15 / 35
オーク肉と冒険者ランク
しおりを挟む ただただショックだった。
現れてくれるなと思っていたリアスが来た。
それだけでなく、彼が謎の女性と密会しているという事実を、この目で見る日が来てしまったことが。
ここからは彼らの横顔しか見えないが、一瞬だけ見えた女性は異国情緒溢れる妖艶な雰囲気を纏った人物のようだった。
きっと、あの見た目だけで男性を陥落させるなど、彼女にとっては容易いことだろうと想像させるほどの余裕も感じる。
見間違いであることを祈って、もう一度彼らを一瞥する。だが、視界に映るのは間違いなく、愛する夫と少しあどけなさ残るエキゾチックな面立ちの美女の姿だった。
――まさか彼女と会うために、ここに来ていたの?
何を話しているかははっきりと聞こえないが、後方から時折女性の楽しそうな笑い声が聞こえる。
そのたびに、この女性はきっとリアスに好意を持っているのだと思い知らされた。
眉目秀麗、高身長、細身ながら鍛え抜かれた精悍な身体を持つリアスは、声も良いうえ賢さまで兼ね備えている。
しかも、彼のまさに黄金比と言えるほど、左右対称の完璧な顔の左目の下には、人間味を感じる小さな可愛いほくろがあるんだから、ほっとけない気持ちも分かる。
それでいて、優しくて健気なうえに真面目だから好きになっちゃうわよね……分かるわ。
――どうしたらいいの……?
あまりのショックに自分が何を考えているのかもよく分からなくなり、ユアンさんの顔を見る。
刹那、ある言葉が脳内でリフレインした。
『ああ、あのときはエリーゼ様への片想いで、恋煩っていたんです。まさに、今のような感じでしたよ』
――まさか、リアスの不調は恋煩い……?
新しく好きな人が出来たから、最近おかしかったのだろうか。そう考えると何だか辻褄があってしまうことに、とても嫌な気持ちが込上げる。
でも、でも……もしかしたら仕事の話をしているだけかもしれない。だって、彼は決して不倫なんてするような人ではないもの。
仮にほかに好きな人ができたとしても、絶対に私との関係を精算してから関係を持つ。
私の知るラディリアス・ヴィルナーとは、そういう男なのだ。
そう思った矢先、彼らの会話の一部が明瞭に耳に入ってきた。
「そんなに好きになって大丈夫? ふふっ」
「本能だから仕方ない……。好きなんて言葉じゃ足りないくらい愛してるよ」
ポタリっ……。
固く握り締めた手の甲に水滴が落ちる感覚がした。
ゆるゆると震える拳を広げ、そっと頬に触れる。すると、氷のように冷たくなった指先が涙で濡れた。
「エリーゼ様」
決して周囲には聞こえない、細心の注意を払ったユアンさんの声が耳に届く。
ハッとユアンさんに集中すると、青筋を立て、見たこともないほど怖い顔をした彼が口を開いた。
「あなた次第です。乗り込みますか? もしそうでしたら、私は全力であなたの味方になりましょう」
さあ、どうする――そんな視線でユアンさんが見つめる中、私は力なく首を横に振った。
「突入しません。もしするにしても、もう少し状況証拠を集める必要があるわ。それに……場所が悪すぎよ」
どれだけショックであろうと、感情任せに今すぐ勢いで突入しても、ろくな事にならないということだけは理解できる。
悪いことはあれど、良いことなど何も無いのだ。
すると、そんな私の意図が伝わったのだろう。
依然としていつもの色気など台無しなほど厳しい顔つきのままではあるが、ユアンさんは少し冷静さを取り戻した。
「確かにその通りです。すみません、少々頭に血が上っておりました」
「……」
大丈夫だとでも言ってあげた方が良いのは分かっている。だが、そんな声掛けをするほどの余裕は、今の私にはなかった。
「っ……! 二人が席を立ちました」
神妙な面持ちのユアンさんが、囁き声で報告してきた。
「一緒にですか?」
「はい。ただ……」
ユアンさんの返事と重なるように、カランカランと店の扉のベルが鳴る。きっと二人が出て行った音だろう。
私はユアンさんの返事を聞く前に、思い切って二人の動向を追うべく背後に振り返った。
すると、一部ガラス張りになった店内に置いてある観葉植物の隙間から、別れる二人の姿が見えた。
「どうやらここで解散みたいですね」
恐ろしいほどに冷静なユアンさんの声が耳に届く。その声を聞き、私は彼の方へと振り返った。
「っ……」
振り返った私の顔が、きっと酷く情けないものだったのだろう。ユアンさんは私の顔を見るなり、痛ましげに表情を歪めた。
「エリーゼ様、今日は戻りましょう。私はあの女をつけますので、母と一緒に先にお帰りください」
「ええ……お願いします」
何とか彼の言葉に返事をした私は、ユアンさんとともに店を出ることになった。
幸い女性は、喫茶の目の前の建物に入っていった。
そのため、ユアンさんは女性を見失うこと無く、私をメリダさんが待つ馬車まで送ってくれた。
「奥様、まさかっ……」
馬車で待機していたメリダさんは、きっと店から出てきたリアスと女性を見たことだろう。
そして今、私とユアンさんの表情とその情報を照らし合わせ何かを察したのか、いつも温和なその表情を悲痛に染めた。
彼女は私が馬車に乗り込むと、嘆きながら私の手を包み撫でてくれた。
ただ、女性といるリアスを目の前にしても私にはまだ彼を信じたい気持ちがあった。
だからだろう。
そのメリダさんの優しく慰めるような手の温かみを感じるたび、私の心はひどく痛んだ。
現れてくれるなと思っていたリアスが来た。
それだけでなく、彼が謎の女性と密会しているという事実を、この目で見る日が来てしまったことが。
ここからは彼らの横顔しか見えないが、一瞬だけ見えた女性は異国情緒溢れる妖艶な雰囲気を纏った人物のようだった。
きっと、あの見た目だけで男性を陥落させるなど、彼女にとっては容易いことだろうと想像させるほどの余裕も感じる。
見間違いであることを祈って、もう一度彼らを一瞥する。だが、視界に映るのは間違いなく、愛する夫と少しあどけなさ残るエキゾチックな面立ちの美女の姿だった。
――まさか彼女と会うために、ここに来ていたの?
何を話しているかははっきりと聞こえないが、後方から時折女性の楽しそうな笑い声が聞こえる。
そのたびに、この女性はきっとリアスに好意を持っているのだと思い知らされた。
眉目秀麗、高身長、細身ながら鍛え抜かれた精悍な身体を持つリアスは、声も良いうえ賢さまで兼ね備えている。
しかも、彼のまさに黄金比と言えるほど、左右対称の完璧な顔の左目の下には、人間味を感じる小さな可愛いほくろがあるんだから、ほっとけない気持ちも分かる。
それでいて、優しくて健気なうえに真面目だから好きになっちゃうわよね……分かるわ。
――どうしたらいいの……?
あまりのショックに自分が何を考えているのかもよく分からなくなり、ユアンさんの顔を見る。
刹那、ある言葉が脳内でリフレインした。
『ああ、あのときはエリーゼ様への片想いで、恋煩っていたんです。まさに、今のような感じでしたよ』
――まさか、リアスの不調は恋煩い……?
新しく好きな人が出来たから、最近おかしかったのだろうか。そう考えると何だか辻褄があってしまうことに、とても嫌な気持ちが込上げる。
でも、でも……もしかしたら仕事の話をしているだけかもしれない。だって、彼は決して不倫なんてするような人ではないもの。
仮にほかに好きな人ができたとしても、絶対に私との関係を精算してから関係を持つ。
私の知るラディリアス・ヴィルナーとは、そういう男なのだ。
そう思った矢先、彼らの会話の一部が明瞭に耳に入ってきた。
「そんなに好きになって大丈夫? ふふっ」
「本能だから仕方ない……。好きなんて言葉じゃ足りないくらい愛してるよ」
ポタリっ……。
固く握り締めた手の甲に水滴が落ちる感覚がした。
ゆるゆると震える拳を広げ、そっと頬に触れる。すると、氷のように冷たくなった指先が涙で濡れた。
「エリーゼ様」
決して周囲には聞こえない、細心の注意を払ったユアンさんの声が耳に届く。
ハッとユアンさんに集中すると、青筋を立て、見たこともないほど怖い顔をした彼が口を開いた。
「あなた次第です。乗り込みますか? もしそうでしたら、私は全力であなたの味方になりましょう」
さあ、どうする――そんな視線でユアンさんが見つめる中、私は力なく首を横に振った。
「突入しません。もしするにしても、もう少し状況証拠を集める必要があるわ。それに……場所が悪すぎよ」
どれだけショックであろうと、感情任せに今すぐ勢いで突入しても、ろくな事にならないということだけは理解できる。
悪いことはあれど、良いことなど何も無いのだ。
すると、そんな私の意図が伝わったのだろう。
依然としていつもの色気など台無しなほど厳しい顔つきのままではあるが、ユアンさんは少し冷静さを取り戻した。
「確かにその通りです。すみません、少々頭に血が上っておりました」
「……」
大丈夫だとでも言ってあげた方が良いのは分かっている。だが、そんな声掛けをするほどの余裕は、今の私にはなかった。
「っ……! 二人が席を立ちました」
神妙な面持ちのユアンさんが、囁き声で報告してきた。
「一緒にですか?」
「はい。ただ……」
ユアンさんの返事と重なるように、カランカランと店の扉のベルが鳴る。きっと二人が出て行った音だろう。
私はユアンさんの返事を聞く前に、思い切って二人の動向を追うべく背後に振り返った。
すると、一部ガラス張りになった店内に置いてある観葉植物の隙間から、別れる二人の姿が見えた。
「どうやらここで解散みたいですね」
恐ろしいほどに冷静なユアンさんの声が耳に届く。その声を聞き、私は彼の方へと振り返った。
「っ……」
振り返った私の顔が、きっと酷く情けないものだったのだろう。ユアンさんは私の顔を見るなり、痛ましげに表情を歪めた。
「エリーゼ様、今日は戻りましょう。私はあの女をつけますので、母と一緒に先にお帰りください」
「ええ……お願いします」
何とか彼の言葉に返事をした私は、ユアンさんとともに店を出ることになった。
幸い女性は、喫茶の目の前の建物に入っていった。
そのため、ユアンさんは女性を見失うこと無く、私をメリダさんが待つ馬車まで送ってくれた。
「奥様、まさかっ……」
馬車で待機していたメリダさんは、きっと店から出てきたリアスと女性を見たことだろう。
そして今、私とユアンさんの表情とその情報を照らし合わせ何かを察したのか、いつも温和なその表情を悲痛に染めた。
彼女は私が馬車に乗り込むと、嘆きながら私の手を包み撫でてくれた。
ただ、女性といるリアスを目の前にしても私にはまだ彼を信じたい気持ちがあった。
だからだろう。
そのメリダさんの優しく慰めるような手の温かみを感じるたび、私の心はひどく痛んだ。
70
お気に入りに追加
78
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)異世界再生!ポイントゲットで楽々でした
あかる
ファンタジー
事故で死んでしまったら、神様に滅びかけた世界の再生を頼まれました。精霊と、神様っぽくない神様と、頑張ります。
何年も前に書いた物の書き直し…というか、設定だけ使って書いているので、以前の物とは別物です。これでファンタジー大賞に応募しようかなと。
ほんのり恋愛風味(かなり後に)です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ボッチの少女は、精霊の加護をもらいました
星名 七緒
ファンタジー
身寄りのない少女が、異世界に飛ばされてしまいます。異世界でいろいろな人と出会い、料理を通して交流していくお話です。異世界で幸せを探して、がんばって生きていきます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる