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1章 害悪貴族、ウロボロス教団と共に
6話 レオドール家金なし問題
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そこでだ。そんなクズな両親だがアスカがこの屋敷で働き始める三年前に何者かによって殺された。それは見事と言う他ない。
鋭利な刃物で喉を一撃で掻っ切った後、二人の遺体は無残にもテラスに放置され、グラスに入った飲みかけの酒、テラスから庭に流れ落ちる真赤な血。最初発見した時は吐きそうにもなった。だけど不思議なことに両親が死んだにも関わらずなんとも言えない安心感が心の底から湧き上がってきた。っで俺は思った。ここからは俺の好きにさせてもらうと。
そこでさっきの話に繋がるわけだ。両親が死んだからこそ働きに出掛けることもできた。金を稼ぐこともできた。正直両親を殺した奴には感謝しかない。
でもどうして借金の返済が終わったのに金がないのか……それに関してもちゃんとした理由がある。今まで両親が売り払ってきたメイドたちを再び各店を回り一人ひとり買い取ったからだ。理不尽にもそういう店で汚く醜いおっさんの相手をさせられ悲しみ、苦しんでいると思ったからこそ彼女たちを多額の金で買い取ったことが理由だ。
そんな俺の行動に感謝する者もいたが、逆に酷いことをした両親の息子だからと当然だという考えの者もいた。感謝しろとまでは言うつもりもないし、両親のせいで彼女たちの貴重な時間を奪ってしまったのは事実。だからこそ少しでも償いができればと再度屋敷で雇うことにしたのだ。
それがレオドール家金なし問題の真相だ。
しかしこれからは金に困ることはないだろう。なぜならこのウロボロス教団はかなりの資金を蓄えているからだ。
理由? そんなの現在進行形で目の前の光景で明らかだ。王族や公爵家など身分の高いものが乗る飛空艇が俺の屋敷前に停まっているんだぞ。最初見た時は驚きを隠せず口が開きっぱなしだった。だって飛空艇一隻用意するのに膨大な資金が必要になる。この一隻の値段は一生贅沢な暮らしができるぐらいの値段だと言われている。
でも実際そう言われてもあまり実感が湧かないもんだ。人それぞれ金の使い道も違うし、消費する量も違う。贅沢な暮らしをする人もいれば、あえて普通の暮らしをする人もいる。まあ、ここは考え方次第で金の価値観も変わるのだろう。
ここはあえて言って置くが、俺は金が大好きだ。だからここまで執着するのだ。
「使者様? どうかなされましたか? 早く学園の下見と教材などの購入に向かわなければ日が暮れてしまいますよ。どうぞこちらへ」
セリカは普段から飛空艇を利用しているのだろうか? 当然のように搭乗を進めるのでついついそう思ってしまう。
俺は貴族らしく背筋を伸ばし堂々とした立ち振る舞いを意識しながら飛空艇に搭乗する。
少しでも乗り慣れている感を出さなければ……貴族として恥ずかしいようにも思えたからだ。
しかしここでさらに問題が起きた。
アスカとセリカの言い争い。時間もないっていうのに……どうすれば。
「メイド風情が使者様と飛空艇に乗るなど言語道断。ご一緒していいのは、私たちのような身を清め、信仰心が有る者だけです。それとあなたからはどうも血腥い臭いがプンプンと」
「メイド風情だと……」
アスカはセリカに対してもの凄い剣幕だ。拳を強く握りしめ、普段からメイド服の下に隠し持っている暗器に手を伸ばそうとしている。
かなりヤバい雰囲気だ。辺りは静寂に包まれピリピリしているし、誰もがその空気感に唾を飲み込みじっと静かに見守っている。
「まあまあ二人とも落ち着けって。喧嘩はなしだ。わかったな」
俺は睨み合う二人の間に入り仲裁を試みる。
「ええ、承知しました。クズト様がそう仰るのでしたら」
よし、さすがはアスカだ。俺のことをよくわかってくれている。
「使者様、なぜこのメイドを庇われるのですか?」
「うーん、そうだな。俺にとって大切な存在だから、かな?」
「そうなのですね……このメイドが……ですが、わたくしは認められません。この女を。もちろん使者様はこの女の正体をご存じですよね? この女が過去にしてきたことも」
セリカは真剣な眼差しで俺を見つめ質問してきた。
確かにアスカが過去にしてきたことは間違っていたことかもしれない。でも今は暗殺業からは自ら身を引き、俺の下で文句を言いながらも汗を流して一生懸命働いてくれている。
そんな彼女を側で見ているからこそ俺は彼女自身とその過去についても一切否定する気はない。
「ああ、もちろん知ってるさ。確かにアスカが過去にしてきたことは人としてはよくないのかもしれない」
アスカはそんな俺の言葉を聞き、俺の肩を強く掴んだ。
多分、自分という存在が否定されると思っているのだろう。
そんなことアスカの表情を見れば一目瞭然だ。目に涙を浮かべているのにも関わらず、俺に心配をかけまいと我慢し無理矢理笑顔を作っている。
バレバレだ。俺が今までどれだけお前の表情を見てきたか。笑顔、悲しむ顔、泣き顔、怒った顔、ふてくした顔、そして俺に助けを求めた三年前初めて会った時のあの表情。
今もあの時の表情をしている。
なんとも言えない表情。お前は俺に必死に頼んでいたな。「助けて欲しい」「居場所を与えて欲しい」「普通の生活を送りたい」と。
わかっているさ……お前が不器用なのは。俺だけがお前のことを一番理解している。
だから何があったとしてもお前を突き放すことだけは絶対にしない。
俺はセリカに真剣な眼差しで言った。
「お前たち全員がアスカを否定したとしても、俺だけは決して否定することはない。もしこれ以上アスカを泣かせる真似をしたら必ず報いを受けさせてやる。わかったな」と。
鋭利な刃物で喉を一撃で掻っ切った後、二人の遺体は無残にもテラスに放置され、グラスに入った飲みかけの酒、テラスから庭に流れ落ちる真赤な血。最初発見した時は吐きそうにもなった。だけど不思議なことに両親が死んだにも関わらずなんとも言えない安心感が心の底から湧き上がってきた。っで俺は思った。ここからは俺の好きにさせてもらうと。
そこでさっきの話に繋がるわけだ。両親が死んだからこそ働きに出掛けることもできた。金を稼ぐこともできた。正直両親を殺した奴には感謝しかない。
でもどうして借金の返済が終わったのに金がないのか……それに関してもちゃんとした理由がある。今まで両親が売り払ってきたメイドたちを再び各店を回り一人ひとり買い取ったからだ。理不尽にもそういう店で汚く醜いおっさんの相手をさせられ悲しみ、苦しんでいると思ったからこそ彼女たちを多額の金で買い取ったことが理由だ。
そんな俺の行動に感謝する者もいたが、逆に酷いことをした両親の息子だからと当然だという考えの者もいた。感謝しろとまでは言うつもりもないし、両親のせいで彼女たちの貴重な時間を奪ってしまったのは事実。だからこそ少しでも償いができればと再度屋敷で雇うことにしたのだ。
それがレオドール家金なし問題の真相だ。
しかしこれからは金に困ることはないだろう。なぜならこのウロボロス教団はかなりの資金を蓄えているからだ。
理由? そんなの現在進行形で目の前の光景で明らかだ。王族や公爵家など身分の高いものが乗る飛空艇が俺の屋敷前に停まっているんだぞ。最初見た時は驚きを隠せず口が開きっぱなしだった。だって飛空艇一隻用意するのに膨大な資金が必要になる。この一隻の値段は一生贅沢な暮らしができるぐらいの値段だと言われている。
でも実際そう言われてもあまり実感が湧かないもんだ。人それぞれ金の使い道も違うし、消費する量も違う。贅沢な暮らしをする人もいれば、あえて普通の暮らしをする人もいる。まあ、ここは考え方次第で金の価値観も変わるのだろう。
ここはあえて言って置くが、俺は金が大好きだ。だからここまで執着するのだ。
「使者様? どうかなされましたか? 早く学園の下見と教材などの購入に向かわなければ日が暮れてしまいますよ。どうぞこちらへ」
セリカは普段から飛空艇を利用しているのだろうか? 当然のように搭乗を進めるのでついついそう思ってしまう。
俺は貴族らしく背筋を伸ばし堂々とした立ち振る舞いを意識しながら飛空艇に搭乗する。
少しでも乗り慣れている感を出さなければ……貴族として恥ずかしいようにも思えたからだ。
しかしここでさらに問題が起きた。
アスカとセリカの言い争い。時間もないっていうのに……どうすれば。
「メイド風情が使者様と飛空艇に乗るなど言語道断。ご一緒していいのは、私たちのような身を清め、信仰心が有る者だけです。それとあなたからはどうも血腥い臭いがプンプンと」
「メイド風情だと……」
アスカはセリカに対してもの凄い剣幕だ。拳を強く握りしめ、普段からメイド服の下に隠し持っている暗器に手を伸ばそうとしている。
かなりヤバい雰囲気だ。辺りは静寂に包まれピリピリしているし、誰もがその空気感に唾を飲み込みじっと静かに見守っている。
「まあまあ二人とも落ち着けって。喧嘩はなしだ。わかったな」
俺は睨み合う二人の間に入り仲裁を試みる。
「ええ、承知しました。クズト様がそう仰るのでしたら」
よし、さすがはアスカだ。俺のことをよくわかってくれている。
「使者様、なぜこのメイドを庇われるのですか?」
「うーん、そうだな。俺にとって大切な存在だから、かな?」
「そうなのですね……このメイドが……ですが、わたくしは認められません。この女を。もちろん使者様はこの女の正体をご存じですよね? この女が過去にしてきたことも」
セリカは真剣な眼差しで俺を見つめ質問してきた。
確かにアスカが過去にしてきたことは間違っていたことかもしれない。でも今は暗殺業からは自ら身を引き、俺の下で文句を言いながらも汗を流して一生懸命働いてくれている。
そんな彼女を側で見ているからこそ俺は彼女自身とその過去についても一切否定する気はない。
「ああ、もちろん知ってるさ。確かにアスカが過去にしてきたことは人としてはよくないのかもしれない」
アスカはそんな俺の言葉を聞き、俺の肩を強く掴んだ。
多分、自分という存在が否定されると思っているのだろう。
そんなことアスカの表情を見れば一目瞭然だ。目に涙を浮かべているのにも関わらず、俺に心配をかけまいと我慢し無理矢理笑顔を作っている。
バレバレだ。俺が今までどれだけお前の表情を見てきたか。笑顔、悲しむ顔、泣き顔、怒った顔、ふてくした顔、そして俺に助けを求めた三年前初めて会った時のあの表情。
今もあの時の表情をしている。
なんとも言えない表情。お前は俺に必死に頼んでいたな。「助けて欲しい」「居場所を与えて欲しい」「普通の生活を送りたい」と。
わかっているさ……お前が不器用なのは。俺だけがお前のことを一番理解している。
だから何があったとしてもお前を突き放すことだけは絶対にしない。
俺はセリカに真剣な眼差しで言った。
「お前たち全員がアスカを否定したとしても、俺だけは決して否定することはない。もしこれ以上アスカを泣かせる真似をしたら必ず報いを受けさせてやる。わかったな」と。
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