14 / 550
欲発剤
突然の訪問者
しおりを挟む
朝、頭とお腹が痛くて目が覚めた。
「うっ」
起き上がると少し楽になる。隣を見ると直也が寝息を立てて寝ていた。
直也を起こさないように起き上がる。ふらっとなってしまい、転びそうになった。
「足がふらふらする。」
棚に体重を預けて立ち上がる。壁や物を支えにしながら寝室を出た。一階まで降りてキッチンに立った。
「1週間直也に迷惑をかけたから、朝ごはん作ろ。」
独り言を呟き、手際良くは行かずふらっとなる体を無理矢理動かしながら料理を作って行く。
ガッシャーン
直也はその音で目が覚めた。急いで下に降りて「白斗!」と大声で叫んだ。
「あ、直也・・・」
「何があった・・・怪我してない?!」
「う、うん、ごめん」
「うんん、大丈夫。白斗は大丈夫?」
「大丈夫。割れた皿片付けるね。」
「待って、ビニール袋持ってくる。素手だと怪我するから」
「・・・」
その途端、白斗の体がふらっと直也の方に倒れた。
「白斗!」
「あ、ごめん、さっきから体が言うこと聞かなくて」
「無理して朝ご飯作らなくても良かったのに・・・」
「一週間、直也に無理させてたからお礼って形でやりたかったんだけど余計迷惑かけちゃった。」
「迷惑って思ってないからさ。」
「ごめん」
「謝らないで、ベット行く?」
「ソファでいいよ。」
そう言うと直也は白斗支えながらソファ連れててくれた。
「片付けちゃうね。朝ご飯、食べよっか。何作ってくれたの?」
「簡単だけど、目玉焼きとハンバーグ」
「簡単じゃないよ。大分、豪華な朝ご飯だよ。」
ソファの前にあるテーブルにお皿に乗せたハンバーグと目玉焼き、ご飯を持ってきてくれた。
「白斗。」
「?」
「今日、大丈夫そう?」
「・・・・う、うん。」
何かに気づいた白斗は頬を赤く染めて頷いた。
直也も少しだけ照れたように視線を逸らした。
直也が学校に行き、白斗は一人になった。今日は掃除も出来ない。体がふらっいてまた、何か落としてしまったらと考えてソファで過ごすことにした。
でもすぐにインターホンが鳴る。「はーい」とゆっくり玄関に行きドアを開けた。
「おっそ・・・いい匂い・・・もしかして、発情期中?この可愛い僕は君みたいなやつ襲いたくならないから安心して。で、入らせてくれないの?」
「八重さん?」
「さんとか気持ち悪い。」
「八重君?」
「もうそれでいいよ。」
「何しに来たの?」
「この家に住むために来たの」
白斗はつい「はぁ?」と言ってしまった。
「うっ」
起き上がると少し楽になる。隣を見ると直也が寝息を立てて寝ていた。
直也を起こさないように起き上がる。ふらっとなってしまい、転びそうになった。
「足がふらふらする。」
棚に体重を預けて立ち上がる。壁や物を支えにしながら寝室を出た。一階まで降りてキッチンに立った。
「1週間直也に迷惑をかけたから、朝ごはん作ろ。」
独り言を呟き、手際良くは行かずふらっとなる体を無理矢理動かしながら料理を作って行く。
ガッシャーン
直也はその音で目が覚めた。急いで下に降りて「白斗!」と大声で叫んだ。
「あ、直也・・・」
「何があった・・・怪我してない?!」
「う、うん、ごめん」
「うんん、大丈夫。白斗は大丈夫?」
「大丈夫。割れた皿片付けるね。」
「待って、ビニール袋持ってくる。素手だと怪我するから」
「・・・」
その途端、白斗の体がふらっと直也の方に倒れた。
「白斗!」
「あ、ごめん、さっきから体が言うこと聞かなくて」
「無理して朝ご飯作らなくても良かったのに・・・」
「一週間、直也に無理させてたからお礼って形でやりたかったんだけど余計迷惑かけちゃった。」
「迷惑って思ってないからさ。」
「ごめん」
「謝らないで、ベット行く?」
「ソファでいいよ。」
そう言うと直也は白斗支えながらソファ連れててくれた。
「片付けちゃうね。朝ご飯、食べよっか。何作ってくれたの?」
「簡単だけど、目玉焼きとハンバーグ」
「簡単じゃないよ。大分、豪華な朝ご飯だよ。」
ソファの前にあるテーブルにお皿に乗せたハンバーグと目玉焼き、ご飯を持ってきてくれた。
「白斗。」
「?」
「今日、大丈夫そう?」
「・・・・う、うん。」
何かに気づいた白斗は頬を赤く染めて頷いた。
直也も少しだけ照れたように視線を逸らした。
直也が学校に行き、白斗は一人になった。今日は掃除も出来ない。体がふらっいてまた、何か落としてしまったらと考えてソファで過ごすことにした。
でもすぐにインターホンが鳴る。「はーい」とゆっくり玄関に行きドアを開けた。
「おっそ・・・いい匂い・・・もしかして、発情期中?この可愛い僕は君みたいなやつ襲いたくならないから安心して。で、入らせてくれないの?」
「八重さん?」
「さんとか気持ち悪い。」
「八重君?」
「もうそれでいいよ。」
「何しに来たの?」
「この家に住むために来たの」
白斗はつい「はぁ?」と言ってしまった。
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

なんで俺の周りはイケメン高身長が多いんだ!!!!
柑橘
BL
王道詰め合わせ。
ジャンルをお確かめの上お進み下さい。
7/7以降、サブストーリー(土谷虹の隣は決まってる!!!!)を公開しました!!読んでいただけると嬉しいです!
※目線が度々変わります。
※登場人物の紹介が途中から増えるかもです。
※火曜日20:00
金曜日19:00
日曜日17:00更新

越えられない壁で僕らの幸せは・・・
綾瑪 東暢
BL
繋家に産まれた繋 志飛(つなぎ しと)は男だった。残念なことに繋家に男は不要だった。両親は初めての子供だと言うことで志飛を女として育てることにし繋 志綾(つなぎ しあ)と名前を変えた。
繋家と違って女を不要としている要家。要家とはお隣同士の家であり両家の決まりで必ず繋家と要家の子供同士は結婚しないといけなかった。
それは伝統で昔からやって来ていること。誰も変えることの出来ない伝統。
要家の三男として要 荼泉(かなめ とい)が産まれた。
この流れで行くと荼泉と志綾は結婚することになる。が、どっちらも男。
伝統を守り、性別を隠しながら結婚するのか、伝統を破り、性別を明かして追い出されるか・・・

王道にはしたくないので
八瑠璃
BL
国中殆どの金持ちの子息のみが通う、小中高一貫の超名門マンモス校〈朱鷺学園〉
幼少の頃からそこに通い、能力を高め他を率いてきた生徒会長こと鷹官 仁。前世知識から得た何れ来るとも知れぬ転校生に、平穏な日々と将来を潰されない為に日々努力を怠らず理想の会長となるべく努めてきた仁だったが、少々やり過ぎなせいでいつの間にか大変なことになっていた_____。
これは、やりすぎちまった超絶カリスマ生徒会長とそんな彼の周囲のお話である。


嫌われものの僕について…
相沢京
BL
平穏な学校生活を送っていたはずなのに、ある日突然全てが壊れていった。何が原因なのかわからなくて気がつけば存在しない扱いになっていた。
だか、ある日事態は急変する
主人公が暗いです

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる