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2章
出生の秘密 裏
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「まず、この国の現状だが、難しい…
リアム ルーカス
ダイアナ妃 マディソン妃
アシェル皇子 エイデン皇子
と、2つの派閥が出来上がっているんだが
実質、リアムと、ダイアナは中立だ。
有力者達は皆、リアム達はお前を王太子にすると思ってるようだ。
そのお前を落とそうと躍起になってるのがマディソンと、エイデンだな。
今回の事件もルーベンに協力していた節がある。
だが、まだ尻尾は掴めていない。
シールズがエイデンを推してるのは確実だからな。
新兵の件があるからな。
アシェル皇子に関しては、ヴィクトリアがついてるのがでかいな。
ヴィクトリアの旦那ゴードンは知ってるか!?」
「あぁ、総指令の息子だな」
「あぁ、ウォルターがアシェル皇子を可愛がってる。師弟関係だ」
そうか、ならばかなり優秀な子なんだろうなぁ。まだ、2人には会ったことがないから関係だけ聞いてもあまり実感は湧かない。
その内、会えるだろう。
でだ、お前にはまだ、騎士がいなかっただろう。2人の皇子は成人してないのでまだだがウォルターに、カンドールを推しておいた。
もう、会ったのだろう。
どうだ、俺の息子は」
あぁ~、そういう流れなんだな。
この人はどこまで計算し尽くしているのだろうか。
「えぇ、とても優秀です。頼りにしてますよ」
「お前のことなんか知りもしないのに憧れだけでこの国1番の称号まで取りやがった。
将来、お前の騎士になると。本来は、100歳にならないと騎士はつけられないが、生涯一度きりの任命になるから、人選は慎重にな」
ちなみに、父王の騎士はアンドリューだ。
そうだなぁ、でも俺はアンの元に帰ると決めている。まさか、カンはそこまでついてくるつもりなのか!?
「それで、お前はどうするつもりなんだ!?王になるのか!?」
「いや。俺はならないよ。ことが済んだらエルフの森に帰る」
「そうか、寂しいな」
本当にそう思っているのか疑うほどの軽い言葉だった。
「で、お前はどちらにつく!?」
「つくも何も人となりを見なけりゃわからんし、饌玉の儀で決まるのだろうからどっちでもいいよ」
「そんなこと言ってると寝首をかかれるぞ。もう既に、エイデン皇子はお前に敵対心剥き出しだろうに」
そうなんだろうが俺にはそんなのどうでもいい。傍迷惑な話だ。
「とにかく、お前が王にならないのであればどちらかが選ばれるのだ。この国の行く末が決まる」
「そんなのさ、神竜様に直接聞いてくればすぐ終わんじゃねぇの」
「そんな簡単にはいかんだろう。この醜い争いなんかも鑑みて神竜様はお決めになるんだ」
俺を選ばないでくださいって頼んでおかなくちゃならんかもな。
「では、ハロルドお前は中立派だ。
おめでとう」
ん?何がおめでとうなのだろうか!?
この人は本当に考えが読めないよ。
「だか、お前このままこの国から少なくとも5年は出れんぞ」
えっ、なんでだ!?
頭ん中の物がぶっ飛びそうな程の衝撃に何も
言葉が出て来ない…………
リアム ルーカス
ダイアナ妃 マディソン妃
アシェル皇子 エイデン皇子
と、2つの派閥が出来上がっているんだが
実質、リアムと、ダイアナは中立だ。
有力者達は皆、リアム達はお前を王太子にすると思ってるようだ。
そのお前を落とそうと躍起になってるのがマディソンと、エイデンだな。
今回の事件もルーベンに協力していた節がある。
だが、まだ尻尾は掴めていない。
シールズがエイデンを推してるのは確実だからな。
新兵の件があるからな。
アシェル皇子に関しては、ヴィクトリアがついてるのがでかいな。
ヴィクトリアの旦那ゴードンは知ってるか!?」
「あぁ、総指令の息子だな」
「あぁ、ウォルターがアシェル皇子を可愛がってる。師弟関係だ」
そうか、ならばかなり優秀な子なんだろうなぁ。まだ、2人には会ったことがないから関係だけ聞いてもあまり実感は湧かない。
その内、会えるだろう。
でだ、お前にはまだ、騎士がいなかっただろう。2人の皇子は成人してないのでまだだがウォルターに、カンドールを推しておいた。
もう、会ったのだろう。
どうだ、俺の息子は」
あぁ~、そういう流れなんだな。
この人はどこまで計算し尽くしているのだろうか。
「えぇ、とても優秀です。頼りにしてますよ」
「お前のことなんか知りもしないのに憧れだけでこの国1番の称号まで取りやがった。
将来、お前の騎士になると。本来は、100歳にならないと騎士はつけられないが、生涯一度きりの任命になるから、人選は慎重にな」
ちなみに、父王の騎士はアンドリューだ。
そうだなぁ、でも俺はアンの元に帰ると決めている。まさか、カンはそこまでついてくるつもりなのか!?
「それで、お前はどうするつもりなんだ!?王になるのか!?」
「いや。俺はならないよ。ことが済んだらエルフの森に帰る」
「そうか、寂しいな」
本当にそう思っているのか疑うほどの軽い言葉だった。
「で、お前はどちらにつく!?」
「つくも何も人となりを見なけりゃわからんし、饌玉の儀で決まるのだろうからどっちでもいいよ」
「そんなこと言ってると寝首をかかれるぞ。もう既に、エイデン皇子はお前に敵対心剥き出しだろうに」
そうなんだろうが俺にはそんなのどうでもいい。傍迷惑な話だ。
「とにかく、お前が王にならないのであればどちらかが選ばれるのだ。この国の行く末が決まる」
「そんなのさ、神竜様に直接聞いてくればすぐ終わんじゃねぇの」
「そんな簡単にはいかんだろう。この醜い争いなんかも鑑みて神竜様はお決めになるんだ」
俺を選ばないでくださいって頼んでおかなくちゃならんかもな。
「では、ハロルドお前は中立派だ。
おめでとう」
ん?何がおめでとうなのだろうか!?
この人は本当に考えが読めないよ。
「だか、お前このままこの国から少なくとも5年は出れんぞ」
えっ、なんでだ!?
頭ん中の物がぶっ飛びそうな程の衝撃に何も
言葉が出て来ない…………
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