至高なる者の物語 大いなる旅の終着点

天魔真

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第2章 天、道、王と学園

第1話 救出と学園生活へ 前編

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 ドゴォォォン
「この爆発は」
「主様だねぇ・・・なあライト?」
 走りながらネスがライトに聞く
「だろうな。だが我々に課されたことをやるだけだ」
「まあ・・・なでしゃばりすぎたな・・・と」
 そう言っていると一つの部屋の前に来た
 (おかしい。ここに来るまで誰も居なかった)
 看守かなんかが居るだろう・・・そう思っていたが
 (主様側の対応してんのかはたまた・・・)
 !!!
「この気配は!」
 不味い!回避が出来ない。打ち落とすか
 〈その 一撃を以て 凍てつくせ〉
 〈氷魔法 吹雪の槍ブリザード・ランス
 そして
 発射ファイア
「危ないね・・・雑種風情が!」
 (ギリギリ過ぎるだろう・・・技は選べって・・・ネス)
 ネスの氷魔法は二人に降り注いだナイフを全て打ち落とした
「貴様らは何者ですか?」
 !!!
「ッ!!」
 気配もなく近づいてきた男を槍でネスは振り払う
「・・・」
「待て。ネス」
 ライトがネスの前に手を出す
「だがライト!」
「良いから」
 (考えがあるのかな?ライト)
「私はゆふむ様の眷属が一人「四龍:光雷龍こうらいりゅう」です。私らは君らが何をしようが知ったことではない。ですが救出はしますよ」
 (ストレートに言ったぁぁ)
「まあその「ゆふむ」ってやつは知らないが」
「お前らを敵と判断させてもらうさ」


 場面は変わって正面側
「この程度かぁ・・・話しにならないな」
 ここまで100、200ほど倒したが
「全員弱すぎるな」
「俺より弱いことは分かってたが」
 これ程とは・・・全員一撃って・・・何か悲しいな
「敵襲!!」
 パチン・・・指を鳴らす
「羽虫風情が・・・やかましい」
 その瞬間騎士が鎧ごと燃え尽きた
「!!!」
 (何なんだ・・・!この重圧感プレッシャーは・・・)
 (これは覇者あいつクラスだぞ・・・)チッ!
「これ程とは」
 コツーンコツーン
 (靴の音・・・)
 カチッ!・・・シュンッ!
 (来た!)
 カァン
「・・・・」
「問答無用かよ」
 まあ、でも
「さっきの奴らよりかはましかね」
 ザシュッ!
 俺は剣で切り伏せる
 (どうするか・・・それに)
「何だ?この胸騒ぎは」
 (何もないと良いが)

 戻ってライト達側
「つ・・・強すぎる・・・」
 血だらけの二人が膝をつく
「人の身でこれ程か・・・やはり人は侮れん」
 シューンコンッ!
「ここまでか?お二方」
 剣を鞘に戻しながら男が言う
「・・・でも良いのか?・・・我に集中して」ニヤリ
 その瞬間ネスの体が崩れる
「?!まさか?!」
「そうさ!不意打ちさ!」
 ジャンプして男の頭上を通りすぎる
「不意打ちで俺を取れると思うなよ」
「「分かってるさ」」
 その瞬間ライトの肉体も崩れる
「我は「暗黒ノ王」」
「そして私は「光雷ノ王」」
「「我々の存在は表裏一体也!」」
 男が驚き再び剣を抜く
「まさか?!」
「そうさ!それが意味するのは「光と闇の融合技の奥義」也!」
 そう言った瞬間ネス、ライトが崩れた場所に魔方陣が出現する
「「〈我等が楽園そのには 闇と光のみ存在する〉」」
「「〈その道は我等が道 この世全ては我等が道に帰還する〉」」
「「〈万象よ 死滅せよ〉」」
「「〈融合詠唱魔術 光と闇の狭間〉」」
 技はそう派手ではないーー単純にネス、ライトの手元の魔法陣と残り二つの魔方陣を出現させ、敵をちょうど4方向の魔法陣の真ん中の位置させるーーこれを条件に発動する「必中必殺」の技
 技は見た目は単純。魔法陣から極小の魔弾が出現して相手へ放つ。敵はその魔弾を認識する事ができず殺される。
「はあぁぁぁぁ」
「「疲れた!」」
 二人は仰向けの倒れる
「あの大技の代償は大きいな」
 この技簡単だろとか言うやつは殺したくなる
「「理由?簡単さ」」
「「相手の弱点や急所を瞬時に探って、数億から数兆の中から最適解を導く。それを瞬時に放つ。それ以外に、技の構築、力のコントロール等々」」
 我等は何を言っているんだ?ーーその瞬間
 ドゴゴゴォォォォン
「「「?!?!」」」
 頭に響くほどの爆発が近くで起きた
「「何だ?この爆発は?」」

 この爆発はゆふむも聞いていた。
 (は?何なんだ・・・あの二人は爆発系スペルは使えない・・禁止した・・・・それに)
「この威力・・・第2・・・いや「第3位階」クラスだ」
 人の身では使えない
「い・・いやな・・まさかな」
 いやな予感がすごいな

「あっははははは」
「いい・・・とてもいい・・・もう少しだ」
 全身黒フードの男がいう
「あと少しで・・・私の願いがかn」
「おじゃましますよー」
 ドアを蹴破る
「「あ」」
 二人が見つめ合う
「黒幕はっけーん」
 やはり・・・といったとこか・・・あいつらの気配がない
 シュライバー屋敷の方での気配も・・・
「地下か」
「ご名答!」
 二人を地下へ行かせて正解だった
「お前・・・何者だ?」
 黒フードの男がきく
「先に名乗るのが礼儀だろ?」
「はっはは。そうだな」
 黒フードはフードをはずしながらいう
「私は「反逆者レジスタンス」の構成員の「フィスト」です。あなたは」
「俺は「極限天」の守護者。「柊ゆふむ」だ。今は旅人だがな」
 レジスタンス・・・どういう奴らかは知らないが
「お前が「シュライバー公爵家」を襲撃した黒幕で良いんだな?」
 最後に聞くだけ聞くけど
「ええ」
「理由はなんだ?」
「理由はない・・・今回の襲撃はきっかけに過ぎない」
 きっかけ?
「良いのですか?あの小娘たちだけで」
 ?・・・
「あー・・・ふふふははは」
「何がおかしい?!」
 笑ってしまうよ
「舐めるなよ・・・人の子よ・・・あいつらは腐っても」
「「神の龍帝」だ。お前らでは止められない」

 はあはあはあ
「早く行くよネス!」
 ライトが急かす
「急かすな・・・まあ、急がないとな」
 でないと
「ライト!」
「なに?」
「身体強化使うぞ」
「分かった」
 〈身体強化〉
 ビュン

「よっ・・・と」
 スタッ
「「あ」」
「いっっっってぇぇぇ!」
「σ(^_^;)?(訳:お前はバカか?)」
 ネスが着地で足を捻る・・・
「初心者かよ」
 呆れる・・・そう言い
 〈其の者を癒せ〉
 回復魔術をかけたく
「ん?今回は小娘二人だけかよ」
 廊下の奥から一人の男がでてくる
「「あ?!誰が小娘だって?!!」」
 キレながら叫ぶーー姿を龍人ドラゴニュート」に変化する
「すまんすまん・・・落ち着けお嬢達」
「「(それは信じて良いのか?)」」
 最悪眷属を呼んで暴れればいいか
「あなたは?」
「「怒りの日ディエスイレ」の幹部の「エル・クロエル」。ワイらのの命令でここのトップを殺しに来た」
怒りの日ディエスイレ???それって確か」
「守護者達が全てを破壊するために発動した「創造破壊絶技」・・・だったよな?」
 創造破壊絶技とは「詠唱必須」であり「創界」、「天界」到達が最低条件の技。これを使える存在はあの人以外に数人のみ
「一つ聞く。お前のリーダーはファウストだよな?」
「そうだけど・・・なんで知ってる?」
「まあ、ファウストが私達側の存在だからかな?」
 〈召命 魔なる鎖ディザスト
「それは?」
「これはディザスト・・・魔王の名を冠する鎖」
「そして「守護者」である証です」
 ライトは鎖をエル・クロエルに差し出す
「戻ってファウストに渡しておきなさい」
「近いうちに会いに行くから」
「分かりました。しっかり渡しておきます」シュンッ!
 鎖を受け取ったエルはその場から消える
 ドォォォォン
「「!!!」」
「(不味い!)」
 援護にまわるか
「ネス・・・捕らえられている人間を回収してシュライバー邸宅に戻ってくれ」
「分かった・・・ついでに白虎を見つけ次第上に行かせる」


 場面は変わって
「ッ!!」ザーーッ!
「きついな・・・・って待て待て待て!!」
 〈我等の勝利の盾ジークハイル
 俺は盾で眼前に迫り来る光線を防ぐ
「今ので殺せないか・・・なら」
 〈召命 エクステッド〉
「は?!?!」
 (なんて存在呼び出してんだよ・・・!)
 フィストの前に魔方陣が出てきたと同時にエルフに似た男が出てくる
「貴様・・・!許さん!!」
 (エクステッドはで死んでいる)
「我が友への狼藉・・・殺す!!」
 そういうと同時に俺はオーラを全開に解放する
「我は「天の守護者」の「極限天の守護者」」
「我等守護者の名の元に貴様を・・・殺す!!!」
 〈極限を見通す者アルティメット・フル・ブースト
「ま・・・まだ死ぬ気は無いからさ」
「ここでお暇させてもらうよ」
 フィストは頭を下げて逃げようとする
「逃がすかよ」
 〈付与爆発エンチャントバースト
 ゴゴゴゴゴゴゴゴ
 炎がフィストへ突っ込むーーその瞬間
 〈無なる欲望〉
 エクステッドが炎に手を翳すと
「テッド・・・何をしている」
「すまない・・・リーダー。今はあの糞野郎に
死者強制支配ネクロマンス」されていて自由がきかないんだ」
「そうか」
 よくもまあテッドを支配できたな・・・あいつ程度では「」である存在を支配は出来ないーー格が格上過ぎるからな
「聞きたいことが山ほどあるが・・・自由にしゃべれねぇんだろ?」
「ああそうだ」
 〈権限せよ〉
 〈封印の城ロードキャメロット
 カチャン
「この盾の権能である封印・・・」
「これでしばらく寝ていてくれ」
「ありがとうリーダー・・・いや「ゆふむ」」
 〈汝よ 安らかに〉

マスター!!」
「主様!」
「よ!お疲れさん」
 白虎とライトが駆け寄ってくる
「救出は終わったか?」
「はい」
 ゴゴゴゴゴゴゴゴ
「「「!!!」」」
「不味いな・・・白虎!命令だ「王化」しろ」
「分かりました」
 〈我は獣の王である〉
 〈我が本能よ 呼び覚ませ〉
 〈王化おうか! 白獣王グラズヘイムビースト
 大きな虎に白虎は変化する
「ギャオオオオオオオオオ」
〈目覚めろ闇なる狼の王ケルベロス・ロードよ〉
狼王ノ必殺ノ一撃ケルベロス・オブ・ファンタジスタ



数日後
「はい!皆様はじめまして」
「俺は「柊ゆふむ」数ヶ月、君たちの担任をすることになりました皆様ヨロシクね!」
(あれ?(´・ω・`)?)😅
(何で教鞭を取ることになったんだっけ?)
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