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第4話

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 ブブブッ……という振動音とともに、バイブは先ほどより強く振動する。
「ひぁっ、だ、だめぇっ!」
 あまりの快感に、悶えることしかできない。
 無意識のうちに身体を揺らして逃れようとするものの、拘束は頑丈で、どうにもならない。
 
(ああっ、またイッちゃいそう……!)
 そう思った瞬間――バイブの動きが止まった。
 
「あ……あれ? なんで……?」
 もう少しでイケそうだったのに……。
 そんなことを考えていると、不意に彼に頬を撫でられた。
 
「見てください、あなたの座る椅子を」
 促されて下を見れば、案の定、椅子は私の蜜口から溢れ出した愛液でびちょびちょになっていた。
 
「山田さん、明日からこの椅子で仕事をするわけですね」
 淡々と、でも少し棘のある言葉で、彼は今の状況を述べた。
「ひぁっ……それは……」
 頬を真っ赤に染め、私は俯いた。
 交際相手の職場の椅子で、他の男に股間を嬲られ、愛液を溢れさせてしまった。
 
「もう、ここで終わりにしますか? 今終わりにすれば、あなたのエッチな汁で山田さんの椅子を汚すことは避けられます」
 私の顎をクイっと上げて、彼は問う。
 彼の瞳には、嗜虐の色が見え隠れしていた。
(でもっ、今やめられるなんて、耐えられない)
 私は、もはや後戻りなどできないのだ。
 
「……いえ、お願いします。続きを……してください……」
 たまらなく恥ずかしいが、今の私の本音である。全身が火照って仕方がなかった。
 
「わかりました」
 そう言うと彼は再びスイッチを入れ、今度は激しく動かし始めた。
「ああぁっ……!!」
 ビクビクッと身体が震えた。
 だが、先ほどのような絶頂を迎えることはできず、ひたすら快感だけが蓄積していく。
「うぅ……ん……」
 気がつけば私は自ら腰を振り、快感を求めていた。
 
「どうしました? もっと強くして欲しいんですか?」
「ち、違う……!」
 必死になって否定するが、体は正直に反応してしまう。
 そんな私を見て、彼はクスリと笑った。
「素直じゃないですね。まあいいですよ。この強さで、あと一時間ほど続けましょうか」
「えっ!  一時間もこんな状態で責められたら、私、おかしくなってしまいますっ!」
 思わず悲鳴を上げる。
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