義妹が本物、私は偽物? 追放されたら幸せが待っていました。

 その国には、古くからの取り決めがあった。
 "海の神女(みこ)は、最も高貴な者の妃とされるべし"

 そして、数十年ぶりの"海神の大祭"前夜、王子の声が響き渡る。
「偽神女スザナを追放しろ! 本当の神女は、ここにいる彼女の妹レンゲだ」

 神女として努めて来たスザナは、義妹にその地位を取って変わられ、罪人として国を追われる。彼女に従うのは、たった一人の従者。
 過酷な夜の海に、スザナたちは放り出されるが、それは彼女にとって待ち望んだ展開だった──。

 果たしてスザナの目的は。さらにスザナを不当に虐げた、王子と義妹に待ち受ける未来とは。

 ドアマットからの"ざまぁ"を、うつ展開なしで書きたくて綴った短編。海洋ロマンス・ファンタジーをお楽しみください!


※「小説家になろう」様にも掲載しています。
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