179 / 244
第175話 天国(失礼?)
しおりを挟む「それで、本題に入りたいんですけど・・。」
「ん?ああ、メンタルチェックの話だよね?その為に、エストランネも呼んで置いたんだよ!」
「エストランネさんが?」
チラッとエストランネさんの方を見ると、前に腕を組み、真っ白な歯をながら良い笑顔をしていた。・・・二の腕の筋肉ヤバいな。普段から鍛えてるのか?
「ふふっ、意外だったでしょ!こう見えて、その手の資格はちゃんと持ってるし、経験だって豊富なのよ?」
「今のところは、エストランネ一人に任せる形にはなるが、ライバーが増えるにつれて、本格的な部署を作ろうと考えているんだ。それに、ライバーの中からも、興味がある人な「コンッコンッ、失礼しまーす。」っお!皆、本当にいいタイミングで来るね!」
後ろから聞こえた声にビクッとしながら振り返ると、白のセーターとベージュのロングスカート、薄茶色の髪の毛が完璧にマッチしている女性が居た。特に、目元がやや、たれ目になっている為、雰囲気から優しそうなオーラが感じ取れる。別の言い方をするなら、マイペースでふわふわいた印象だ。
さらには、男性10人中9人が視線を向けてしまうだろう、とても大きな胸の自己主張が激しく、視線を外すのに困る人も多い事が伺える。
俺も一応、悪印象を与えない為に、目の前の女性から視線を逸らしてはいるが、大丈夫だろうか?それに多分―――
「えーと、そちらの二人は初めましてですね!私は、二期生でデビューした、母美津 歌恋です!どうぞ、よろしくお願いしますぅ!」
「あらあら!こんなにも可愛い子が同期なのね!!私、とっても嬉しいわ!!!歌恋ちゃん、同じく二期生のエストランネよ!仲良くしましょうね!!!」
「あっ、一期生の鬼道 奈落です。よろしくお願いします。」
・・・・凄いな。
シリウスさんとエストランネさんのVビジュアルが、本人と瓜二つだったから、何となくもう一人も予想していたけれど、まさか本当に、本人をモデルにした姿でVTuberデビューしていたとはな。
はぁ。昨日の歌恋さんのデビュー配信内で、『なんか、ちょっとぽっちゃりじゃない?もしかして、デブ?www』のようなクズコメントが、いくつか目に付いたのだが、実際に見てみると、結構引き締まっているように見える。
もしかしたら、健康志向か筋トレが趣味だったりするのかも。
・・・・こんなこと配信で言ったら、大炎上だよな。
「エストランネ。この前話していた通り、メンタルケアの仕事の助手として、ライバーの中からも募集すると言っていたけれど、彼女がその一人目に立候補してくれたから、色々と頼むよ!」
「えっ⁉本当に⁉歌恋ちゃん、一緒に頑張っていこうね!!困ったら、どんどん質問して良いから!」
「こちらこそ、よろしくお願いしますぅ!前から、こういう仕事にも憧れていたので、良かったです!」
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる