今から君を守るのに理由が必要ですか・・?(仮)

綾瑪 東暢

文字の大きさ
上 下
6 / 550
婚約者

学校のシステム

しおりを挟む
 皿を洗い終えた直也なおや白斗はくとをソファに座らせて机の上にあった紙を白斗に見てた。研究者が白斗に昨日渡した男高のパンフレット。
 

 この男高にはあるシステムが存在している。
 成績でお金が貰えるというシステム。お金はこの成績でしか貰えない物。
 以下は1回のテストでの結果で貰える金額。テストは月1回ある。
 
 小学生~中学3年生
学年  1位  5000円
    
    2位  1000円
  
    3位   500円

 中学3年生~中学6年生
学年  I位  10000円

    2位  5000円

    3位  1000円

4位~10位   500円

 以下      0円

 高校1年生~高校3年生
学年  I位  50000円

    2位  10000円

    3位  1000円

4位~最下位    0円


 高校生にもなると、他よりも厳しくなる。

 大学生は高校生の倍だった。


 「直也。これって」
 白斗は男高のパンフレットを見ながら直也に質問する。
 「お金は大丈夫だって言ったでしょう?」
 「もしかして学年1位?」
 「そう。小学1年の頃から、しかも、ほとんどそのお金使いってないから」
 「・・・ねぇ、本当に僕が婚約者になっていいの!」
 「だから、良いんだって!このお金だって、白斗が入学してくるかもとか入学して来なかったら全額卒業した後に白斗に貢ごうって思ってたから」
 「僕には直也が神にしか見えないよぉ~」
 「大袈裟な。」
 ソファに一緒に座りながら話す。
 「でも、ありがとう。直也。」
 満面な笑みを直也に向けると直也は下を向いて口を抑えた。
 「直也?どこか調子悪い?」
 「違うよ。やっぱり、白斗が好きだなって思っただけ」
 「!」
 白斗は恥ずかしくなって話を変えようと
 「今日、学校行かないの?」
 もう時間は8時になりかかってる。この距離なら走れば間に合うが話を変えたくて無理矢理聞いた。
 「行くよ。でも。今日だけは遅刻してでも白斗の側を離れたくないんだ。」
 白斗は思う。『よく、恥ずかしがらずにそんなことが言えるな』とでも、嬉しかったのか「・・・僕も・・・」と小さく呟いた。
      
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

なんで俺の周りはイケメン高身長が多いんだ!!!!

柑橘
BL
王道詰め合わせ。 ジャンルをお確かめの上お進み下さい。 7/7以降、サブストーリー(土谷虹の隣は決まってる!!!!)を公開しました!!読んでいただけると嬉しいです! ※目線が度々変わります。 ※登場人物の紹介が途中から増えるかもです。 ※火曜日20:00  金曜日19:00  日曜日17:00更新

越えられない壁で僕らの幸せは・・・

綾瑪 東暢
BL
 繋家に産まれた繋 志飛(つなぎ しと)は男だった。残念なことに繋家に男は不要だった。両親は初めての子供だと言うことで志飛を女として育てることにし繋 志綾(つなぎ しあ)と名前を変えた。  繋家と違って女を不要としている要家。要家とはお隣同士の家であり両家の決まりで必ず繋家と要家の子供同士は結婚しないといけなかった。  それは伝統で昔からやって来ていること。誰も変えることの出来ない伝統。  要家の三男として要 荼泉(かなめ とい)が産まれた。  この流れで行くと荼泉と志綾は結婚することになる。が、どっちらも男。  伝統を守り、性別を隠しながら結婚するのか、伝統を破り、性別を明かして追い出されるか・・・

王道にはしたくないので

八瑠璃
BL
国中殆どの金持ちの子息のみが通う、小中高一貫の超名門マンモス校〈朱鷺学園〉 幼少の頃からそこに通い、能力を高め他を率いてきた生徒会長こと鷹官 仁。前世知識から得た何れ来るとも知れぬ転校生に、平穏な日々と将来を潰されない為に日々努力を怠らず理想の会長となるべく努めてきた仁だったが、少々やり過ぎなせいでいつの間にか大変なことになっていた_____。 これは、やりすぎちまった超絶カリスマ生徒会長とそんな彼の周囲のお話である。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

弟が生まれて両親に売られたけど、売られた先で溺愛されました

にがり
BL
貴族の家に生まれたが、弟が生まれたことによって両親に売られた少年が、自分を溺愛している人と出会う話です

ヤンデレ化していた幼稚園ぶりの友人に食べられました

ミルク珈琲
BL
幼稚園の頃ずっと後ろを着いてきて、泣き虫だった男の子がいた。 「優ちゃんは絶対に僕のものにする♡」 ストーリーを分かりやすくするために少しだけ変更させて頂きましたm(_ _)m ・洸sideも投稿させて頂く予定です

嫌われものの僕について…

相沢京
BL
平穏な学校生活を送っていたはずなのに、ある日突然全てが壊れていった。何が原因なのかわからなくて気がつけば存在しない扱いになっていた。 だか、ある日事態は急変する 主人公が暗いです

処理中です...