†魔剤戦記†

ベネト

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第2章 剤と愛に飢えし者たち

第1話 カースド・オブセッション

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「......」

 その視界に入るあらゆる事物は、姿形こそよく見知ったものであれ、脳内で処理される情報としては、全く新しいものとなっていた。

 包帯に覆われた右腕を、見るからに痛々しい様子で左手で抑え、真西魔沙斗は剤皇街の外れにある荒廃した通りを歩いている。

「俺が... 羊ではない?」

 告げられたその事実は、彼にとってそう易々と受け入れられるものではなかった。いや、そもそも事実かどうかすら、彼にとってはまだ確認していないようなことだ。

 羊として、つまりは虐げられる弱者として、退廃したこの世界を生き延びて来た羊としての真西魔沙斗は、つい先日剤皇街警察署の一室において、火葬の儀式にて葬られた。代わりに同じ姿形を纏って誕生したのは、羊ではなく、器を殺める力を持った存在として生まれ変わった真西魔沙斗。

「全くわからねぇ...」

 器でもなければ、羊でもない。その情報は鈍器のような重みを持って魔沙斗を殴りつけ、その衝撃はこれまでの人生において培われて来た彼のアイデンティティを揺るがすには十分すぎるほどであった。

 艱難多き、苦難に満ちたその人生。若き人間にとってその世界観を構成する要素となるにはあまりにも大きな存在である家族。唯一のそれが、妄執的な狂人であったということもあり、男の世界は物心ついたその時から愛による色を知らず、その心に宿る色は常に白と黒の二色のみであった。こうした世界観を自明のものとして刷り込まれた少年の心には、いつしかありとあらゆる事象を二元論に分類する危うい思考回路が標準機能として備え付けられていた。

 白と黒のみで存在する世界。だがそこには、例外的にもう一つの色が存在することを許された。
 
それは赤。鮮血の如く鮮やかで、暴力的な赤だった。

 条件付きの肯定と愛情のみを与えられ、力無き己に対しての無条件の肯定は決して与えられなかった。

 故に、彼は自らの世界を昏く覆う殻のようであった母親を殺害し、外の世界へと踏み出した。

 平穏と安寧が保証された空間である孤児院の中においてさえ、その生活は決して安穏なものとは程遠く、ありとあらゆる辛酸をこれでもかというほどに舐めてきた。
 
しかし、その悉くを生き抜く力へと変換させてきた強き青年。彼の信条を表す言葉がある。
 
 羊として百年を生きるより、獅子としての一日を生きろ。

 力無き少年は、孤児院生活の中で与えられた数少ない物的財産の一つである伝記の一節に、崇高な理念と、誇りを見出したのだ。

 その言葉を名言として残した人物は、決して偉人と呼ばれている類の崇高な人物では無く、むしろ少年が生を受けた時代にあっては独裁者としての誹りを免れない人物であった。

 イタリアでの独裁政権を確立したその人物は、歴史上にその名を大きく轟かせた人物にしては非常に稀有なことに、悪魔との関連性が無かったことも発覚している。
 
 皮肉な結末だが、薄暗く、不衛生な滲みの斑点に覆われた孤児院の一室で、それが故に孤独なこの少年はこの人物の名言に心酔したのだった。

 身勝手な期待を押し付けられ、やがては世論と時代の趨勢に流された蒙昧な大衆によって独善的に断罪され、非難の誹りを免れず、今尚もこうして歴史の汚点の一つとして語りつがれている人物。   

 自分にはお似合いの人物じゃあないかと。

 その少年は今や青年となり、その存在基盤はより確固たる根幹として彼を支えていた。

 それが今、音を立てているものといえば身を切るような冷たい風と、それに吹かれてカラカラとその音を鳴らす魔剤の投棄された空き缶のみである剤皇街の外れの路地にて、凄まじい音を立てて崩れ落ちようとしている。

 革命だ。これからの価値観が百八十度転換する、急進的でラディカルな革命だ!しかしそれは、自らが望み、起こし、勝ち取った革命ではなかった。その革命を通じて魔沙斗が得られたのは、その革命という言葉が持つ意味とは反して、決して自由などではない。代わりに与えられたものとしては、新たなる枷と病的な強迫観念。

「私からは逃げられても、神から逃げられるなんて、思わない方がいいですよ?」

 剤皇街警察署で、己の存在というものを根幹から揺さぶってきた存在であるコンラートとの別れ際、コンラートは背を向けた魔沙斗に対し、最後にこう付け足したのだった。

 魔沙斗の脳裏に焼き付いて離れない、神による”恩寵”を与えられたという生理的嫌悪感を催すあの二体の肉塊。単にあれの造詣が悪意と冒涜に満ちているというだけならば、単に一時の不快感を覚えるだけで済んでいたことだろう。

 だが、殊更に彼を苦しめて止まないのは、自分もいずれああなるという、コンラートから告げられた不穏に満ちた余命宣告によって背負わされた切迫した当事者意識。

「クソッ...!」

 忌々しげに舌打ちし、自らの頭髪の額際に左の掌を喰い込ませる魔沙斗。こうしてみせたところで、自分を追い詰めているこの異様なまでの恐怖感が消えてどこかにいなくなってしまうわけでは決してない。そのようなこと、容赦のない弱肉強食の社会を羊として生きることで磨かれた聡明な頭脳を持つ彼にとっては理性で容易に分別が付くことだ。

 真の敵は自分自身だ。実に使い古された陳腐な表現。しかし、まさしくこの言葉の重みに、魔沙斗は耐えかねていたのであった。

 自らの精神の内に住まう怪物とは、どう足掻いたところで物理的距離を取ることは不可能であり、常にそれは影のようにベッタリと、いついかなる時であろうとお構いなしに当事者の隣に悪びれもせずに居続ける。

 そしてそれは意識を向ければ向けるほど肥大し、やがては当事者自身の自律を侵蝕し始める。

「どうすればいい?」

 そう虚空に呟いてみせたところで、返答を返す者など誰一人として存在しない。そのような問いを言葉にして発する度、自らの声が聴覚を通して知覚され、再び尽きることのない疑問符と強迫観念のパレードに巻き込まれるという負の循環に陥るだけであった。

 誰に命じられるまでも無く、魔沙斗は自らの巣であるアパート伏魔殿へと自然と歩みを進めていた。

「閻魔に話もつけねぇとな...」

 倦怠感に満ち満ちた声を絞り出した魔沙斗。そこに使命感を帯びたような真剣さは不在であり、その声は借金取りに追い立てられ続けた人間のような踠きに満ちていたことは明白であった。

 勿論、孤児院に戻ってひとしきりの騒動を説明することも必要だろう。しかし、それは現実逃避の類としては二流のやり方だ。ならば最も最良の現実逃避の方法とは何か。それは睡眠である。夢の世界へと旅に赴いている間は、今この精神を苛むあらゆる観念から別れることができる。

 それが故に、魔沙斗にとってやるべきことは山積みであるにもかかわらず、伏魔殿へと体が勝手に歩みを向けさせている。
 
 とにかく、今は休んでただただ泥のように眠り、雑念と意識から解き放たれた世界にいたい。思考を巡らせるのはその後だ。

 烈しい戦闘に続いての、衝撃的な情報の無慈悲なシャワーに打たれたことによる疲労は、その生い立ちもあり、物事に対する理由や背景を探究することに強く突き動かされる性分の魔沙斗にさえ、ひとまずの思考の放棄と休息を求めるように作用した。

 どれくらい歩いただろうか。やがて一つの自動販売が存在する区画に辿り着く。

 ふと、疲労に侵蝕され、霧がかかっていた魔沙斗の視界がはっきりと一つの像を結んだ。

 (そういえば、勇気のやつに会ったのもこの自販機だったな...)

 つい数日前の出来事であるはずなのに、相当に昔の出来事であるかのように記憶に湧き上がる数々の情景。伏魔殿から数分の徒歩を要する場所に存在するこの無人の販売機の側面に形成された歪な凹みや、まるであてつけかのように落書のキャンバスとされた側面を見ていると、見慣れた、そして最早安心感すら齎す、治安の悪いあの区画に戻ってきたのだとひしひしと感じられた。それがトリガーとなり、魔逢塾に置き去りにされた神次と勇気の存在も気掛かりな懸念となり思考の容量を圧迫する。

 が、今は最も最優先すべき事項がある。

 この試みが成功すれば、また元のような冴え渡る思考を取り戻すことができるはずだ... そう考えた魔沙斗の関心はただ一つだった。この呪われた観念を取り払うこと。

 自販機に取り付けられた、売り切れであることを示す紅いランプが、仄暗いその区画を照らしていないことを認識するや否や、魔沙斗は思考が巡らされるよりも疾く、脊髄で反応する。その本能から下された命を、忠実に体が実行に移す。

 魔沙斗は縋るようにボタンを叩きつけた。その目的はただ一つ。自販機よ、魔剤を出せ!早く!

 瞳孔を最大限に開き、続け様に激しく自販機のボタンを連打する。

 ガッ、ガッ、という響く鈍重な音が、焦燥が滲み出していることを十分すぎるほどに伝える。

 まるで心理学の実験において、ボタンを押すという動作を行うことで餌を獲得できると上位の存在による操作によって刷り込まれた哀れな実験動物かの如き執念で、壊れるほどにボタンを矢継ぎ早に押しつける死に物狂いなその様は、皮肉にも真西魔沙斗という独立した人格を持つ一人の存在でさえも、 嫉妬と猜疑に満ちた神デミウルゴスが創造したこの歪んだ、世界という名の箱庭においては、肉的な檻にその魂を囚われた愚鈍な一生物に過ぎないという忌まわしい現実を、あまりにも赤裸々に物語っていた。

 疲労による思考の鈍りと、怒涛の如く押し寄せる忌まわしき観念からの逃避の希求は、もはや自販機において魔剤を購入する際には金銭が必要という、最低限の常識でさえも忘却させていた。

 やがて、本来は金銭を払わないと、その内部より出現することは決してありえないはずの、魔剤の缶が自販機そのものを激しく揺さぶるような衝撃を与えられ、機構の制御を超えた物理的な力そのものによって取り出し口に落ちるガタンという音が、盗難防止用のけたたましいブザーの耳障り騒音に混じり響き渡る。

「早く!早く魔剤を出せ!」

 魔沙斗にとって、今この状況で最も手早く獲得することのできる気休めである魔剤。パニックに陥った精神病患者が、突発的に訪れたその症状を緩和するための薬を求めるかの如き急迫さに満ちた貌を貼りつけて、ボタンを連打する魔沙斗には、魔剤という、彼が今強烈に抱く忌まわしき強迫観念を取り除く鍵になる可能性を秘めた 救世主メシアが取り出し口に鈍い音を立てて降臨した事実にさえ、認知することに数秒を要した。

「出てきやがった!」

 やがてその存在を認知し、震える手で壊れものを扱うかのように魔剤を取り出し口から拾い上げる。今の自分にとって最も希求して止まない存在。しかし、その使い道はパニック患者が用いるそれとは異なり、飲用という目的ではなかった。

 一縷の希望を託すように、魔剤を床面に置き、左の腕で恐る恐るそのプルタブを引っ張ると、プシュッというあの聞き慣れた軽快な音と共に、澱んだ液面が視界に入る。

「頼む...!」

 明確な信仰対象などを、何か一つでもその脳内に顕現させるまでもなかった。縋るように一言を絞り出すと同時、左の人差し指を唇に添えた。

「ーー痛ッ!!」

 マッチをするかのような、躊躇無き一閃で己の指を、爪の下部に僅かに残存していた半月の付け根に沿うように噛み切り、傷を創る。

 ささくれだった指の皮が、ざらついた粗目の木材に擦り付けられかたのように剥け、鋭い痛みと共に鮮やかな朱色の血液が滲むように漏れ出でる。

「あれは嘘だ。俺には力はない。俺は”恩寵”とやらを受けていない。俺はああはならない...」

 誓願の御呪いでもするかのようにぶつぶつと希望的観測を口に出すと、出血した震える指を恐る恐る床面に置いた魔剤の飲み口へと差し込み、液面に浸した。

 その一瞬が、魔沙斗には永遠にも感じられた。

 今や思考の隅々にまで、汚濁に塗れたカビの染みのようにこびりついたコンラートの言葉と、肉で造られた鞠のような二体の”恩寵”を与えられたという存在が、本能が発する警告音を平然と踏み越えながら思考を侵す。

 そんな唾棄すべき観念を破棄するための試み。
 それを科学者が世紀の実験の結果を見守るかのように息を飲んで結果を見守る。己の血液を試験薬とした、酷く不愉快なこの実験の帰結次第では、この恐ろしい観念から逃れることができる!

 至極単純な論理式だ。コンラートは俺に、器を殺し、力を無効化する力があると言った。そして、その力を持った俺は、”恩寵”を受けたあの肉塊と同じ末路を迎える。ならば、俺の血液が持つ力など何もなく、コンラートの発言は全て悪趣味な嘘偽りだと証明すればいい。

 それを証明するための、ただ一つの手法。それはこの魔剤に己の血液を浸し、その結果を見守ること。

「頼む。何も起きてくれるなーー」

 が、淡い期待を嘲笑うかのように、何かが焼け焦げたようなプシューという音が聞こえ、鼻腔には砂糖菓子が燃焼という科学的反応を経た時に特有のあの甘ったるい芳香...

 魔沙斗の脳内で、決して大きくないその音は鼓膜を掻き切るほどの悪魔の断末魔、そしてその芳香は悍ましい腐臭として処理された。

 証明は... 失敗した。

  救世主メシアは、奇跡を起こすというアクションを以って、民に安寧を与える。故に、その奇跡が起こらなかったり、イカサマであると発覚した時には、大規模な恐慌を喚起する。そして、先ほどまで崇めていた存在に、偽預言者というレッテルを張り付けて口々に謗るのだ。そうでもしないと、恐怖で平静を保つことができないがために...

 真西魔沙斗の淡い期待も、こうして裏切られた。傷口を浸した魔剤は、今まさに血液に接触した部分から瞬く間に歪な音を発しながら煙と化して天に登っている。

 「嘘... だよな?嘘だ。ああ!あああああああああああああああ!!!!畜生!畜生!畜生!」

 脳裏にプツプツと浮かんでいたあの肉塊がついに思考の全てを支配する。赤黒く澱んだ世界観が一気に拡張され、ドームのように観念の全てを覆う。

 俺の末路もああなるのか!?死ぬのは構わない。だが、あのような禍々しい姿形にと化して、水槽の中で生き続けるような、もはや生命体と呼べるかも怪しい存在に、俺がなるのか!?
 
 それこそ、羊であることよりも忌々しい!

 思わず目を閉じてみたところで、今度は耳奥の蝸牛に纏わりつくかの如く、コンラートからの実質的な死刑宣告が粘っこく纏わりつく。

 コンラートが告げた事実を否定するべく行われた魔沙斗の試みは、今この瞬間にその可能性を絶たれた...
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