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アルミネア
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色々と一段落ついてほっとしたら気が抜けちゃったな…
今日は早めに寝よう。今日ならちゃんと眠れそうだし。
今日は野菜たっぷりのナポリタンだけど、ウインナーも入ってる。あとは、肉多めのピザだ。
野菜多めのミネストローネもあるけど、これはそんなに喜ばないだろうから5人分だ。
大きくしたお風呂になら、もふもふランスもちゃんと入れる。
たっぷりと泡立てた石鹸で、大きくなったランスを洗ってやる。
(うーん…気持ちいい…)
ふふっ。濡れねずみでお腹を見せるランスも可愛い。
お湯をかけながら石鹸を落とし、お腹の毛をもふもふする。
今はもふもふじゃないけど、濡れてトロトロになった毛の感触も好きだ。
今日はアロカシアと寝る日だ。お気に入りのクッションを置いて、お腹にもたれかかる。
鱗のひんやり感が、火照った体を気持ちよく冷やしてくれる。
あー…アルミネア、久しぶりだな…
夢の中だろうか?濃い霧がぱっと晴れて、変わらない姿のアルミネアがいた。
『久しぶりね、メイ…やっぱりあなたのその、硬質なダイヤのような魂は変わらなかったわね。
今日からメイは、私達と同格よ。農耕と料理の神。
もう迎える準備は整ったけれど、メイにはまだまだ未練がありそうね…神格は充分得たけれど、まだ地上に影響を及ぼすまでは行ってないみたい。
もう少しだけ時間をあげるわ…なるべくゆっくりいらっしゃい。眷属達と共にね』
うーん…?何か懐かしい夢を見た気がする…まだ、朝には早過ぎるね。もう少し寝よう…
二度寝は流石に厳しかった。
前世だったら二度寝といわず、三度寝でも、いくらでも眠れたのに。
仕方ない。スマホにでも入ろう。メタルは眠る事がないので、いつでも付き合ってくれる。
「なんか最近…というかここしばらく、良く眠れないんだよね…でも具合が悪い訳じゃなくて、むしろ元気で。本当に、何なんだろうね…メタルに言っても仕方ないけどさ」
朝ご飯用のスクランブルエッグをたくさん作り、瓶入りのケチャップを追加で買っておく。
ケチャップもマヨネーズみたくオート作成出来たらいいのに…特にソースは切実に。
ぶた玉にとんかつ。うちのソース消費は多い。
その分、果物を出荷してるから負担にはなってないけど。
これは、カツ丼等も積極的に作るべきか。
作るのが大変なだけで、出費は抑えられる。
でも、卵は1日に5個しか手に入らないから、他の物が作れなくなる。
ピヨちゃんも増やすべき?モーモーの作る牛乳は今の所、足りてるからこれ以上は大丈夫だけど。
コッコを増やす為に、神力を使う…よし。10羽になった。これで1日に10個収穫出来る。
この程度だろうじゃもう、フラフラしたりしなくなった。
専用カスタマイズはロマンだよね。
とはいえ、卵は町に行けば買えるのだが。
でも、中るのが怖いし、いいよね?じゃないと、卵かけご飯なんて怖くて食べられない。
問題は、中ってもあっという間に治りそうな事。
ううん。有難い事だ。加護万歳!
卵がたくさん食べられるなら、
かに玉とか作りたいな。
「メタル、蟹取りに行こう」
水着に着替えて海に入る。空気飴の在庫が少なくなってきた。
凄い!今日はいつも以上に大漁だ!エビも蟹も、次々に見付かる。
うん。この位で許してやろう。…っ?!いつの間に空気飴失くなってた?…でも、苦しくない。私、ちゃんと息してた?
取り敢えず新しい空気飴を口に入れる。意識すると、ちゃんと呼吸してる。
私、ちゃんと生きてるよね?アンデットになったりしてないよね?!
確認したくて、メタルと一緒に農園を出た。…うん。眷属達はまだ、夢の中だ。
もし私に何かあったらこんな呑気に寝てないよね。
アロカシアと一緒に寝てたけど、今はもふもふしたい気分。ベッドに大の字になってるシュガーに顔を埋めると、無意識にゴロゴロと喉を鳴らして喜んでいる。
やがて起きたアロカシアが首をもたげ、ベッドの方を見る。
ちょっとだけムッとしたアロカシアだけど、ため息をついてもう少し眠る事にした。
今日は、レッドコーク狩りだ!
流石に今日はエリー姉様は仕事をするみたい。ごねてたけど、執務室の机の上に山になってる書類を見て、諦めたようだ。
今日も元気に炎を吐いてくる。
「唐揚げもいいけど、親子丼も食べたいね」
卵も増えた事だし、レッドコークの肉ではまだ、親子丼を作った事がない。
卵を使う料理ってかなり多いんだよね…お菓子もだけど。
折角蟹をたくさん手に入れたんだし、茶碗蒸しもいいな…
「えへへ…」
今日も主は絶好調のようだ。今朝はヤキモチを焼いてしまったが、もふもふは主にとって癒しなのだから、仕方ない。
しかし…夕べの神気の高まりは何だったのか。神が主の様子を見に来たのか?
主は呑気に寝ていたが、起きても何も言わなかったし、問題はないのだろう。
もしや空飛ぶ島を移動させてしまった事で、何か物申す事があったとか…けれどそれは、許可を得たようだしな。
幸せ笑顔で多くの冒険者にとって強敵であるレッドコークを倒し、肉を集める…我はチキンステーキが食べたいぞ!
今日は早めに寝よう。今日ならちゃんと眠れそうだし。
今日は野菜たっぷりのナポリタンだけど、ウインナーも入ってる。あとは、肉多めのピザだ。
野菜多めのミネストローネもあるけど、これはそんなに喜ばないだろうから5人分だ。
大きくしたお風呂になら、もふもふランスもちゃんと入れる。
たっぷりと泡立てた石鹸で、大きくなったランスを洗ってやる。
(うーん…気持ちいい…)
ふふっ。濡れねずみでお腹を見せるランスも可愛い。
お湯をかけながら石鹸を落とし、お腹の毛をもふもふする。
今はもふもふじゃないけど、濡れてトロトロになった毛の感触も好きだ。
今日はアロカシアと寝る日だ。お気に入りのクッションを置いて、お腹にもたれかかる。
鱗のひんやり感が、火照った体を気持ちよく冷やしてくれる。
あー…アルミネア、久しぶりだな…
夢の中だろうか?濃い霧がぱっと晴れて、変わらない姿のアルミネアがいた。
『久しぶりね、メイ…やっぱりあなたのその、硬質なダイヤのような魂は変わらなかったわね。
今日からメイは、私達と同格よ。農耕と料理の神。
もう迎える準備は整ったけれど、メイにはまだまだ未練がありそうね…神格は充分得たけれど、まだ地上に影響を及ぼすまでは行ってないみたい。
もう少しだけ時間をあげるわ…なるべくゆっくりいらっしゃい。眷属達と共にね』
うーん…?何か懐かしい夢を見た気がする…まだ、朝には早過ぎるね。もう少し寝よう…
二度寝は流石に厳しかった。
前世だったら二度寝といわず、三度寝でも、いくらでも眠れたのに。
仕方ない。スマホにでも入ろう。メタルは眠る事がないので、いつでも付き合ってくれる。
「なんか最近…というかここしばらく、良く眠れないんだよね…でも具合が悪い訳じゃなくて、むしろ元気で。本当に、何なんだろうね…メタルに言っても仕方ないけどさ」
朝ご飯用のスクランブルエッグをたくさん作り、瓶入りのケチャップを追加で買っておく。
ケチャップもマヨネーズみたくオート作成出来たらいいのに…特にソースは切実に。
ぶた玉にとんかつ。うちのソース消費は多い。
その分、果物を出荷してるから負担にはなってないけど。
これは、カツ丼等も積極的に作るべきか。
作るのが大変なだけで、出費は抑えられる。
でも、卵は1日に5個しか手に入らないから、他の物が作れなくなる。
ピヨちゃんも増やすべき?モーモーの作る牛乳は今の所、足りてるからこれ以上は大丈夫だけど。
コッコを増やす為に、神力を使う…よし。10羽になった。これで1日に10個収穫出来る。
この程度だろうじゃもう、フラフラしたりしなくなった。
専用カスタマイズはロマンだよね。
とはいえ、卵は町に行けば買えるのだが。
でも、中るのが怖いし、いいよね?じゃないと、卵かけご飯なんて怖くて食べられない。
問題は、中ってもあっという間に治りそうな事。
ううん。有難い事だ。加護万歳!
卵がたくさん食べられるなら、
かに玉とか作りたいな。
「メタル、蟹取りに行こう」
水着に着替えて海に入る。空気飴の在庫が少なくなってきた。
凄い!今日はいつも以上に大漁だ!エビも蟹も、次々に見付かる。
うん。この位で許してやろう。…っ?!いつの間に空気飴失くなってた?…でも、苦しくない。私、ちゃんと息してた?
取り敢えず新しい空気飴を口に入れる。意識すると、ちゃんと呼吸してる。
私、ちゃんと生きてるよね?アンデットになったりしてないよね?!
確認したくて、メタルと一緒に農園を出た。…うん。眷属達はまだ、夢の中だ。
もし私に何かあったらこんな呑気に寝てないよね。
アロカシアと一緒に寝てたけど、今はもふもふしたい気分。ベッドに大の字になってるシュガーに顔を埋めると、無意識にゴロゴロと喉を鳴らして喜んでいる。
やがて起きたアロカシアが首をもたげ、ベッドの方を見る。
ちょっとだけムッとしたアロカシアだけど、ため息をついてもう少し眠る事にした。
今日は、レッドコーク狩りだ!
流石に今日はエリー姉様は仕事をするみたい。ごねてたけど、執務室の机の上に山になってる書類を見て、諦めたようだ。
今日も元気に炎を吐いてくる。
「唐揚げもいいけど、親子丼も食べたいね」
卵も増えた事だし、レッドコークの肉ではまだ、親子丼を作った事がない。
卵を使う料理ってかなり多いんだよね…お菓子もだけど。
折角蟹をたくさん手に入れたんだし、茶碗蒸しもいいな…
「えへへ…」
今日も主は絶好調のようだ。今朝はヤキモチを焼いてしまったが、もふもふは主にとって癒しなのだから、仕方ない。
しかし…夕べの神気の高まりは何だったのか。神が主の様子を見に来たのか?
主は呑気に寝ていたが、起きても何も言わなかったし、問題はないのだろう。
もしや空飛ぶ島を移動させてしまった事で、何か物申す事があったとか…けれどそれは、許可を得たようだしな。
幸せ笑顔で多くの冒険者にとって強敵であるレッドコークを倒し、肉を集める…我はチキンステーキが食べたいぞ!
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