも何時間経っても帰ってくることはなかった。
朝起きて、確認してみても白斗の人影が存在しない。
八重に電話をかける。何か知ってるかもと思い
「八重。お前最近家に来ては白斗を困らせているんだな。それで聞きたい。白斗はどこだ?」
『え?知らないよ。何言ってるの?白斗くんなんって家で見ただけで』
「昨日から家にいなくて」
『あ、もしかして!僕のために部屋を開けてくれたんじゃない?白斗くんにここは俺の住む場所だからって言ってたから。きっとそうだよ。』
「バカなこと言ってないで手伝え」
『はーい』
八重はお調子よく返事をする。
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