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第6話(30)
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「……レート」
「はい」
「一緒に、ああやってフリスビー出来るとは思ってもみなかった。すぐ上達して、意外な才能発揮だったね。……レートは、少しだけ自分に自信がないけど、誇れるものは沢山ある。優しさだってその一つだよ。進む速さがゆっくりなのはレートの特徴。焦らなくても必ず結果はでるからね」
「うん、うん。あのね……ボク、あの日見つけられなかって、待ってもらってた長所、ようやく一つ言えるよ」
「それじゃあ、聞かせてもらおうかな?」
「ボクの長所、それは……優しい人と出会えること。修助君みたいな、格好良くて頼りになる人にはなかなか会えないよ」
「それ、長所なの? レートにはまだまだ沢山あるのに」
「うん。ボクの、初めての、一番のっ、自慢できる長所だ……よっ」
「そっか。そっかぁ……っ」
必死で抵抗しても涙腺が刺激されて、声がうわずる。
「も、もぅ。しゅーすけ君、レー君も泣かないでよ。……あた、しまで……涙でてきた、でしょ……」
両肩に、温かい水滴がとめどなく落ち、染み込んでいく。
同じくらい僕の頬にも滴が伝い、顎を通って落ちていく。
「しゅーすけ君、泣き虫だねっ」
「そうだね」
「あはは。ごめんね。ちょっと服で涙拭くから……」
顔を上げると――抱きしめている体が、輝いていた。それも、相当強く。
「……あたし、もう時間みたいだね」
「……ボクも」
「マシマロ! レート!」
もう一度、引き寄せるように抱きしめる。比例するように、瞳から流れる量、速さが増していく。
「はい」
「一緒に、ああやってフリスビー出来るとは思ってもみなかった。すぐ上達して、意外な才能発揮だったね。……レートは、少しだけ自分に自信がないけど、誇れるものは沢山ある。優しさだってその一つだよ。進む速さがゆっくりなのはレートの特徴。焦らなくても必ず結果はでるからね」
「うん、うん。あのね……ボク、あの日見つけられなかって、待ってもらってた長所、ようやく一つ言えるよ」
「それじゃあ、聞かせてもらおうかな?」
「ボクの長所、それは……優しい人と出会えること。修助君みたいな、格好良くて頼りになる人にはなかなか会えないよ」
「それ、長所なの? レートにはまだまだ沢山あるのに」
「うん。ボクの、初めての、一番のっ、自慢できる長所だ……よっ」
「そっか。そっかぁ……っ」
必死で抵抗しても涙腺が刺激されて、声がうわずる。
「も、もぅ。しゅーすけ君、レー君も泣かないでよ。……あた、しまで……涙でてきた、でしょ……」
両肩に、温かい水滴がとめどなく落ち、染み込んでいく。
同じくらい僕の頬にも滴が伝い、顎を通って落ちていく。
「しゅーすけ君、泣き虫だねっ」
「そうだね」
「あはは。ごめんね。ちょっと服で涙拭くから……」
顔を上げると――抱きしめている体が、輝いていた。それも、相当強く。
「……あたし、もう時間みたいだね」
「……ボクも」
「マシマロ! レート!」
もう一度、引き寄せるように抱きしめる。比例するように、瞳から流れる量、速さが増していく。
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