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先生と最後の授業1

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高校二年生の夏、返ってきた模試にEの判定がついたことが親に知られて無理やり連れていかれた塾で初めてその人と出会った。
「はじめまして!今日から担当になる篠原しのはらです。よろしくね」
小柄でころころと笑う小動物のような先生は、塾の講師をするような大学生にしては幼くて、でも香水や化粧は品があり高校生ではなくて、ちぐはぐな魅力として僕の心を強く抉った。


学校の帰り、友達の田村と僕はコンビニの肉まんを買い食いしながら塾へと向かう。肉まんをもっていない方の手にはおびただしい量の付箋が貼ってあるボロボロになったシスタム英単語帳を抱えており、誰がどう見てもいかにもな受験生だ。田村とは塾も学校も同じ、そして同じような国公立を目指す戦友である。
「あーあと5日か~、共通テストまで、今日で授業最後じゃん…」
「そうだな。ちょっと緊張してきた」
受験生として本格的に勉強を始めて1年と少しになる。塾に通い始めてからは1年半だ。当時E判定だった模試はB判定まできており、自分でもよくここまで頑張れたなと思っている。
「今日、高月お前、担当篠原先生だろ?よかったじゃん」
「ぶっちゃけ篠原先生のおかげみたいなとこあるからな」
篠原先生とは入塾後から二人三脚で頑張ってきた。絶望的だった国語が得意科目になったのは、篠原先生のおかげといっても過言ではない。篠原先生目当てに塾に行っているといっても過言ではないのだ。
塾は駅前のコンビニから歩いて5分くらいのところにある。眩しいくらいの光を放つビルに入ると、ふわっと温かい空気と紙の匂いに包まれた。
「あっ、こんにちは」
「こんにちはー」
僕は授業だが田村は自習で来ている。田村が自習室利用カードを記入しているのを横で何ともなしに眺めていると、奥の教室からたくさんの教材を抱えた篠原先生が顔を出した。有名大学の過去問や、共通テスト国語の過去問などを持っている。先生は現代文・古典の担当だ。今日はピンク色のカーディガンに黒のスラックスを身に着けている。冷えるのか、最近はズボンばかりだ。
「じゃ、頑張って来いよ。先生とな!」
「おまえもなー」
篠原先生は塾内でもかなり人気の高い先生だ。小柄でむっちりとした体型、白い肌につやつやとした黒髪は肩で切り揃えられて毎日綺麗に内巻きにされている。背が低いと胸が大きいというのは俗説かもしれないが、篠原先生に関してはその説が適用されている。胸元がパンパンに張り詰めたシャツは胸に合わせて買っているのだろう、袖のところが少し余っている。雰囲気はおっとりしていそうだが、よく見ると顔のパーツははっきりとしていてどちらかというときれいなお姉さんタイプだ。そういった容姿は男子生徒からの視線を離さず、人気の理由のひとつだ。ただ、性格もかなりはきはきしており、国語の先生だけあって語彙が豊かで篠原先生の授業は単純にわかりやすくて面白い。
初めて出会ったときから、かなり好きだと思った。僕はどちらかといえばスレンダーなクール系美人が好きだと思い込んでいたが、今となっては綺麗めな顔でくるくると表情を変えて人懐っこく笑う先生に首ったけだ。
授業を告げるチャイムが鳴り、僕は席に着く。
「共テ前は最後の授業だね。高月くん、緊張してる?」
「そうですね…それなりに…」
すぐ隣に篠原先生が腰を下ろす。個別指導の形をとっているこの塾では、先生がかなり近い距離に座るのだ。指導の際に身を乗り出してテーブルに肘をつくこともある。何より篠原先生は大きな胸が邪魔そうで、時折テーブルや指導ボードの上にその豊満な乳を乗せている。僕は授業の度になぜこれが学習塾として許されるのかと疑問に思っていた。健全な男子高校生の性欲を舐めてもらっては困る。この距離で先生の甘い香水の匂いを嗅いでだめにならないわけがない。
「にの識別できるようになった?」
「ちゃんと復習しました」
「おぉ~えらい!お利口さんだね」
篠原先生は褒めるときに少し子ども扱いをしてくる。お利口さんだね、いい子だね、よくできたね、えらいね等、幼い子に言うように甘ったるく褒める。中学生の頃なら鬱陶しいと思ったかもしれないが、今となってはなんとなくむずむずするくらいだ。性的な意味で。何度僕のおかずとなったかわからない。
授業は90分で終わる。先生との時間はあっという間だ。
「頑張ってね、高月くん。応援してる!」
先生の声援を胸に、僕は共通テストに挑んだ。


共通テストでボーダーを超えた僕の受験は、順調というほかなかった。残すところ受験は二次試験のみとなる。二次試験の対策もほぼばっちりな僕にとって、毎日、毎日、篠原先生との別れが近づくことだけが悲しくて仕方なかった。
「授業もあと3回かぁ」
2月に入ってすぐ、篠原先生がそう呟く。僕はといえば、せめて先生の香水のブランドだけでも教えてもらえないものかと変態なことを考えていた。
後ろのブースで同じく授業を受けている田村が、担当の男性講師にじゃれつく声が聞こえる。
「せんせー、おれこんなに頑張ってんだから合格したら焼肉連れて行ってくれよ~」
「うーん、よし、叙々苑だ!」
「まじ!?おれ絶対合格する!!」
卒塾になる間際の塾ではなんということもない他愛のない会話だったが、僕の胸は大きく高鳴った。
その手があった。
篠原先生の恋愛遍歴など知らない。もしかしたら彼氏のひとりやふたりいるのかもしれないが、せめて一度でいいから夢が見たいと思った。
「せ…せんせい」
「ん?なに?」
「合格、したら…合格したら、僕と…」
今まで女性をデートに誘った経験などない。部活に明け暮れて過ごしたむさくるしくて暑苦しい青春だった。女性をデートに誘うという行為をスマートにできるはずがない。焼き肉がいいのか、でも奢らせるわけにもいかないし、ファミレスの方が来てくれそうか…言葉に詰まる僕に何を思ったか先生は一瞬にやけてからかうような表情をして、周りを気にした後小声で僕に耳打ちをした。
「いいよ、合格したらね」
「!」
合格したら…その先は言えなかったが、許可をもらった。許可がもらえたということと、女性の声で耳打ちをされたくすぐったさで僕の股間はさっさとテントを張っていた。一生懸命隠していると、気付いてか気付かずか、篠原先生は裏紙を適当に破いて何かを書いて、僕に渡してきた。
「合格して、塾を卒業したら…これを見てね。」
「は…はい…」
先生の声が妙に婀娜っぽく、僕はその紙をくしゃくしゃにして鞄の奥底にしまった。



その後、僕は無事に第一志望に合格して塾も学校も卒業した。高校生でもなければ大学生でもない、学生手帳も学生証もない自分自身は子供と大人の間という感じがして妙にくすぐったい気持ちになった。
卒業してすぐ、先生にもらったメモ用紙を見た。そこには先生の連絡先と日付、集合場所と時間が書いてあった。
緊張して待ち合わせの15分前に来てしまった僕を、ぴったり15分後に来た先生はからかって笑った。
「合格おめでとう。久しぶりだね。じゃあ行こうか!すぐだから歩こう」
予約など何も取っていないため、どこかのファミレスにでも入るのかと思っていた。レストランがある通りは行き過ぎ、マンションやアパートばかりの住宅地に行きつく。もしかして、篠原先生の行きつけの隠れ家カフェのようなところに連れて行ってもらえるのだろうか?
他愛のない話をしながらすぐ隣を歩く篠原先生を見る。先生は僕の肩くらいまでしか背がなく、もう暖かくなってきたというのに随分と着込んでいるように見えた。もこもこのアウターで服装はわからないが、足元の黒いストッキングは短めのボトムスを身に着けていることを言外に告げている。
「ここだよ、さぁ入って」
篠原先生が中へ促したのはいたって普通のマンションのようだった。とても飲食店があるようには思えない。そのまま3階までエレベーターで上がり、篠原先生が鍵を取り出したあたりでようやく違和感に気付いた。
「せ、せんせいここは…?」
「え?わたしの部屋だけど…」
「え?」
ドアを開けて、理解が追い付く前に部屋へと通される。いつも隣から香っていた甘い香りが香水ではなくてルームフレグランスだったとなぜ僕が気付ける立場にいるのか。
「しょ…食事ではないんですか?」
「え?食事?」
散らかってはいないが、片付いてもいない。物の多そうな部屋だった。ぬいぐるみや大きなドレッサーが女性の部屋であることを物語っており、手に汗をかき始めた。篠原先生はアウターを脱ぐと、近くにあったハンガーに掛け、僕のアウターも脱ぐように手で促す。
「食事ってなんのこと?」
「合格したら、って…僕…」
「そうだったの?」
篠原先生はなぜかいつも塾にいるような恰好をしていた。胸元がきちきちのシャツにベージュのカーディガン、いつもと少し違うのは黒のストッキングに短めのタイトスカートを履いていることだった。塾に通っていた1年半、篠原先生が短いスカートなど履いてきたことはなかった。
「てっきり、合格したらこういうことがしたいのかと」
「こ、こ、こういうこと…って…?」
篠原先生は僕の手を引いてワンルームの奥にある大き目のベッドまで連れて行く。そこで急に乱暴に突き飛ばされて僕はベッドに仰向けに倒れこんだ。先生は僕に覆いかぶさるように乗ってくる。綺麗に内巻きに巻かれた篠原先生の髪がぱらぱらと崩れて表情を隠す。篠原先生は人差し指を僕の胸に当て、つ、つ、と指を滑らせて恥骨の辺りまで撫でた。ジーンズは誤魔化しきれないほど膨らんでおり、ぎっちりと張りつめている。
「こっちに聞いた方がいいんじゃない?」
指が、ファスナーにかかる。分厚い布越しにくすぐったいような快感が伝わってきて僕の心臓は早鐘を打ちすぎて口から飛び出しそうになっていた。
篠原先生はズボンのファスナーをおろしながら、僕の耳にふっと息をかける。
「んっ」
経験したことのない甘い衝撃に思わず声が出る。篠原先生はそのまま僕の耳に口づけをして、音を立てながら吸ったり舐めたりし始めた。喉の奥から背中、下腹の方にぞくぞくとこみあげるようなくすぐったさが駆け抜ける。
「んん、あっ…」
じゅぼじゅぼ、じゅるじゅると耳の奥で聞いたこともないやらしい音が反響する。自分の心臓の音も交じって、思考力を奪っていく。
篠原先生は手早くズボンを脱がせると、勃起してパンツを押し上げる僕のものを見た。
「あ、もう濡れてる」
「え…あ……」
灰色のボクサーパンツには僕のものの形がくっきりと浮かんでいる。先のところにじゅわっとしみができており、せつなげに震えていた。
「まだ耳にちゅーしただけじゃん。童貞?」
「う……」
古文単語や文法、文学作品の一説などしか紡いでこなかった篠原先生の口から出た「童貞」という強すぎる単語に体がびくりと震える。からかうような先生の目に見られるのも恥ずかしく、僕はそっと顔を隠した。
「隠してもだめだよ」
先生は耳から首、首から鎖骨にかけてキスをしていく。まだ僕の唇はその感触も知らないのに、僕の体は先に柔らかさを味わっていた。じゃれるようなキスに、くすぐったさで呼吸が上がっていく。
不意に、先生が鎖骨にがりっと歯を立てる。
「うっ、あぁっ…」
緊張しきっている体は仰け反り、ぐっと力が入る。ピンと伸びた脚は快感を拾い、危うく射精しかける。先生はおかまいなしに僕のニットも脱がし、体を撫でながら乳首を優しく舌で転がした。
乳首などうまれてこの方触ったことがない。ただの飾りだと思っていた。
「あ、あ、いや…」
「高月くん、乳首感じるんだ」
先生は乳首の周りを執拗に舐める。
どこかずれた感覚にじれったく体を揺する。舌が乳首の中心を掠め、全身に衝撃が走る。
乳首を舐められる動きに合わせてパンツの中でびく、びくと跳ね、そのたびに精子が上ってくる気持ちよさで気が狂いそうだった。
パンツに先が擦れ、先から先走りが出て、その先走りでぬるぬると先がしごかれる。
無意識のうちに僕は先生の頭を抱えながら腰を突き上げ、前後に揺すっていた。
「はぁ、ぁっ、せんせ、先生!じれったい…」
「んー、何が?」
情けなく虚空に向かって腰をへこへこさせる僕に先生は意地悪な顔で質問してくる。
塾での授業でも、簡単に答えを教えてはくれなかった。自分で考えて、自分で答える。先生の指導方針だ。
「おちんちん…おちんちん、じれったい…」
先生を抱きしめ、その体に脚を絡みつかせる。
僕の乳首を舐めていた先生のお腹のあたりにおちんちんがこすれる。
「あ、あぁ…」
僕は必死になって腰を振った。
パンツとシャツ越しに先生のお腹におちんちんを当てて、柔らかい肉に食い込ませてしごく。気持ちいい。自分の先走りがぬるぬると先生のシャツを汚し、滑りを良くする。
「きもちい、きもちいい…!」
射精をすることしか考えられず、先生のお腹を孕ませる勢いで押し付ける。精子がぐつぐつと先までのぼってくる。
「あ、せんせ、いく、イく、出るっ…」
先生を押さえつけて射精に備える。そこで、先生の手が僕のおちんちんを力いっぱい握った。
「こら」
「あっ…うぅっ…!」
射精をとめられ、仰向けに寝かしなおされて出し損ねた僕は涙目で未練がましく腰を動かす。
「まだでしょ。これからなんだから、我慢してよね」
僕に解放されてこちらを見た先生の目は今までに見たことがないような獰猛な色を含んでいた。
頬も高揚し、僕が抱きしめたことで乱れた髪も相まって普段の小動物のような雰囲気は欠片もなかった。狩る側の目だ。
「我慢できないわるいおちんちん、見ようかな~」
篠原先生はそう言いながらしみの広がった手遅れのパンツを脱がす。ぶるん、とギンギンにかたくなった僕のおちんちんはパンツに引っかかって反動をつけ、お腹にべちんと叩きつけられた。先からは汁が垂れている。
「ちょっと皮あるんだ?普段はこれでシコってそうだね」
篠原先生は躊躇いもなく僕のおちんちんを触ると、亀頭の下で余っている皮をぐいーっと根元に向かって引っ張った。付け根に快感がたまり、思わず声が出る。
「ぁっ、せんせいっ」
「じゃいただきます」
皮を引っ張ったまま、先生は亀頭を口の中に入れた。
「!?」
生暖かくてぬるぬるとした感触におちんちんが包まれる。昔使ったことがある冷えたオナホとは違う、生き物の中だ。
舌がおちんちん全体を包み込んでじゅぼ、じゅぼと絞るように舐められる。
今までに感じたことのない無理やり絶頂を迎えさせられるような感覚に腰が引ける。
先生はそれを許さず、あいている片手でしっかりと腰をおさえつけた。
「や、ぁっ、先生!だめ、きもちすぎる!だめっ、だめっ…!」
ぬるぬるがおちんちんに絡んだまま上下する。亀頭の形に添って舐めとられ、先走りを塗り広げられる。
精子を吸い取られるようなバキュームに射精を煽るような舌の絡み具合、先生が僕のものを咥えているという視覚情報も、じゅぼじゅぼというぬけりけのある音もすべてが興奮を高めて限界だった。
「せんせいごめん、ごめん…!」
「んっ!」
一度射精しそこなったおちんちんは、今度こそ絶対に射精をするために口の奥へと押し付ける。
離れられないようにと先生の頭を両手でつかみ、僕は謝りながらも止める術を持たず騎乗位をするように先生の口の奥に必死に腰を打ち付けて射精の感覚を追いかけた。
「あーっ、気持ちいい、せんせい、気持ちいい!」
「んーっ、んっ、んっ!」
「出る、もう出る、しのはら、せんせっ!いく、いくいく…!」
苦しそうにする先生に構うことはできなかった。腰をぐっと押し上げ、先生の柔らかくて温かくてぬるぬるとした口内にびゅっ、びゅっ!と射精する。膝はがくがくと震え、喉は反りかえるほど気持ちいい射精ができた。
「はぁっ、はぁ、せんせいごめん…」
力が抜けて脱力した僕を上目遣いで見て、先生はそのまま舐めるのを続行した。
「え!?せんせ、いまだめ!やめて、あっ!あーっ!」
射精したばかりで敏感になったおちんちんにさらなる快感が降りかかる。そのまま先生は自分で自分のシャツのボタンを外し、大きな胸をあらわにさせた。そして、おちんちんから口を離し、ごくんと呑み込むと僕を見下したように睨んだ。
「うわ…おっぱ…え…飲んだ…?」
「勝手に射精して…どうしてくれるの?これ」
先生は混乱する僕の手を乱暴にとり、スカートの中に誘導する。熱を持った先生の股間は、パンツとストッキングのどちらにも滲むほど濡れていた。
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