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2章
出生の秘密
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「落ち着くんじゃ。アン。
ソナタが悪いのではなく世の中が悪いのだ。ソナタはおそらく、エルフ族。そして、ハリーは竜人族。ルーク達のように、お互いが平民であればなんの問題もないんだが‥‥」
どちらかが王侯貴族であれば、問題があるわけですな。うーん、なんとも複雑な‥
てことは、ママとパパどっちかがってことか!?
うん?でもおかしくないかな!?
パパがもし王族だったとしても、ママは孤児だといった。
なら、わざわざ3人もの人達を国を跨いで捕らえて厳重な監視下に置くってなんか引っかかる。
それならわざわざルークさん達まで厳重でなくても、国に強制送還とかでもよさそうなのに。てか、捕らえる必要性を感じない。
パパに加担していたからとわざわざ自国にとはならないでしょ。
エルフ国で裁いてね。で良くないかな!?
こちらの常識にはまだまだ疎いのだろうと自分で決着ところを見つけないといつまでも、悶々としてくる。
「大丈夫よ。チェイス。で、何が問題なのか話してくれる!?」
「それなんじゃが、そこはハリー本人と話してほしいんじゃ。それを伝えるために帰ってきたんじゃから。
でじゃ、準備ができ次第竜人国にたってほしい。ハリーはアンに会えずにかなり衰弱してるみたいでな、大分痩せているが今のところ命に別状はない。じゃが、なるべく早くハリーの元に会いに行ってくれんか!?」
なんか、すごい大事では!?なんだろう。
蚊帳の外感半端ないっすけど‥‥
「ソフィー、早く準備してパパに会いに行きましょ」
心なしか、ママの声が弾んでいるように聞こえる。そうよね。
待ち焦がれた人と5年越しの再会だもの。
「ちょっと待つんじゃ。
まだ、話は終わっとらん」
あー、そういうことか。なんだかんだと先が読めてしまった。
そんなことってある~!?私、なんか悪いことしたのかしら‥‥
あ、思い当たる出来事があったわ!
やらかしてる~!
涙目になる私を見て
((ソフィー、大丈夫!?
なんで泣くのさ!ハリーに会えるのに嬉しくないの!?))
急にナッツが念話してきた。
心配かけちゃったかな!?
大丈夫!ママには、見られてない。
ヨシ。覚悟決めなきゃ!
私は、子供であって子どもじゃないんだから!!
クルクル変わる私の表情を見て、悲しそうなチェイスだったがナッツの顔を見て何を思ったのか、笑顔を浮かべる。
「アン、ソフィーは連れて行けん。
ここでわしと暮らすんじゃ」
「そ、そんな。私、ソフィーと離れるなんてそんなことできないわ。
ハリーは諦めて‥‥‥「待つんじゃ」」
言いかけたところにチェイスが被せてくる。
「ソフィーとしばしの別れじゃが、少し辛抱してくれ!ハリーはこの5年間、竜人国と水面下で交渉を続けとった。家族3人今まで通りこの地で暮らせるように。だが、どうにもならなくなってアンに頼っとるんじゃよ」
ソナタが悪いのではなく世の中が悪いのだ。ソナタはおそらく、エルフ族。そして、ハリーは竜人族。ルーク達のように、お互いが平民であればなんの問題もないんだが‥‥」
どちらかが王侯貴族であれば、問題があるわけですな。うーん、なんとも複雑な‥
てことは、ママとパパどっちかがってことか!?
うん?でもおかしくないかな!?
パパがもし王族だったとしても、ママは孤児だといった。
なら、わざわざ3人もの人達を国を跨いで捕らえて厳重な監視下に置くってなんか引っかかる。
それならわざわざルークさん達まで厳重でなくても、国に強制送還とかでもよさそうなのに。てか、捕らえる必要性を感じない。
パパに加担していたからとわざわざ自国にとはならないでしょ。
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こちらの常識にはまだまだ疎いのだろうと自分で決着ところを見つけないといつまでも、悶々としてくる。
「大丈夫よ。チェイス。で、何が問題なのか話してくれる!?」
「それなんじゃが、そこはハリー本人と話してほしいんじゃ。それを伝えるために帰ってきたんじゃから。
でじゃ、準備ができ次第竜人国にたってほしい。ハリーはアンに会えずにかなり衰弱してるみたいでな、大分痩せているが今のところ命に別状はない。じゃが、なるべく早くハリーの元に会いに行ってくれんか!?」
なんか、すごい大事では!?なんだろう。
蚊帳の外感半端ないっすけど‥‥
「ソフィー、早く準備してパパに会いに行きましょ」
心なしか、ママの声が弾んでいるように聞こえる。そうよね。
待ち焦がれた人と5年越しの再会だもの。
「ちょっと待つんじゃ。
まだ、話は終わっとらん」
あー、そういうことか。なんだかんだと先が読めてしまった。
そんなことってある~!?私、なんか悪いことしたのかしら‥‥
あ、思い当たる出来事があったわ!
やらかしてる~!
涙目になる私を見て
((ソフィー、大丈夫!?
なんで泣くのさ!ハリーに会えるのに嬉しくないの!?))
急にナッツが念話してきた。
心配かけちゃったかな!?
大丈夫!ママには、見られてない。
ヨシ。覚悟決めなきゃ!
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「そ、そんな。私、ソフィーと離れるなんてそんなことできないわ。
ハリーは諦めて‥‥‥「待つんじゃ」」
言いかけたところにチェイスが被せてくる。
「ソフィーとしばしの別れじゃが、少し辛抱してくれ!ハリーはこの5年間、竜人国と水面下で交渉を続けとった。家族3人今まで通りこの地で暮らせるように。だが、どうにもならなくなってアンに頼っとるんじゃよ」
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