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自己紹介
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「ここがこの街での私達「明けの空」の拠点です」
そう言ってカイトに案内されたのは「黄金の獅子亭」というギルド公認の宿屋だった。
ケインズ曰く「せ…イヴのあの部屋に比べたら劣るかもしれねぇけどお貴族様向けでもないのに世界で五指に入る宿屋グループなんだ、期待していいぜ」とのことだった。いい加減ケインズを睨むのも疲れてきた。
宿の扉を開くと、ミラルドと狐耳の女性が受付の近くで話をしていた。ミラルドは少しイライラしている様子で、こちらに気が付くとわざとらしくドスドスと足音を立てながらカイトに向かって行った。
「遅い!」
「先にそう言ったじゃないか」
「それでも! もうお腹が減って減って死にそうなの!」
どうやら待っている間に空腹で苛立っていたようだ。
カイトとミラルドのやり取りを見ていると背後から声がする。
「はじめましてぇー。君が新人さんだねぇー」
振り返るといつの間にか僕のすぐ後ろに狐耳の女性が立っていた。薄い茶褐色の髪にぴょこんと目立つ狐耳、上品そうな顔立ちには似つかわしくない何か企んでいるようなにやけた糸目、そしてローブ越しに主張する豊満な胸。
「私は狐獣人のツキヨですー。「明けの空」では諜報と交渉なんかをやってるよー。よろしくねぇー」
「イヴリアです。後にちゃんと自己紹介する時間があると思うから今はこれくらいで」
「ミラちゃんもそう言って教えてくれなかったんだよねぇー。うんうんー、楽しみにしてるよー」
間延びした癖のある話し方でツキヨはそう言ったと思ったら、いつの間にかカイトとミラルドの間に移動してミラルドをなだめていた。
「彼女すごいでしょ?」
ノルンがツキヨを見ながら話しかけてくる。
「隠密型ファイターに見せかけた敏捷トリッキー型キャスター……キャスターに向かない獣人族でしか真価を発揮できない超がつくほどのロマン型」
「なんだ、もう見抜いちゃったの?」
「僕の時代での理論上なら最高性能の斥候。でもその苦行とも言える準備段階と役割の地味さから買って出る人は少なかったけど」
「さすがはマッチョスキーのイヴリアさんね」
悪戯している子供のような顔でクスクスと笑いながら僕を見るノルンに「今は明けの空のイヴリアだよ」とため息交じりに答えると、ノルンは「そうね」と答えはまたニヤニヤした笑みを浮かべた。
ミラルドとカイトのじゃれ合いもツキヨのおかげで終わり、僕らは宿の食堂へと歩き出した。
カイトを先頭に食堂の奥にある個室に入る。個室には大きなテーブルが1つ、そしてそれを囲む席にはすでに三人が座っていた。
カイトと僕以外のメンバーが席に着くとカイトは全員を見渡したあとツキヨに目で合図する。そのあとカイトはツキヨが頷くのを待ってから話し始めた。
「まずは遅くなって済まない、事情はすでに伝わっていると思うが今日の依頼で起こったことをギルドへ報告していて遅くなった。そのことに関係するのだが本日我が「明けの空」に新たなる仲間が加わった」
そう言ってカイトは僕に顔を向ける。
「初めましてトゥルーヴァンパイアのイヴリア、イヴと呼んでほしい。種族的に性別はないはずなんだけどついてるから男ってことで。理由はわからないが楽園時代からこの時代に送られてきた。カイト達が依頼で訪れた館で寝ているところを偶然発見され色々あってパーティーに加入することになった。この時代のことはまだわからないしギルドも加入したばかりで迷惑かけることになると思うけどよろしく」
軽く頭を下げてから前を向くと、事情を知っているメンバー以外はみんな固まっている様子だった。
すると、ケインズが大げさに拍手をしてから立ち上がり――
「俺はケインズってぇんだ。見ての通りのヒューマンで、主に斥候役をしている。改めてよろしく」
――ケインズがそう言ってから座ると続く様にミラルドが立ち上がる。
「私はミラルド。ヒューマンだけどばあちゃんが狼獣人のクオーター、大剣使いだ。よろしく」
続いてノルンが立ち上がる。
「ノルンよ。エルフでサポート寄りのキャスター。よろしくしてあげるわ」
次に立ち上がったのは先に座っていた三人の内の一人、武士の鎧をまとった額にまっすぐに伸びる角のあるスキンヘッドで強面の男。
「俺の名はハンガンという。楽園時代じゃいなかっただろうがハーフオーガだ。大太刀を振るうサムライだ。よろしく頼む」
次にツキヨが立ち上がり
「予想よりはるかに上のことでまだ驚いてるよー。あっ、さっき言ったけどツキヨで諜報活動してるよー」
ツキヨが座ると沈黙が訪れる。カイト以外のまだ自己紹介していない呆然としたままの二人に他のメンバーの視線が向かう。
諦めたように先に立ち上がったのは逆立った金髪たれ目の少年。
「ビリオン。ドワーフと牛獣人の混血種でアタッカー」
なんだか残念そうな顔でそれだけ言うとすぐ座り込む。
カイトが小声で「すぐ恋する少年なのでイヴさんが女の子じゃないって知ってガッカリしてるんですよ」と告げてくる。
なるほど。しかし混血種か、ハンガンのハーフオーガもそうだが「オルファナオンライン」に存在しなかった種族を見ると少しワクワクするな。特に混血種、異世界データベースで見た記憶だとヒューマンと他種族のハーフは多いが、ヒューマン以外の異なった種族の間には子供ができる可能性がすごく低かったはずだ。混血が都合よく両方の種族のいいところだけを揃えた種族でないことは知っているがそれでもきっと無限の可能性がある、そう考えただけで検証脳な僕の興味をそそる。
などと考えていると最後に残った少女が立ち上がる。
真っ黒で短めな髪にハンガンとは違った少し曲がった短い角が頭から二本、顔つきは幼く今にも泣きだしそうなほど真っ赤になった顔、、俯きながらこちらを上目遣いで見る魔族種特有の真っ赤な瞳。
「わ、わ、わ、私は魔族種はデモニアのフォノムと申しましゅ! キャスティングアタッカーをしております! 同じ魔族種の最上位種の方とお会いできるなんて光栄でごじゃいます」
そう挨拶したフォノムは勢いよく頭を下げ、テーブルに頭をぶつけ、飲んでいたであろう自分のコップを床に落とし「すみません」と繰り返し謝りながらそれを片付け始めた。
フォノムが片付け終わるのを待ってカイトが仕切り直すように一度咳払いする。
「最後にわた……俺はカイトです。パーティー「明けの空」のリーダーをやってます。改めてようこそ「明けの空」へ歓迎します」
カイトの挨拶が終わると乾杯もなく食事が始まった。
すごく騒がしかった。マナーもなにもなく。そしてとても楽しい食事だった。
「またにやけてるわよ」
「笑ってるんだよ」
いつの間にか隣に来ていたノルンに茶化されながら、僕はこの雰囲気を堪能していた。
時間が立つと徐々に最初にあった四人以外のメンバーが話しかけてくる。
そして僕は本日二度目の質問攻めにあうのだった。
そう言ってカイトに案内されたのは「黄金の獅子亭」というギルド公認の宿屋だった。
ケインズ曰く「せ…イヴのあの部屋に比べたら劣るかもしれねぇけどお貴族様向けでもないのに世界で五指に入る宿屋グループなんだ、期待していいぜ」とのことだった。いい加減ケインズを睨むのも疲れてきた。
宿の扉を開くと、ミラルドと狐耳の女性が受付の近くで話をしていた。ミラルドは少しイライラしている様子で、こちらに気が付くとわざとらしくドスドスと足音を立てながらカイトに向かって行った。
「遅い!」
「先にそう言ったじゃないか」
「それでも! もうお腹が減って減って死にそうなの!」
どうやら待っている間に空腹で苛立っていたようだ。
カイトとミラルドのやり取りを見ていると背後から声がする。
「はじめましてぇー。君が新人さんだねぇー」
振り返るといつの間にか僕のすぐ後ろに狐耳の女性が立っていた。薄い茶褐色の髪にぴょこんと目立つ狐耳、上品そうな顔立ちには似つかわしくない何か企んでいるようなにやけた糸目、そしてローブ越しに主張する豊満な胸。
「私は狐獣人のツキヨですー。「明けの空」では諜報と交渉なんかをやってるよー。よろしくねぇー」
「イヴリアです。後にちゃんと自己紹介する時間があると思うから今はこれくらいで」
「ミラちゃんもそう言って教えてくれなかったんだよねぇー。うんうんー、楽しみにしてるよー」
間延びした癖のある話し方でツキヨはそう言ったと思ったら、いつの間にかカイトとミラルドの間に移動してミラルドをなだめていた。
「彼女すごいでしょ?」
ノルンがツキヨを見ながら話しかけてくる。
「隠密型ファイターに見せかけた敏捷トリッキー型キャスター……キャスターに向かない獣人族でしか真価を発揮できない超がつくほどのロマン型」
「なんだ、もう見抜いちゃったの?」
「僕の時代での理論上なら最高性能の斥候。でもその苦行とも言える準備段階と役割の地味さから買って出る人は少なかったけど」
「さすがはマッチョスキーのイヴリアさんね」
悪戯している子供のような顔でクスクスと笑いながら僕を見るノルンに「今は明けの空のイヴリアだよ」とため息交じりに答えると、ノルンは「そうね」と答えはまたニヤニヤした笑みを浮かべた。
ミラルドとカイトのじゃれ合いもツキヨのおかげで終わり、僕らは宿の食堂へと歩き出した。
カイトを先頭に食堂の奥にある個室に入る。個室には大きなテーブルが1つ、そしてそれを囲む席にはすでに三人が座っていた。
カイトと僕以外のメンバーが席に着くとカイトは全員を見渡したあとツキヨに目で合図する。そのあとカイトはツキヨが頷くのを待ってから話し始めた。
「まずは遅くなって済まない、事情はすでに伝わっていると思うが今日の依頼で起こったことをギルドへ報告していて遅くなった。そのことに関係するのだが本日我が「明けの空」に新たなる仲間が加わった」
そう言ってカイトは僕に顔を向ける。
「初めましてトゥルーヴァンパイアのイヴリア、イヴと呼んでほしい。種族的に性別はないはずなんだけどついてるから男ってことで。理由はわからないが楽園時代からこの時代に送られてきた。カイト達が依頼で訪れた館で寝ているところを偶然発見され色々あってパーティーに加入することになった。この時代のことはまだわからないしギルドも加入したばかりで迷惑かけることになると思うけどよろしく」
軽く頭を下げてから前を向くと、事情を知っているメンバー以外はみんな固まっている様子だった。
すると、ケインズが大げさに拍手をしてから立ち上がり――
「俺はケインズってぇんだ。見ての通りのヒューマンで、主に斥候役をしている。改めてよろしく」
――ケインズがそう言ってから座ると続く様にミラルドが立ち上がる。
「私はミラルド。ヒューマンだけどばあちゃんが狼獣人のクオーター、大剣使いだ。よろしく」
続いてノルンが立ち上がる。
「ノルンよ。エルフでサポート寄りのキャスター。よろしくしてあげるわ」
次に立ち上がったのは先に座っていた三人の内の一人、武士の鎧をまとった額にまっすぐに伸びる角のあるスキンヘッドで強面の男。
「俺の名はハンガンという。楽園時代じゃいなかっただろうがハーフオーガだ。大太刀を振るうサムライだ。よろしく頼む」
次にツキヨが立ち上がり
「予想よりはるかに上のことでまだ驚いてるよー。あっ、さっき言ったけどツキヨで諜報活動してるよー」
ツキヨが座ると沈黙が訪れる。カイト以外のまだ自己紹介していない呆然としたままの二人に他のメンバーの視線が向かう。
諦めたように先に立ち上がったのは逆立った金髪たれ目の少年。
「ビリオン。ドワーフと牛獣人の混血種でアタッカー」
なんだか残念そうな顔でそれだけ言うとすぐ座り込む。
カイトが小声で「すぐ恋する少年なのでイヴさんが女の子じゃないって知ってガッカリしてるんですよ」と告げてくる。
なるほど。しかし混血種か、ハンガンのハーフオーガもそうだが「オルファナオンライン」に存在しなかった種族を見ると少しワクワクするな。特に混血種、異世界データベースで見た記憶だとヒューマンと他種族のハーフは多いが、ヒューマン以外の異なった種族の間には子供ができる可能性がすごく低かったはずだ。混血が都合よく両方の種族のいいところだけを揃えた種族でないことは知っているがそれでもきっと無限の可能性がある、そう考えただけで検証脳な僕の興味をそそる。
などと考えていると最後に残った少女が立ち上がる。
真っ黒で短めな髪にハンガンとは違った少し曲がった短い角が頭から二本、顔つきは幼く今にも泣きだしそうなほど真っ赤になった顔、、俯きながらこちらを上目遣いで見る魔族種特有の真っ赤な瞳。
「わ、わ、わ、私は魔族種はデモニアのフォノムと申しましゅ! キャスティングアタッカーをしております! 同じ魔族種の最上位種の方とお会いできるなんて光栄でごじゃいます」
そう挨拶したフォノムは勢いよく頭を下げ、テーブルに頭をぶつけ、飲んでいたであろう自分のコップを床に落とし「すみません」と繰り返し謝りながらそれを片付け始めた。
フォノムが片付け終わるのを待ってカイトが仕切り直すように一度咳払いする。
「最後にわた……俺はカイトです。パーティー「明けの空」のリーダーをやってます。改めてようこそ「明けの空」へ歓迎します」
カイトの挨拶が終わると乾杯もなく食事が始まった。
すごく騒がしかった。マナーもなにもなく。そしてとても楽しい食事だった。
「またにやけてるわよ」
「笑ってるんだよ」
いつの間にか隣に来ていたノルンに茶化されながら、僕はこの雰囲気を堪能していた。
時間が立つと徐々に最初にあった四人以外のメンバーが話しかけてくる。
そして僕は本日二度目の質問攻めにあうのだった。
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