上 下
173 / 244

第169話 釘刺し

しおりを挟む
午後8時

 「奈落の底からこんばんは。どうも、鬼道 奈落です。今日も雑談配信をするのですが、その前に一つ。今もコメント欄に『事件の説明をしろ!!』だの『もっと、詳細を話せ!!』だの言ってるけど、普通に考えて話す訳が無いだろ?後、勝手に自己解釈して批判したり、他のチャンネルに迷惑を掛けている奴等は気を付けろよ?前にも話した通り、裏で色々動いてるからな?」

 〈『このコメントは削除されました』〉
 〈『このコメントは削除されました』〉
 〈ざまぁwww〉
 〈配信荒らしてた奴乙www〉
 〈言ってくれて助かった!!〉
 〈自業自得ではあるw〉
 〈前回ので学んでないのかね?〉
 〈今回も酷かったからな〉
 〈最近、スペースオペラで集中的に問題が起きている御蔭で、他の企業側の問題が減っているように感じた!!〉
 〈私の予測だけど、スペースオペラってブラックハッカーに狙われてるの?〉
 『イレイザー』〈ホームページの方にも記載されているので、よろしく!〉
 〈えっ⁉〉

 「あっ、こっ、イレイザーさんありがとうございます!そうですね、気になる人はスペースオペラホームページの方を見てくれれば、大丈夫です。」

 危ない危ない、危うく高太郎さんの名前を出すところだった。
 それにしても、イレイザーとして今まで通り配信はチェックしてたんだなぁ。ちょっとくらい、言ってくれても良いのに。

 〈イレイザーさんお久しぶりです!!〉
 〈うおおおぉぉぉ!!生イレイザー来たぁぁぁぁ!!〉
 〈うおおおぉぉぉ!!!〉
 〈えっ、誰々?有名な人?〉
 〈知らない人は、過去の配信を振り返ろう!切り抜きも良いぞ!!〉
 〈ちゃっかり、切り抜き動画の宣伝している奴居るww〉
 〈奈落の最古参視聴者であり、スペースオペラの社長さんでもある!!〉
 〈お疲れ様で~す!!〉
 〈社長、お疲れ様でーす!〉
 〈奈落、いつもの口調に戻ったなww〉
 〈ホントだ!!ww〉

 おいおい、『イレイザー』人気凄いな!
 もしかしたら、高太郎さんがVtuberデビューする・・・訳無いか。今だって忙しいのに、これ以上仕事は増やせないだろ。

 「取り敢えずそう言うことで。それじゃあ、視聴者も気になっているだろう『スペースオペラ二期生』のデビューについてからですね。」

 〈切り替え早⁉〉
 〈それそれ!!〉
 〈デビュー間隔的に結構早め?〉
 〈他の事務所とかでも、早くて一か月ぐらいの間隔じゃなかった?〉
 〈男女比率を知りたい!〉
 〈そもそも、何人デビューするんだ?〉
 〈声優並みに声が良い人は必ず入るだろうな!ボイス収益とかも欲しいだろうし〉
 〈女性は必ず一人居るだろ〉
 〈筆記が表に出てこれるぐらい仲の良い人とか?〉
 〈お嬢様系も欲しいよな!!〉
 〈エチチ系お願いします!!〉
 〈スイーツ系男子!!〉
 〈ドS女帝とか、どうすか!!〉
 〈ホスト!!ホスト男子!!〉
 〈BLに理解がある男性をお願いします!!!!!〉

 「いや、イレイザーさんが居るからって好き勝手言うなよ。欲望の塊じゃん!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド
ライト文芸
 日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。  その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。  青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。  その後がよろしくない。  青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。  妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。  長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。  次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。  三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。  四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。  この5人とも青夜は家族となり、  ・・・何これ? 少し想定外なんだけど。  【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】 【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】 【2023/6/5、お気に入り数2130突破】 【アルファポリスのみの投稿です】 【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】 【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】 【未完】

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

処理中です...