2 / 2
親友と魔力確認
しおりを挟む
あの後医者に診て貰い取り敢えずは安全だ。とのお墨付きをもらった。
さて説明が遅れてしまった。何故一年間も昏睡だったのかというと、アズサと私は近くの森に魔物狩りに行っていた。アズサはかなり強いし
ここら辺の魔物は弱い奴らなので問題無いだろうと親も判断したみたいだ。
だが、魔物狩りの最中に強い個体と遭遇してしまった。そいつに吹き飛ばされて昏睡状態になってしまった様だ。アズサは無事だったらしい。なら良かった。
「アズサちゃんもこっちに来るってさ。」
「アズサが?」
どうやらアズサが私の家に来るそうな。
アズサが思い詰めていないか心配だ。
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️
「アビス…ホントにアビスなんだよね?」
「うん。そうだよ。久しぶり、アズサ。」
「アビスーー!!!」
「う、苦しい」
アズサが泣いて抱き着いてきたので本日二度目の苦しみを味わった。
「良かった!私のせいでアビスを危険な目に遭わせて…それでっ!」
アズサは涙を流す。さっきの嬉し泣きではなく
自分に対しての悔しさや後悔の涙だろう。
はぁ。別にどうでもいい。アズサは大切な友達なので守るのは当然の事だ。
「そんなのどうでも良いよ。」
「でもっ!」
「なら、また私の友達になってくれる?」
「…え?」
「私ちょっと記憶があやふやでさ。色々教えて欲しいしアズサともまた親友になりたいんだ。だめ…かな?」
「ホントに良いの?」
「うん!」
「なら私達はこれからもずっと親友だね!」
ピコン!
アズサのアビスに対する好感度が上昇しました。現在の好感度は65となっています。
ん?なんだろう。今の音?
好感度がどーのこーのって聞こえたんだけど…
まぁいいか。取り敢えず今はアズサとの再会を喜ぼう。
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️
「んー。」
「んー?どうしたの?アビス。」
「ちょっと離れて欲しいなって。」
「絶対嫌!アビスすぐどっか行っちゃうんだもん!」
あれから数日。毎日アズサは私に引っ付いてくる。それもずっとだ。
一応私達は12歳くらいだが、アズサは多少膨らんでいる所がある。私には無いが。
それを押し当てられると流石に困る。
「まぁいいや。なら今日も剣の稽古つけてくれる?」
「もっちろん!」
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️
この世界は前世とは(前世かどうかは分からないが前の地球という所に住んでいた時の記憶を前世と呼ぶ)違いかなり戦闘能力が重要視されている。
例えば私達が来年から通う事になる王都剣術魔法学園は序列というシステムがありそれによって色々待遇とかが違ったりする。
剣やその他の武器を使用しその武器を自身の魔力を使って強化する、もしくは魔法を使う。
と言った戦闘法だ。
その魔力は体内で全身に巡らせると身体能力向上といった効果も得られたりする。
剣を扱うのは初めてというわけでは無い。
昏睡状態になる前に稽古をしていたからだ。
だが、私は素の身体能力もかなり落ちているし
そこに魔力を使って身体強化してもあんまり恩恵を得られないのだ。
まぁ結局かなり努力しなければいけないという事になる。
それは別に良いんだけどね。
「アビス!行くよ!」
「うん!」
アズサは私に合わせて魔力を使わずに相手をしてくれる。
本当にいい親友だ。
さて説明が遅れてしまった。何故一年間も昏睡だったのかというと、アズサと私は近くの森に魔物狩りに行っていた。アズサはかなり強いし
ここら辺の魔物は弱い奴らなので問題無いだろうと親も判断したみたいだ。
だが、魔物狩りの最中に強い個体と遭遇してしまった。そいつに吹き飛ばされて昏睡状態になってしまった様だ。アズサは無事だったらしい。なら良かった。
「アズサちゃんもこっちに来るってさ。」
「アズサが?」
どうやらアズサが私の家に来るそうな。
アズサが思い詰めていないか心配だ。
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️
「アビス…ホントにアビスなんだよね?」
「うん。そうだよ。久しぶり、アズサ。」
「アビスーー!!!」
「う、苦しい」
アズサが泣いて抱き着いてきたので本日二度目の苦しみを味わった。
「良かった!私のせいでアビスを危険な目に遭わせて…それでっ!」
アズサは涙を流す。さっきの嬉し泣きではなく
自分に対しての悔しさや後悔の涙だろう。
はぁ。別にどうでもいい。アズサは大切な友達なので守るのは当然の事だ。
「そんなのどうでも良いよ。」
「でもっ!」
「なら、また私の友達になってくれる?」
「…え?」
「私ちょっと記憶があやふやでさ。色々教えて欲しいしアズサともまた親友になりたいんだ。だめ…かな?」
「ホントに良いの?」
「うん!」
「なら私達はこれからもずっと親友だね!」
ピコン!
アズサのアビスに対する好感度が上昇しました。現在の好感度は65となっています。
ん?なんだろう。今の音?
好感度がどーのこーのって聞こえたんだけど…
まぁいいか。取り敢えず今はアズサとの再会を喜ぼう。
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️
「んー。」
「んー?どうしたの?アビス。」
「ちょっと離れて欲しいなって。」
「絶対嫌!アビスすぐどっか行っちゃうんだもん!」
あれから数日。毎日アズサは私に引っ付いてくる。それもずっとだ。
一応私達は12歳くらいだが、アズサは多少膨らんでいる所がある。私には無いが。
それを押し当てられると流石に困る。
「まぁいいや。なら今日も剣の稽古つけてくれる?」
「もっちろん!」
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️
この世界は前世とは(前世かどうかは分からないが前の地球という所に住んでいた時の記憶を前世と呼ぶ)違いかなり戦闘能力が重要視されている。
例えば私達が来年から通う事になる王都剣術魔法学園は序列というシステムがありそれによって色々待遇とかが違ったりする。
剣やその他の武器を使用しその武器を自身の魔力を使って強化する、もしくは魔法を使う。
と言った戦闘法だ。
その魔力は体内で全身に巡らせると身体能力向上といった効果も得られたりする。
剣を扱うのは初めてというわけでは無い。
昏睡状態になる前に稽古をしていたからだ。
だが、私は素の身体能力もかなり落ちているし
そこに魔力を使って身体強化してもあんまり恩恵を得られないのだ。
まぁ結局かなり努力しなければいけないという事になる。
それは別に良いんだけどね。
「アビス!行くよ!」
「うん!」
アズサは私に合わせて魔力を使わずに相手をしてくれる。
本当にいい親友だ。
5
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
断罪の暗殺者~なんか知らんが犯罪ギルドのトップになってた~
流優
ファンタジー
どうやら俺は、異世界に転生したらしい。――ゲームで作った、犯罪ギルドのギルドマスターとして。
マズい、どうしてこうなった。自我を獲得したらしいギルドのNPC達は割と普通に犯罪者思考だし、俺も技能として『暗殺』しか出来ねぇ!
そうしてゲームで作ったキャラ――暗殺者として転生を果たしたギルドマスター『ユウ』は、物騒な性格のNPC達のトップとして裏社会に名を轟かせ、やがては世界へと影響を及ぼしてゆく――。
対象年齢は少し高めかもしれません。ご注意を。
働くおじさん異世界に逝く~プリンを武器に俺は戦う!薬草狩りで世界を制す~
山鳥うずら
ファンタジー
東京に勤務している普通のおっさんが異世界に転移した。そこは東京とはかけ離れた文明の世界。スキルやチートもないまま彼は異世界で足掻きます。少しずつ人々と繋がりを持ちながら、この無理ゲーな社会で一人の冒険者として生きる話。
少し大人の世界のなろうが読みたい方に楽しめるよう創りました。テンプレを生かしながら、なろう小説の深淵を見せたいと思います。
彼はどうやってハーレムを築くのか――
底辺の冒険者として彼は老後のお金を貯められたのか――
ちょっとビターな異世界転移の物語。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
【完結】赤ずきんと呼ばれた狩人と森の少女
ariya
ファンタジー
人は人狼の存在に恐れていた。
人の姿にも獣の姿にもなれ、人の生き血を糧に生きる化け物。
その化け物を退治する者たちがいた・・・狩人と呼び人々は彼らの存在を希望ととらえていた。
その狩人の中に『赤ずきん』と呼ばれる凄腕の狩人がいた。
-----------------------------
2019年に書いたものです。小説家になろうに投稿していました。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
転生して捨てられたけど日々是好日だね。【二章・完】
ぼん@ぼおやっじ
ファンタジー
おなじみ異世界に転生した主人公の物語。
転生はデフォです。
でもなぜか神様に見込まれて魔法とか魔力とか失ってしまったリウ君の物語。
リウ君は幼児ですが魔力がないので馬鹿にされます。でも周りの大人たちにもいい人はいて、愛されて成長していきます。
しかしリウ君の暮らす村の近くには『タタリ』という恐ろしいものを封じた祠があたのです。
この話は第一部ということでそこまでは完結しています。
第一部ではリウ君は自力で成長し、戦う力を得ます。
そして…
リウ君のかっこいい活躍を見てください。
男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?
悠
ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。
それは——男子は女子より立場が弱い
学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。
拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」
協力者の鹿波だけは知っている。
大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。
勝利200%ラブコメ!?
既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる