オケ！うまずたゆまずちんたらと

1章

始まり

馬のような生き物が、2匹。豚のような生き物が1匹。
この子たちは、私のことを知ってるみたい。
(ナッツ、この子たちは！？)
((右からアースホースのカンとラン
ミニ豚のデイジーだよ。
みんな友達さ！花のことを生まれた時から見てるんだ！))
(生まれた時から！？)
((そうだよ。))
よくわからんが、私がこの世界にに生まれる前からみんなここにいるってことだよね。
(カン、ラン、デイジーこれからよろしくね。)
［よろしく］［ヒヒーン］［ブー］
((カンは少し念話できるけど、ランとデイジーはできないんだ))
(そうなの。でも、できない方が普通でしょ！？)
((ま、そうだね。アンとハリーもできないし))
と、ナッツは納得してしまった。

(ナッツ、このまま畑を見て回りながらお話しきかせて。)
((えっ、でも花の足では畑全部は回れないから近道しようね))
そうだ。今の私は幼女なのだ。
この、厩舎まで来るのにも大分時間がかかっている。
素直に同意しておこう。
(そうしよう)
((それじゃあ、お散歩しながら話そうか))
(うん。カン、ラン、デイジーまた来るね)
と挨拶をし歩き出す。
畑は、広大で今は春なのか背の小さい作物が風に揺られて気持ちよさそう。
((花、どこまで覚えてる！？))
(うーん、名前とか住んでたとことかは覚えてるけど他はボヤけててわかんない)
少し考えた素振りを見せて何かを思い出したように
((真っ黒な所は！？))
(うん。覚えてる。体は動かないし声も出ないし夢だったのかと思ってたよ！
その後すぐあの部屋だったし)
((あの真っ黒な所で僕は花と一緒だった。
だけど花は起きてくれなくて隣で寝てたんだ。
そしたらどこからか、光が現れて花はもう少し休息が必要だからそこに寝かしてあげてって言うんだ。
でも、離れたくなかったから僕も一緒に寝ようとしたら光が、君は先に言って準備をしなくちゃいけないって。
花のために。
だから、離れたくなかったけど光りについて行った。))
ナッツはあの空間にいてくれたんだ。
なんか、色々わからないことだらけだどナッツの話をちゃんと聞かなくちゃ。
((光についていくと、東家みたいなところについてそこで光と少しお話ししたんだ。
花は、鈴木花の時に凄く徳を積んだんだって。だから、ご褒美にこっちの世界に転生させて幸せになってほしいって。
それには、僕の協力が必要だって。))
私は何をしたのだろうか？
そんな大した人間ではないと思うのだが、光がそういうならそうなのだろう。
幸せになれるのならうれしい限りです。
でも幸せとはなんぞや‥‥‥‥
光とはなんぞや‥‥‥‥