23 / 244
第23話 行き過ぎたファン(カグヤ・ユリ視点)
しおりを挟む
もう少しだけユリ視点が続きます。
ちょっと今回は怖いかも。特に、女性の読者はお気を付け下さい。
ー-------------------------------------
「クロスボウって、あんた!!何てことしてくれてんのよ!!これであんたが捕まったら、私の方にもしわ寄せが来るんだけど!!!今、大変な時期なのに!!てかっ!今回の元凶、あんたでしょ!!何でこんな事したの!!今までの頑張りが水の泡じゃない!もう少しで50万人に届きそうだったのに!しかも来週には有名配信者が多く集まるイベントにも呼ばれてたのよ⁉最低でもチャンネル登録者200万人の人達が多く集まるイベントに呼ばれる機会なんて、滅多に無いのに!!ふざけんじゃないわよ!!そもそもあんたが言っている意味、ちっとも分からないんだけど!!誰も逃がして欲しいなんて言って無いし!!そもそも追われてるのは、あんたの方でしょ!!それなら、あんただけ逃げれば良いでしょ!!前から気持ち悪いんだよ!!いちいち『僕ら』『僕ら』言いやがって!誰がお前と付き合うか!!さっさと死ねよ!!」
久しぶりに声を荒げたせいで喉が痛い。これから謝罪動画を撮るために裏声を出さなきゃいけないのに、まぁ少しくらい声が枯れてた方が謝罪してる感が出るでしょ。
まだ気持ちが整理出来ていなかったせいか、いつも以上にキツイ言葉を浴びせたが、別に大丈夫だろう。元々は此奴のせいだし。
「僕、クロスボウで悪い奴らを倒したんだよ!カッコイイでしょ!!カッコイイよね?しかも、ふふっ。ユリちゃん。焦ってるねぇ。焦ってるユリちゃんの表情を観るだけで僕は・・・・・。そんなユリちゃんも可愛いよぉ!可愛いよぉ!僕が助けてあげるからねぇ!僕だけが!僕こそが!!ユリちゃんを助けられるんだ!!!だから、僕と結婚しよぉ?ユリちゃんを僕だけの物にするんだ!!!ユリちゃんを観るのは僕だけで良いんだよ?他の奴らなんか要らないんだ!」
イかれてる。人を殺しておいて、『カッコイイ』?カッコイイ訳が無いじゃない!!異常だわ!結婚とか、自分の顔を見てから言いなさいよ!怖い、一応警察に連絡とかした方が良いわよね?
キモデブからの通話を切り、警察に電話をかける。
数秒後、警察と繋がる。
「もしもし、何がありましたか?」
「さっ、殺人です!!」
「いつですか?」
「いつ?いつかは分からないんですけど、電話をしてきたストーカーがクロスボウで撃ったらしくて。」
「どこでですか?」
「場所も分かりません」
「犯人は?」
「多分、警察の方に書類があると思うんですけど、『草野 武夫』34歳、警察から監視を受けていた人物だと思うんですけど!」
「分かりました!今どのような状況ですか?」
「さっき犯人から連絡がきて、こっちに向かっているみたいです!出来るだけ早く来てください!!お願いします!!」
「あなたの住所、氏名、電話番号をお願いします。」
「えーと、住所は世田谷~~~~マンション607号室、名前は北風 三木です。電話番号は080~~~~です。」
「分かりました!現在、付近にいる警官数名がそちらに向かっています。出来る限り犯人に情報を与えないようにして、隠れてください。玄関に人が来ても、複数人で無い場合は出ないようにお願いします!」
「分かりました!」
念の為、住所や電話番号の確認をした後、電話を切る。
「お願い、早く来て!怖い、怖いよ・・。」
ベッドで丸くなりながら、早く警官が到着するのを祈る。
恐怖に怯えていると、スマホが鳴った。
「確か、相手に情報を与えちゃダメなんだよね。」
それから5分経ったが、一向に着信がおさまらない。空腹が収まらない
「大丈夫。大丈夫。このマンションはオートロックだから、簡単には入れないはず。玄関とか窓の鍵もしっかり閉めた。問題は無い。」
止まない着信に怯えていると、突如着信が収まった。
「終わった?怖いよ。早く警察来てよ。」
「・・・・・・怖い?大丈夫だよ?僕がいるからね?でも、警察に助けを求めちゃだめだよ?」
「何で⁉何で繋がってるの⁉出て無いじゃん!!」
何故か机にあるスマホが、あいつと通話が繋がっていた。
「何でよ⁉クソッ!!クソッ!!何で切れないのよ!!何で!!何でよ!!!」
何回もスマホの通話を切ろうとしたり、スマホ自身の電源を落としたり等、試してみたが一切反応しない。
「もう!!こうなったら!!」
スマホを思いきり何度も叩きつけた。床や冷蔵庫等、堅い物に向かって。
「はぁ、はぁ、はぁ。流石に壊れれば使えなくなるでしょ!!」
反応の無いスマホを床に置きながら、ベッドに戻る。
「本当に何なのよ!!何故か警察に電話したことも知られてるし!まだ着かないの?警察は!!早くしてよ!!」
そんな風に愚痴を呟いていると、あまりの恐怖からかトイレに行きたくなってきた。
そんな場合じゃ無いのは分かってはいるが、いつ来るか分からない警官を待ってはいられない。はっきり言って部屋の中は安全だろうし。
ベットから降り、トイレに向かう。
「チッ。何でトイレに行くにも怯えなきゃいけないのかしら。」
少し早歩きになりながらも、トイレに入る。
「ふうっ。取り敢えず何も無かったわね。警官も来ないし、使えない奴らばかり周りに集まって。私って本当に不幸よね!」
「・・・・・・・・・・・・・ゅりちゃん・・・・・」
「あーもう最悪!!あいつの気色悪い声が頭から離れない。慰謝料とかもらえないかしら?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ユリちゃん。」
「本当に私、大丈夫かしら?一応病院に言っておこうかしらね?」
これからの事を考えていたら。ふと、視線を感じた。
何故か鳥肌が止まらない。
「・・・・・・・・・・・・・ユリちゃん・・・・・・」
「・・・・・ユリちゃん・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・ユリちゃん・・・・・・・ユリちゃん・・・・」
あいつの声が聞こえる。幻聴では無かったようだ。
「何処?どうやって入ってきたの?」
扉に耳を近付けながら、位置を探ってみる。
「足音は聞こえないわね。どうしよう・・・スマホも無いし。」
「・・・・ユリちゃん?」
先ほどよりもはっきりと声が聞こえた。
聞こえてしまったと言った方が良いのか。
「っっな⁉っな⁉な⁉な⁉なん・・で・・あん・・た・・が・・そこに・・」
奴の声を探った時、後ろから聞こえた。何もない後ろからだ。
振り向いた時、私の目に映ったのは、天井から目だけを出してこちらを見ていたあいつだった。
「ユリちゃん!!!」
ちょっと今回は怖いかも。特に、女性の読者はお気を付け下さい。
ー-------------------------------------
「クロスボウって、あんた!!何てことしてくれてんのよ!!これであんたが捕まったら、私の方にもしわ寄せが来るんだけど!!!今、大変な時期なのに!!てかっ!今回の元凶、あんたでしょ!!何でこんな事したの!!今までの頑張りが水の泡じゃない!もう少しで50万人に届きそうだったのに!しかも来週には有名配信者が多く集まるイベントにも呼ばれてたのよ⁉最低でもチャンネル登録者200万人の人達が多く集まるイベントに呼ばれる機会なんて、滅多に無いのに!!ふざけんじゃないわよ!!そもそもあんたが言っている意味、ちっとも分からないんだけど!!誰も逃がして欲しいなんて言って無いし!!そもそも追われてるのは、あんたの方でしょ!!それなら、あんただけ逃げれば良いでしょ!!前から気持ち悪いんだよ!!いちいち『僕ら』『僕ら』言いやがって!誰がお前と付き合うか!!さっさと死ねよ!!」
久しぶりに声を荒げたせいで喉が痛い。これから謝罪動画を撮るために裏声を出さなきゃいけないのに、まぁ少しくらい声が枯れてた方が謝罪してる感が出るでしょ。
まだ気持ちが整理出来ていなかったせいか、いつも以上にキツイ言葉を浴びせたが、別に大丈夫だろう。元々は此奴のせいだし。
「僕、クロスボウで悪い奴らを倒したんだよ!カッコイイでしょ!!カッコイイよね?しかも、ふふっ。ユリちゃん。焦ってるねぇ。焦ってるユリちゃんの表情を観るだけで僕は・・・・・。そんなユリちゃんも可愛いよぉ!可愛いよぉ!僕が助けてあげるからねぇ!僕だけが!僕こそが!!ユリちゃんを助けられるんだ!!!だから、僕と結婚しよぉ?ユリちゃんを僕だけの物にするんだ!!!ユリちゃんを観るのは僕だけで良いんだよ?他の奴らなんか要らないんだ!」
イかれてる。人を殺しておいて、『カッコイイ』?カッコイイ訳が無いじゃない!!異常だわ!結婚とか、自分の顔を見てから言いなさいよ!怖い、一応警察に連絡とかした方が良いわよね?
キモデブからの通話を切り、警察に電話をかける。
数秒後、警察と繋がる。
「もしもし、何がありましたか?」
「さっ、殺人です!!」
「いつですか?」
「いつ?いつかは分からないんですけど、電話をしてきたストーカーがクロスボウで撃ったらしくて。」
「どこでですか?」
「場所も分かりません」
「犯人は?」
「多分、警察の方に書類があると思うんですけど、『草野 武夫』34歳、警察から監視を受けていた人物だと思うんですけど!」
「分かりました!今どのような状況ですか?」
「さっき犯人から連絡がきて、こっちに向かっているみたいです!出来るだけ早く来てください!!お願いします!!」
「あなたの住所、氏名、電話番号をお願いします。」
「えーと、住所は世田谷~~~~マンション607号室、名前は北風 三木です。電話番号は080~~~~です。」
「分かりました!現在、付近にいる警官数名がそちらに向かっています。出来る限り犯人に情報を与えないようにして、隠れてください。玄関に人が来ても、複数人で無い場合は出ないようにお願いします!」
「分かりました!」
念の為、住所や電話番号の確認をした後、電話を切る。
「お願い、早く来て!怖い、怖いよ・・。」
ベッドで丸くなりながら、早く警官が到着するのを祈る。
恐怖に怯えていると、スマホが鳴った。
「確か、相手に情報を与えちゃダメなんだよね。」
それから5分経ったが、一向に着信がおさまらない。空腹が収まらない
「大丈夫。大丈夫。このマンションはオートロックだから、簡単には入れないはず。玄関とか窓の鍵もしっかり閉めた。問題は無い。」
止まない着信に怯えていると、突如着信が収まった。
「終わった?怖いよ。早く警察来てよ。」
「・・・・・・怖い?大丈夫だよ?僕がいるからね?でも、警察に助けを求めちゃだめだよ?」
「何で⁉何で繋がってるの⁉出て無いじゃん!!」
何故か机にあるスマホが、あいつと通話が繋がっていた。
「何でよ⁉クソッ!!クソッ!!何で切れないのよ!!何で!!何でよ!!!」
何回もスマホの通話を切ろうとしたり、スマホ自身の電源を落としたり等、試してみたが一切反応しない。
「もう!!こうなったら!!」
スマホを思いきり何度も叩きつけた。床や冷蔵庫等、堅い物に向かって。
「はぁ、はぁ、はぁ。流石に壊れれば使えなくなるでしょ!!」
反応の無いスマホを床に置きながら、ベッドに戻る。
「本当に何なのよ!!何故か警察に電話したことも知られてるし!まだ着かないの?警察は!!早くしてよ!!」
そんな風に愚痴を呟いていると、あまりの恐怖からかトイレに行きたくなってきた。
そんな場合じゃ無いのは分かってはいるが、いつ来るか分からない警官を待ってはいられない。はっきり言って部屋の中は安全だろうし。
ベットから降り、トイレに向かう。
「チッ。何でトイレに行くにも怯えなきゃいけないのかしら。」
少し早歩きになりながらも、トイレに入る。
「ふうっ。取り敢えず何も無かったわね。警官も来ないし、使えない奴らばかり周りに集まって。私って本当に不幸よね!」
「・・・・・・・・・・・・・ゅりちゃん・・・・・」
「あーもう最悪!!あいつの気色悪い声が頭から離れない。慰謝料とかもらえないかしら?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ユリちゃん。」
「本当に私、大丈夫かしら?一応病院に言っておこうかしらね?」
これからの事を考えていたら。ふと、視線を感じた。
何故か鳥肌が止まらない。
「・・・・・・・・・・・・・ユリちゃん・・・・・・」
「・・・・・ユリちゃん・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・ユリちゃん・・・・・・・ユリちゃん・・・・」
あいつの声が聞こえる。幻聴では無かったようだ。
「何処?どうやって入ってきたの?」
扉に耳を近付けながら、位置を探ってみる。
「足音は聞こえないわね。どうしよう・・・スマホも無いし。」
「・・・・ユリちゃん?」
先ほどよりもはっきりと声が聞こえた。
聞こえてしまったと言った方が良いのか。
「っっな⁉っな⁉な⁉な⁉なん・・で・・あん・・た・・が・・そこに・・」
奴の声を探った時、後ろから聞こえた。何もない後ろからだ。
振り向いた時、私の目に映ったのは、天井から目だけを出してこちらを見ていたあいつだった。
「ユリちゃん!!!」
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。


日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる